五木寛之のレビュー一覧
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なんとか前向きに生きたいと思う。しかし、プラス思考はそう続かない。頑張ることにはもう疲れてしまった―。そういう人々へむけて、著者は静かに語ろうとする。「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう」「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。ブッダも親鸞も、究極のマイナス思考から出発したのだ」と。この一冊をひもとくことで、すべての読者の心に真の勇気と生きる希望がわいてくる
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言ってることはわかるが、やはり背景が古いので、何となく心には響かない。
当時の人々には響いたであろうが。
今の世代には難しいかなぁ。
戦争の頃の話を持ち出されても、想像ができない自分がいる。随所に出されてしまうと、読み進められない。朝の連続ドラマもそうなのだが、戦争の話になると思考停止になってしまう。
こんな自分が情けない。 -
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ネタバレボケは自然の流れの中にある。
親鸞は75歳頃から和讃(歌詞)を書き始めて90で死ぬまで書き続けた。
鼻歌を歌う=ボケてる人で鼻歌を歌う人はいない。
「人は軽気がよき」(蓮如)最後まで軽薄なくらい活動的に生きる。
衰えは、聴力、視力、咀嚼力、歩行力からくる。
ときどき遠くを見て、焦点距離をあわせるトレーニングをする。目をパチクリさせる。上目遣いに見る。上瞼を上げる。
物忘れはほっておかない。執念深く思い出す。
認知症のリハビリ療法には、回想法で昔の話を思い出すトレーニグがある。
一日に3人、知らない人と口を利く。
オレオレ詐欺は寂しいから引っかかる。
聞こえないことをほっておかない。 -
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92歳にしてなお執筆をつづける著者がこれまで接してきた著名人の言葉を綴った本。
目次を見れば十分。
ことばにまつわるエピソードも短い。
もっと深いと思ってた。
はじめに
寺山修司
ぼくはあなたよりも、あなたが読んでいる本に興味があるんだ
徳大寺有恒
命、お預かりします
小林秀雄
人間は生まれた時から、死へ向かってとぼとぼ歩いていくような存在です
八千草薫
激しい豪雨ではなく日本らしい雨期になって欲しいです
秋山庄太郎
鍛えれば歯茎でスルメでも噛めるんだ
三木 卓
ぼくらは同じ刻印を背おった人間だから
藤子不二雄(A)
みんな薄情なんだなあ
犬養道子
世の中はちょっとルーズなほうが住みやすいのよね
深作欣二
嘘をつくなら壮大な嘘をつこう
リチャード・アヴェドン
わたしが撮ると、すべてが美しくなってしまう
石岡瑛子
優秀な人ばかりで作りあげた仕事は、百点はとれても百二十点はとれない
城山三郎
この人、君のお古じゃないんだろうね
芦田伸介
人生、思い通りにはいかないものです
瀬戸内寂聴
鏡花賞ほしいから選考委員やめようかな
林 達夫
その土地に根ざしたものより、移植されて育った植物のほうが強い
大原麗子
やっぱり体温が伝わってくるって、いいね
立松和平
仏教は因果を説く宗教ではない
加藤唐九郎
男なら必ず振り向かなきゃ駄目だ
和田 誠
絵は結局、相手が描くんだよ
阿佐田哲也
ぼくは、普通の職業につきたかったな
小島武夫
麻雀はプロだが、歌は素人だからなあ
高田好胤
新しい割り箸を使って、そのまま捨ててしまうのは勿体ない
ワルワーラ・ブブノヴァ
詩は読むものではありません。歌うものです
野坂昭如
おれは徹底的に偽悪を演じるから、あんたは偽善に徹してくれ
浦山桐郎
原作をどう毀すか、ということ
池島信平
どんなに立場のちがう人とでも、会って話をしなさい
桃山晴衣
母音を美しく発声するには、口をあまり大きく開けないことが大切なのに
奥野健男
これだけ僕が推しても、駄目ですか
星野哲郎
歌も芝居も、ダレ場というものが必要なんじゃないのかな
杉村春子
あなた、トモコと仲良しなんだって?
C・W・ニコル
きちんとひげを剃る。そんなタイプの男が、いざという時に強かったんです
藤澤武夫
若者には祭りが必要なんです
岸 洋子
これ、なんだろう。フカヒレかな?
井上 靖
「わたしの城下町」みたいな歌を書いてみたいと――
石川順三
ジャズってチンドン屋の音楽だよね
矢崎泰久
しごく淡々として明かるかった
馬淵玄三
うまい歌じゃなくて、いい歌をききたいんだ
田村泰次郎
外国人に気やすく謝っちゃ駄目だぞ
野村沙知代
同じ大変な年に生まれたんだから
高橋和巳
この俺にマンボなんか踊らせやがって
吉岡 治
いまは童謡の時代ではないのかもしれない
沖浦和光
あの海にはね、一生ずっと船の上で暮す人々がいたんだよ
ローレンス・ダレル
年老いた作家には、これしかないんだよ
野見山暁治
べつに、なーんもしてません。ただ絵を描いてるだけですよ
半村 良
えっ? キョウカショ?
父・信藏
寝るより楽はなかりけり。浮き世の馬鹿が起きて働く
おわりに -
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周りから遅れを取らないように、気がつけば人生の喜びを後回しにしてまで必死に生きていた日常に、新たな活力を与えてくれた本。
ジョナサンは決して、同調圧力に飲まれることなく、「飛ぶ喜び」を追求する。その生き様に、私ももっと毎日を、自身の人生の喜びを追求するように生きていいのだと励まされた。
また、落ち込んだり、感動したり、また反省したり、一喜一憂するカモメの姿は、愛らしくもあり、私たちも共感できる部分が多々あるのも面白い。
ストイックに飛行の練習を繰り返すカモメの描写を読むと、無性に私も物事に熱中して努力をしたくなってきた。
とはいえ、一日中好きなことをしているわけにはいかないし、嫌でも生きるために働かなくてはならないこの世の中。それでも、読破後の気持ちを忘れないでいたい。
「教えの神格化」など他にも重要なテーマが含まれている物語で、全てを消化するのは難しかった。また間を空けて読み返してみようと思う。 -
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昔に五木さんが体験したことや私が知らない当時の文化人のエピソードなど新鮮な話が多かった。
戦後の大変な時代のエピソードは逞しくもあり、勇気づけられる想いがした。
五木さんは大学生時代はアルバイトに明け暮れており、授業料が払えず大学に休学を申し込むが、その場合未納の授業料を全額払うように言われた。だが、それは無理だと伝えると中退とはならず結局抹籍扱いとなった。中退は一つの公的な資格らしい。著名人の学歴詐称が時々問題になることがあるが、その裏には事情がある場合もあるのかなと思った。
後年、作家として活躍するようになってから大学総長にお会いして未納の授業料を払って中退扱いにしてもらったエピソードは面白かった。
中退も立派な肩書のようである。
相続問題では、両親から物的な資産を相続していないが、目に見えない物を沢山受け継いでいるということに気付かされたとあり、なるほどなぁと思った。 -
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1深く悲しむ―いのちの、真の活性化にむけて
2自分という奇蹟―何がいのちを支えているのか
3風土と人間、そして歌―時代を生き抜くちから
4免疫のおしえ―何がいのちを決定するのか
5「悲しみ上手」の復権―「心の内戦」をこえて
6“慈”の力“悲”の力―痛みを共有すること
7布施と慈悲―人にやさしくあるために
「泣く」のは日本の文化―生きるエネルギーの源とは
9喜びの底にある哀愁―「明るさ」を知り、「暗さ」を知ること
10「生きている」ことの価値―生命の実感を取り戻すこと
11「泣く」ことの浄化作用より深い喜びを知るために
12感情表現の効用―豊かな「喜怒哀楽」に生きる
13「罪」の文化「恥」の文化―日本人の「心」の源流へ
14運命と宿命―人生を生きる上で、大切なこと
人間はだれしも充実した人生を送り、世のため、人のために尽くし、そして輝く星のように生きたい。(略)しかし、平凡に生きる人も、失敗を重ねて生きる人も、世間の偏見に包まれて生きる人も、生きていることにまず価値があり、どのように生きたかなどは二番目、三番目に考えていいことなのではないでしょうか」(本文より)
私たちは生きているだけで、自然と融和し、数えきれないような様々なものに支えられています。あなたが「生きてあること」そのものが、すでにして「奇蹟」なのです‼️著者がこれまで『大河の一滴』『生きるヒント』などの大ベストセラーで語ってきた五木人生論の総まとめとして、未書籍化の講演録に手を入れて刊行するもの。多彩な視座からやさしく、読者に寄り添うように語りかける言葉の数々に、自分を愛すること、許すことへの温かさに包まれる。未書籍化原稿のみで構成された文庫オリジナル作品。 -
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ウクライナ侵攻によりロシアの存在感が高まる中、ロシアという国、ロシア人のものの考え方を知ることが大切である。
前書きには、「人間とは何かというテーマに対して、ロシアを切り口にして人間について語り合った。人間力をつけるための究極の実用書として活用してほしい。」とある。
テレビ映画「捕虜大隊・シュトラフバット」では、捕虜大隊は、下がったら撃ち殺される。諜報部隊のスメルシュは、狼藉を働いた囚人兵を打ち殺し、恐怖である。
ウクライナのクライは、辺境という意味。ロシアとウクライナでは、捉え方が違う。ウクライナ西部のガリツィア地方は、第二次世界大戦中はドイツについた。ロシアとは相入れない地域。ソ連時代はカナダに亡命し、現在はスボボタというネオナチ政党となっている。
スタロヴェールという、ロシア正教の分離派を理解しないと、ロシアは分からない。異端の人間学の、名前の由来か?