五木寛之のレビュー一覧

  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    ちょっとした喜びを感じる感情のひだが大切で小さな幸福が生きる力になる。だから日常の中で自分の好きなこと、自分にとってすごく気持ちがいいこと、幸福感を感じることを大事にする必要性を今一度、思い出させて頂いた。

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    2013年01月09日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    私もポジティブシンキングで考えたいが、常に反対の思考も沸き起こる癖がある。
    「幸福の中に不幸があり、不幸の中に幸福がある」、そんな同居した感覚は五木寛之でなくとも、日本人が持っている感覚だと思う。
    そう感じながらも努力もし、上を目指すだろう。
    移り変わり変化する社会の中で、思考し感じることも変わっていく。
    幸福と感じ、不幸と感じることも、この社会と共にある。
    最大多数の幸福に近づけるために、自助努力で自立し、ほどほどの満足で良しとしなければならない。

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    2013年01月04日
  • 下山の思想

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    とある人生の先輩のメッセージカードに載せられていたのをきっかけに読んでみた1冊。
    その方がおっしゃるとおり、たしかに高齢者向けの本であった。
    とても読みやすくてわかりやすい1冊でもある。

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    2012年12月29日
  • 下山の思想

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    先日出た句会で、ベテランの方が退会されるという…
    その、挨拶のなかで触れられていたのが本書だった。
    ボクは、さだまさしの「飛梅」の一節を思い出していた…

    ーのぼりつめたら下るしかないと
     下るしかないと気づかなかった 天神様の細道

    ただ、どうせ下らなければならない道ならば、
    できることなら、生きてある一瞬、一瞬を満喫して
    下ってゆきたい…そう思うのは当然のことだろう。
    本書のメッセージは、いたってシンプルだ。

    ーどんなに深い絶望からも、人は立ちあがらざるをえない。
     核に汚染されたあぢ地にも、雑草は生え、樹木は根づいてきた。
     しかし、と、そこで思う。私たちの再生の目標は、どこにあるのか

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    2012年11月26日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    ネタバレ

    入社してすぐに(もう15年以上前に)1~5巻くらいまで買って通勤電車で読んだ記憶がある。引っ越しですべて処分してしまったが、気になる最初の巻だけ再度購入した。
    ある章に書かれていたマーク・トゥエインの「優しいだけが・・・」のフレーズが当時、すごく気にいっていた。「トム・ソーヤの冒険」の作者なんて当時は知らなかったけど。

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    2012年11月26日
  • 下山の思想

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    思想について論じられているのかと思いきや、まさかのエッセイ。

    日本は確かに円熟期にあるのだろう。
    日々変わっていく世の中で、下山のように落ち着きゆっくりとした気持ちを持って、それでも登っていきたい。

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    2012年11月20日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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    ☆天上天下唯我独尊
    :宇宙にたったひとつの自分、そのことだけで、かけがえのない存在

    ☆年に二度は上手に風邪をひく
    :発熱や下痢は体のバランスがくずれた時の自浄作用、無理に薬で抑えてはだめ

    ☆往く川の水は流れてもどらない
    :ガンを含めて全ての病気は治らない、うまく付き合え

    ☆腰痛の原因は複雑
    :こころも影響している

    ☆他力
    :もう無理だ等考えるのは無駄、いけるところまで行けばよい。もし行けなくなったら神様が休めと言っているのだ。自力だけでは無理、ヨットは他力(風)がなくては動かない

    ☆光と影は一体
    :光だけを増やせと言っても無理な話。ストレスもいっしょ

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    2012年11月11日
  • 下山の思想

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    五木寛之さんの作品を読むのはいつ以来でしょうか。
    思い当たるのは『生きるヒント』シリーズ。もっと遡れば、学生時代、短編小説を何冊か読みました。金沢に縁のある五木さんの過去の小説は、親近感を覚えて金沢に関連する地名を読み漁りました。

    下山の思想とは、少し悲壮感漂うというか、少し消極的・否定的に現在の世相を眺める印象がありましたが、必ずしもそうではありません。こういう時代だからこそ、しっかり足元を見つめる必要があります。

    決して悲観的になるものではありません。


    下山するということは、登ることに比べ価値がないことではない。
    文化は下山の時代にこそ成熟する
    私たちの時代は、すでに下山にさしかか

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    2012年10月27日
  • 百寺巡礼 第一巻 奈良

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    お寺にまつわる言い伝えなどが解りやすく書かれていて、さすが作家さんだなあと思いました。

    室生寺や唐招提寺、東大寺のお話がとても印象的で行ってみたくなりました。

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    2012年10月05日
  • 下山の思想

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    ネタバレ

    これまで遮二無二頑張ってきた日本。てっぺんに向かって盲目的に突き進んできた。
    これからは「下山」の時のように、周りの美しい風景を楽しみながら、足元に気を付けてゆっくりと過ごしていくことがいいのではないかという提言。
    年代によって受け取り方はことなるかも知れないが、共感できる部分は多い。
    ただ、後半に具体的な提案があるのかと思いきや著者のエッセイに。
    これから具体的にどうするかは各自が考えたらいいってことかな。

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    2012年09月23日
  • 蓮如物語

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    蓮如の生涯について、昔話のようにやさしく書かれた作品。
    仏教の難解な言葉は一切登場せず、ただ蓮如の生き方を描くことで蓮如の教えを表現している。
    子供向けに書かれているが、大人が読んでも面白い。

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    2012年09月09日
  • 下山の思想

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    日本は上りの時代は終焉し、どのように下山をすべきか?という下山の美学を描いた話です。確かに、いつまでも上りが続く訳ではなく、山は頂上があって、そこから下る過程まで含めて登山であり、人間はなかなか下りにはネガティブなイメージがあって焦点をあてないように避けようとする傾向があるのは納得で、下山の際に上りにの過程では見えなかったことが見えることもあるというのも深い真理ですね!
    ポジティブシンキング=上昇志向ではないということでしょう。
    のびやかに、明るく下山する気持ちこそ、今の日本人にとって大事な真理であるというのも、無理をした生き方をしないということで、腹におちました。

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    2012年09月03日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 雨の日には車をみがいて

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    筆者のクルマと女の遍歴・・・
    こういう本が受け入れられていたというのは、ある意味幸せな時代だったなぁ、と今ではしみじみ思う。

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    2012年09月03日
  • 下山の思想

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    現在の日本のあり方を登山の登頂を終えた帰路、つまり下山のときと受け止めることのススメ。ただし、だからどうすべしという処方箋が与えられるわけではない。下山が暗いわけではなく、もちろん希望に満ち溢れているわけでもないが、淡々と事実を受け止め、静かに対処する様をイメージした。
    論文というわけではなく、エッセーなので、書名から「思想」を期待した分、当てが外れた感があった。
    12-105

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    2012年09月02日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 晴れた日には鏡をわすれて

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    五木 寛之さんの作品はこれしか読んだ事が無いけれど、面白かったです。生きるヒント、大河の一滴など有名ですが、私はコレしか読みたいと思ったモノは無いですね。

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    2012年08月29日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 雨の日には車をみがいて

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    ネタバレ

    クルマが若者の憧れではなくなってどれくらい経ったのでしょうか・・・
    クルマは男のロマンというけれど、あの時代、どれだけロマンチックな存在だったかすごくよくわかる1冊です。

    女子でもクルマが特に好きでなくても十分楽しめました。
    個人的には最初の話が好き。

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    2014年03月20日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    ネタバレ

    格差社会の中で、一流の会社に勤めることが幸せとは言えない。少子高齢化社会の中で長生きすることだけが幸せではない。何が幸せなのか、新幸福論では、語られていない。美しいものに触れるなど小さな幸せを大切にしたいと筆者は最後に述べていた。

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    2012年07月31日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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     タイトルは「新・幸福論」。「新」というからには、元となる「幸福論」があるのでしょう。アランの「幸福論」を意識したのかもしれません。アランの著作が「論」というより「幸せ」をテーマにしたプロポ(哲学断章)であったのに対し、こちらは五木氏得意のエッセイ集です。
     本書を通底している五木氏の思考は、決して幸せになるための「明るく活力に満ちたプラス思考」ではありません。「普通の人びと」の視点から現実をとらまえて、ある種の諦観も心に持ちながらの生きる姿勢を書き綴っています。

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    2012年07月28日
  • 林住期

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    人生を四期に分けると、五十歳から七十五歳を林住期というそうな、林住期こそ人生のピーク!真に人間らしく生きる季節だそうだ。今の自分に何とも心強い説である。

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    2012年07月10日
  • 霊の発見

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    鎌田さんが不眠に陥った理由が面白かった。五木さんは霊は信じてないけど霊的なものは信じてる感じ。この発見シリーズでは気の発見が1番面白い。

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    2012年06月20日