五木寛之のレビュー一覧

  • 青春の門 第三部 放浪篇 【五木寛之ノベリスク】

    Posted by ブクログ

    段々とだらけてくる物語。
    意味の無い話の展開に鼻白む。が、どういうわけか読みこんでしまう。
    そう、意味の無い話の展開こそ青春だ。
    いま考えても訳のわからないことを訳の分からない展開でなんとなく納得していた若き日の自分がある。
    そういう意味で読みこめたのかもしれないが、まあなんというかだるいことに変わりなく。

    0
    2011年05月22日
  • わが人生の歌がたり 昭和の哀歓

    Posted by ブクログ

    お母さんの死について書いてある箇所が、ギュウっとなった。夢見た新天地で、骨と皮だけの小さな体になっていく…「人生って」と思わずつぶやいちゃうけど、後に言葉が続かない。

    五木さんの本は初めてだったけど、読みやすく、これからチャレンジしたいと思いました。

    戦争中にも、人々が歌を歌っていたのが、まずびっくりで。声も発せられない、聞こえるのは悲鳴や怒声や泣き声だけの時代と思っていたから。
    生きるって、無感情ではできないことなのかも。

    異国の地で、父親が日本刀をコレクションしていたとか、写真の中の若かりし母親はモダンガールだったとか、子どもながらに親の気持ちを察する様子に、私は共感しました。

    0
    2011年05月19日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

    Posted by ブクログ

    筑豊の泥臭い男の青臭い青春群像。本当に青春時代に読んでおいたほうがいいかもしれない本。自分ですら少し引くくらいの汗臭さなので、平成生まれがこれを読むとどんな感想を抱くのかに興味がある。

    0
    2011年05月08日
  • 青春の門 第七部 挑戦篇 【五木寛之ノベリスク】

    Posted by ブクログ

    「青春の門」30年振りに続編を読んだ。ガムシャラに自己を問い、新しい環境に飛び込む信介の姿に、清々しい気持ちになる。11.5.3

    0
    2011年05月03日
  • 人間の覚悟

    Posted by ブクログ

    一日一日を感謝して生きること
    生きてるだけで素晴らしい
    そこには壮大な営みがある
    あきらめる 明らかに見極める
    生きることははかない
    業を背負って生きる 悪人
    けして楽なものではない

    0
    2011年04月12日
  • 人間の覚悟

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょうど、地震や津波、原発問題で心が揺れているこの時期に、タイムリーな本でした。めぐりあわせ。今回のことで、生き方に悩む人はぜひ一度読んでみてください。

    「それ以来、私は、地震や津波が来たりして政府が『動くな』と言ったら、すぐに逃げるつもりですし、逆に逃げろと言ったら動くまいと思っています。どれだけ国を愛していても、政治のシステムが民衆を最優先するとは考えませんし、たとえば新型インフルエンザは心配ない、と言われたら逆だろうと考える。」

    「・・生き延びて、引き揚げてこられた人間は全部悪人なのだ、そういう意識は一生、自分の中から消えることはありません。こうして生きている自分も悪人なのだと覚悟し

    0
    2011年03月20日
  • 人間の覚悟

    Posted by ブクログ

    覚悟とは、現実をしっかり見極める、うけとめるという著者の考えも理解した。
    そのうえで自分のしたいように生きていきたいと思った。

    また、ボケた老人に尊厳はあるのかという問いに対する著者の答えは、新しい発見につながった。

     なにかのせいにせず自己責任で生きていくのは時として、自己否定につながってしまうときもあるのではないかと思う。けど他人のせいにもしない。ようは天命だと思ってうけとめるのがいい と自分と交えて結論づけた。

    0
    2011年05月07日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

    Posted by ブクログ

    筑豊編に比べて登場人物の面白みが無い…というより私好みがいないだけかも。まどろっこしい感じが逆にリアル。

    0
    2011年03月01日
  • 人間の覚悟

    Posted by ブクログ

    「覚悟」とは「諦める」こと。
    「諦める」とは「明らかに究める」こと。
    つまり総じて「覚悟」とは、希望でも、絶望でもなく、事実を真正面から受けとめることであるという。
    なるほど。お見事!

    0
    2011年12月13日
  • 息の発見

    Posted by ブクログ

    お互いの良いところが出てる対談。五木氏がちょっと主張が強いかな?玄侑氏は説得力がありますよ。あと、所々に出てくる呼吸の仕方は確かに落ち着く!

    0
    2010年11月16日
  • 林住期

    Posted by ブクログ

    五木さんの文章は、とても読みやすい。この本についていえば、説得力があるというより、同じことを何度も何度も力説している感じ。そこがまさに、この世代向けという感じもしました。色々な意味で、転機を迎えるお年頃。少し気分が軽くなって、自由な心で次のステージへ進むことができれば、とても素敵な人生の応援歌になると思いました。

    0
    2010年10月31日
  • レッスン

    Posted by ブクログ

    20年近く前の作品の改訂版。まぁ、シンプルで軽く薄い(笑)映画化を意識してたんじゃないかな、ヒロインは黒木瞳、友達役が秋野暢子、杏子は・・掘北ちゃんは無理かななんて(笑)五木作品は「戒厳令の夜」までほとんど読んでいたと思う。エッセイ中心になり何となく遠ざかった。堅苦しくないし、洒落てるってより少し気障だが、気楽に読める。

    0
    2010年08月27日
  • 人間の覚悟

    Posted by ブクログ

    戦後の復興期を躁の時代といい、バブル崩壊以降のこの停滞期を鬱の時代と表現する。確かにそうかもしれない。そして「覚悟」を決める時期であると続く。覚悟とはあきらめることであり「明らかに極めること」。事実を真正面から受け止めること。ただ、今一つピンとこない。著者の主張の本質にたどり着いていないからかもしれないが、「枯れたように生きること」と感じた。それはなんだか違うような気がする。

    0
    2010年08月12日
  • 人間の関係

    Posted by ブクログ

    タイトルとおり人と人との関係をテーマにしたエッセイ。
    夫婦だったり、他人だったり、友達だったり。色々な距離感の人について述べられております。全体を通じて感じるのは「他者に過度に期待しちゃだめ」といったことでしょうか。確かにその通りで見返りを求めての行動は本物ではない気がします。ある人を助けるような行為もやりたいからやる、それをやっている自分が好きというモチベーションで動くべきで、決してその人からの感謝を期待して動くべきではないということですね。

    以下抜粋
    「慈」の愛と、「非」の愛。
    言葉を換えれば、励ましと慰めとなるでしょうか。慈の愛は、人々を立ち直らせ、勇気づけ、元気づける愛。そして、高い

    0
    2010年07月18日
  • 雨の日には車をみがいて

    Posted by ブクログ

    ひとつひとつが短編になってて読みやすいけど、全部がつながってる。車に詳しくない私には、実際のところ主人公がどんな外観の車に乗ってるかがわからなかったけど、全てに物語があるんだなというのは、わかった。車好きな人にはオススメの一冊。そのときに乗っていた車には、きっと思い入れと思い出があるはずだから。

    0
    2010年04月21日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

    Posted by ブクログ

     よくしなう枝は折れない

     生きている限り そまざまな負荷が心にも体にもかかってくる
      そののしかかった重圧を しなうこと 

     折れないためには 突っ張らないことだ



     健康法は目の色を変えてやらない 「趣味は養生です」くらいがよい

     あす死ぬとわかっていてもするのが 養生である

    こんな感じでした。

    0
    2010年03月19日
  • 人間の覚悟

    Posted by ブクログ

    2010/3/10

    仏教と絡めた人生観で、なかなか興味深かった。

    諦めるとは受け入れるということ。それが覚悟。
    愁いのない人生などない。老いという変化を受け入れること。
    時代は下り坂だが、それに合わせた生き方がある。
    アニミズムは大きな可能性をもっている。日本の強みになる。
    生きているということ自体に価値があるから、生き方を問う必要はない。

    0
    2010年03月11日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

    Posted by ブクログ

    代理店に勤める早稲田の文学部出の男子と話していて、「ど真ん中本」の話になり、彼があげたのがこの一冊。第6部まであるんだ~。なんか、映画を観ているような感覚。昭和初期の男女はいいね。「きっぷ」のいい人はかっこいい。

    0
    2009年11月08日
  • 運命の足音

    Posted by ブクログ

    一遍は古風なラップ。狂乱の念仏踊り。ドストエフスキーは饒舌体ライブ哲学。私は無宗教。それってアイデンティティないし。IDパスはいつだって英数半角4字以上。クリスマス。お盆お月見。墓参り。合掌。あなたはいったい何を精神的な拠り所としていますか?たぶん多くの日本人がもじもじするだろう。もし今からみんな和服で世間を歩き出したらそれが普通だったら。それは面白いかも。と誰でも一回は思ったことがあるはず。刀はまずいけどね。どうしても日本人らしさってのが自分たちになくってずっと戸惑っている。だけど和服を着たら何か変わるような気がしないでもない。涼しいと思う。気持ちが。ね。まずは。

    0
    2011年09月15日
  • 百寺巡礼 第七巻 東北

    Posted by ブクログ

    日本中色んなところへ行ったけれど、岩手・秋田・山形にはまだ足を踏み入れたことがなく、そういうこともあって、九州生まれの私にとって東北は何だか奥が深くてまだまだ底知れない感じがする地方なのだけれど、巡礼の旅の第7巻は東北のお寺を巡りながら松島や中尊寺以外は聞いたこともなく、益々その感を深くする。
    そこかしこに伝わる慈覚大師円仁の存在の大きさを認めながら、朝廷の“平定”によって新しい文化としての仏教が東北に入り込み、明らかに異相のものが東北の風土の中に根付いていく過程を見る。
    そしてそこには京都や奈良の煌びやかな仏教文化とは異なる東北ならではの質朴なる仏教の有り様が。
    私たちは、中央の人々の目から

    0
    2020年09月14日