五木寛之のレビュー一覧

  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    学生時代に読んだが,いまの歳になって、
    この本を 読むとは思わなかった。

    伊吹信介 が 記憶していることから、
    18歳となり 大学に行く ところで、おわる。
    昭和という時代が,雰囲気として立ち上る。
    みんなが 飢えから 解放されようとしていた。
    しかし,時代の動きが あまりにも,排除されているような気がする。
    私小説的な手法になりすぎている。

    信介は 重蔵の息子であることに誇りを持ち
    父親に助けられながら,自分であろうとする。
    図抜けた存在ではないが,義理 という言葉が
    妙に似合う 若者である。

    年長者に対する言葉遣いなど いまの時代からみると
    難があるが,許される範囲であるかもしれない

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    2013年11月27日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    先に著者が上梓した「親鸞」は親鸞の生い立ちが分かって勉強になった。本激動篇は親鸞の生き方考え方を知ることを期待したが、上巻を読んだ限りではまだ良く分からない。また小説の物語としては少し面白みに欠ける。下巻の結末に期待したい。

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    2013年11月14日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    一気に7巻『挑戦編』まで読み切った。
    この筑豊編を読み終えた時は「これは久しぶりに面白い本に出会った」と思ったが、2巻、3巻と読み進めるうちに段々とつまらなく...
    7巻に至っては急に作者が変わったのかと思うほど、違和感を覚えた。

    織江とどのような結末を迎えたのかなど、色々ときになることもあるが、8巻は刊行予定が無いらしい。ただ、そこまで読みたいというわけでもなくなってしまった。

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    2013年11月09日
  • 無力 MURIKI

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    著者は、浄土真宗の他力の思想に深く共感しながらも、しかし同時に自力をも否定しない。それどころか、どちらか一方を採用する二分法的な考え方自体を改めなければならないとする。そして花田清輝の「楕円の思想」(真円の中心点は1つであるのに対し、楕円は2つの中心点を持つ)を引き合いに出して、自力と他力という2つの力点間を自在に往復し、どちらにも偏らない(力まない)生き方=「無力(むりき)」を提案する。

    「本来、人間は時に右へ、時に左へと揺れ動いていくものなのに、その認識を欠いたまま、どちらに落ち着きたがっているような気がしてなりません」(p.65)

    少なくとも現代社会において、このようなどちらにも落ち

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    2013年10月31日
  • 人間の関係

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    誰かのオススメで読んでみた1冊。印象的だったのは、作法の話ですかね。お茶や武道の稽古の帰りに、車で無理な追い越しや割り込みをしていたんじゃ意味がない。学んだ作法が全ての動作や人間関係ににじみ出るのがほんと。確かに。これは、例えば自転車のマナー向上を自転車に乗ろうっていう形ではなく、他のことでマナー向上を促すこともできるんじゃないかなとか思いました。自分も、ひとつ作法について学んでみるのもいいかもしれないな、とか思いました。

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    2013年09月25日
  • 下山の思想

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    著者によれば、現在の日本は下山の時を迎えているという。
    敗戦後、先進国を目指し世界第二位の経済大国に上り詰めた。
    ここまでが登山である。
    バブルで頂上を迎え、今は下山の時であるという論旨である。

    登山でも実際に下山時の方が遭難が多いと聞く。
    いかに上手く下山するかは大事であることに同意する。

    たしかに欧州の先進国がそうであったように、今後の日本は経済的に大きな発展は見込めず、ある意味で国家として成熟していく時期だと思う。
    そういう成熟していく下山であれば良いが、後半で書かれているノスタルジーのすすめは馴染めない。

    同意できる部分もあるが、価値観が合わない部分も多く、いまひとつすっきりしな

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    2013年09月10日
  • 下山の思想

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    上り坂、下り坂、栄枯盛衰、そして人生において、社会でも、国家にも当てはまるだろう。改めて、下山と名をつけ、語られる内容には、大きな意味があるのか?大戦後、日本は発展を遂げ、世界でも屈指の経済大国になった。バブル、経済低迷、近隣諸国の台頭、中国の発展。今からは、緩やかに下山もよいではないか?
    同様のことは過去の歴史の中で繰り返されてきたことだと思う。先哲の意見を参考にしたいと考えるものである。


    疑問
    ・現代では60歳(定年)が下山を始める歳か?
    ・下山は、あきらめや放棄ではなく新しい物差しで人生を成熟させるものである。ゆっくりと振り返りながら、到着点では安心。善悪という二者択一の決め方は当て

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    2013年08月26日
  • 人間の覚悟

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     自分は思っているほど完璧ではない。むしろ、瑕だらけである。にもかかわらず、多くの人はそれに気付いていないか、あるいはそれに気付かないふりをしている。だから「自分は大丈夫」「自分に限って……」というような思考に陥ろうとするのである。

     本書は五木さん流の「覚悟のススメ」。どうせ完璧ということには、なりっこない。だったら、それを「覚悟」し、そのうえでの行動を考えるべきではないか。

     日本は所詮小国。今後、世界を引っ張るほどの力は復活しないのではないか。
     心に「愁い」があるのは当たり前。「鬱」には誰もがなる。
     「悪」はみんなの心に等しく存在する。

    などなど。つい、根拠もなく期待してしまっ

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    2013年08月05日
  • 下山の思想

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    前半部はさらっと読んでしまい、私には心打つものではなかった。
    が、後半は頷く事多し。今後の生き方の参考になった。読み手の年齢やおかれた環境によって、感想はかなり異なると思われる。

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    2013年08月01日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    はっきりした意思があるのかないのかよく分からないまま
    結構なお歳を召してしまった超絶草食系おじさん親鸞が、
    いよいよ、ついに、満を持して、
    なにかしらしなきゃいけないかもしれない!と思い立つまでの話。
    下巻は完結編までの繋ぎかなーという趣だけど、
    オールスターズ的な展開もあって熱いです。

    自分としては浄土真宗ってキリスト教に近いような気がしています。
    念仏というのは純粋な祈りであるわけで。
    ナムアミダブツって、アーメンと同じニュアンスじゃない?

    最後の心のよりどころ。暗闇の中の一筋の光。
    すべてに感謝するための所作。
    なむなむ。

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    2013年08月01日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    親鸞の関東での生活を描く。
    親鸞が念仏とは何かという本質に迫りつつある。あくまで小説であるので、そのままに受け止めることはできないが、第三部でどういった結論に至るのか楽しみ。

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    2013年08月01日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    越後に流されたあとの話。
    やや話のテンポがおそくなったように感じるが、都で法然のもとで学んだ念仏を自分のものに昇華させようとしている様がえがかれる。
    下巻でどうなるのだろうか、気になる展開。

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    2013年07月24日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    相変わらず浄土真宗開祖の話とは思えない冒険活劇。どったんばったん。

    前作は子供から大人への成長譚だったのですが、本作「激動編」の親鸞は初めから結構いい大人。
    さすがに貫禄も出たろうと思ってたんだけど、どっこい持ち前の草食男子っぷりは健在で。
    もう、なにしろ全然自分で決められない。いろんな事を。
    見た感じお坊さんなもんだからまわりにいろいろ聞かれるんだけど、
    んー、え、ちょっと、分かんないです。逆にどう思います?という相変わらずの調子。
    しっかり親鸞!ちゃんとして!
    それでも実直な言動で次第にまわりに味方が集まってきます。
    というか、誰かが守ってあげないと、このひとまるで生きて行けないもんだか

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    2013年07月24日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    「親鸞」続編。親鸞が政治的弾圧により流刑にされた越後、そして関東での生き様を描くエンターテイメント小説。
    前巻では法然との出会いや教えまでで、実質的な布教や思想は激動編と期待していたが、前巻以上にエンターテイメント性が高く、伝記、思想的葛藤の掘り下げは浅く、特に思想的な部分は殆ど説得力がない。歴史小説として読まずに冒険・エンターテイメント小説として読めばそれなりに面白い。

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    2013年07月14日
  • 無力 MURIKI

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    「むりき」
    ついに「力」と決別する時がきた。自力か他力か、人間か自然か、心か体か、生か死か―あらゆる価値観が揺らぎ、下降してゆくこの国で、私たちはどういう姿勢でこれからを生きていけばいいのか。いいね、これ。

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    2013年06月16日
  • 人間の覚悟

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    生き方についての哲学書。
    古典的なニュアンスを持つが、現代の若者から共感されそうな生き方を説いていると思う。
    現代の若者とはいっても、自己啓発していつか成功してやる、という野心的な方ではなく、時代の流れに任せて、自分の裁量を自覚して今を生きる方。
    1日1日を大切に、1歩1歩自分の頭で考えて生きる、そういう考え方を学べた本です。

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    2013年06月05日
  • 無力 MURIKI

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    「明日のことはわからない」ということをわかっている人は、「明日のことなどわかっている」というひより、5割ぐらいはマシ

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    2013年05月20日
  • 人間の運命

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    人間の運命は変えられるのか?「宿業」についての考えが書かれた本。五木さんの終戦時の強烈な体験から考察されている。

    確かに変えられない運命を背負って人は生きていると思う。でもその中で少しでも良く生きたいと思ってもがいているのではないだろうか?だから本も読む。

    ただ誰かが「よく生きる」影にほかの誰かの犠牲があるというのは、これまで考えたこともなかった。確かにそうかもしれない。

    社会のある一定割合が落ちこぼれたり、イジメがなくならないことの根源はそういうことなのかもしれない。

    何を書いても軽い気がする…。頭の良い人って、みんなこんなこと考えているのかな?凡人で幸せなのかもしれない。

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    2013年05月09日
  • 無力 MURIKI

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    実に五木さんらしい著書。
    白か黒か、はっきりさせるのではなく、そのあわいを揺れ動く。
    それこそが世の中の真実ではないか。
    有力ではなく、無力でもなく、無力(むりき)。
    読んでる間にちょっとくどい気もしたけど、そんな本でした。

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    2013年05月03日
  • 選ぶ力

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    時代がどのように変動しても価値が変わらない資産としての健康。

    人間の歯は50年ぐらいで使えなくなるようにできている。

    日本には100歳以上の長寿者が5万人ちかくいるが、その約80%が寝たきりの状態におかれている。

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    2013年03月31日