五木寛之のレビュー一覧

  • はじめての親鸞

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    「人間・親鸞をめぐる雑話」というタイトルで、三回にわたっておこなわれた著者の講演をまとめた本です。

    網野善彦の研究以来広く知られるようになった中世のアジールに生きる人びとに目を向け、体制の外で生きる彼らの間で親鸞の教えが受け入れられていったという、著者らしい解釈がやさしく語られています。

    著者の親鸞解釈には、宗教的な次元をヒューマニズムに平板化してしまっているきらいがあり、個人的には納得できないところがあるのですが、それでも小説の『親鸞』三部作には人間としての親鸞の魅力が十分に描き出されていておもしろく読めました。本書には、小説のように物語の力によって読者を引っ張っていくような魅力はありま

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    2017年12月03日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    範宴は比叡山を降り、綽空と改名し、さらに法然から秘伝書である選択集を授かったときに、善信と改名し、越後に遠流の刑となったときに、親鸞と改名した。

    恋あり、チャンバラあり、政争ありの俗世間にまみれた僧の話。

    仏道のみならず文化全体の最高学府としての叡山

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    2016年07月14日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    平家が廃れ源氏の世になろうとしていた時代
    後白河法皇は武力ではなく歌の力で世を治めたいとしていたとか

    忠範は口減らしで出家し、比叡山の僧となり、範宴となった。己の煩悩に悩み、仏とは何かという根本的な問いに悩み、今の仏道が弱き者の為にという本来の姿ではなく、貴族などの為にあることに疑問を感じていた。

    比叡山を下り、世俗の中で仏道を、己を見つめ直すことにした。

    意外と読みやすい。

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    2016年07月09日
  • 生きるヒント3 ―傷ついた心を癒すための12章―

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    再読。
    だいぶ昔に読んだことがあったのだけれど、ところどころ内容を覚えていた。
    カモメのジョナサンのくだりや、ボランティアについての部分など。
    この本の記憶だったのだなぁ。
    仏教がからんだお話しも多く、五木さんの人となりが感じられた。
    大学生の時、先輩と「対治と同治」について話し合ったことを、懐かしく思い出しました。

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    2016年06月05日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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     浄土宗の開祖が法然で、法然の弟子の親鸞は浄土真宗の開祖である。違いは浄土宗を継承発展させたのが浄土真宗なのだとか、浄土真宗も後年には東本願寺・西本願寺・大谷派と分派する。同じ念仏仏教の雄、日蓮宗の開祖、日蓮について気になるので調べてみると、日蓮が親鸞より49歳年下で同じ時代を生きていた。ネットで調べるとお互い知ってはいたがあったことはないらいしい、いろいろと興味は尽きない。

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    2016年05月11日
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 風に吹かれて

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    1960年代くらい、五木寛之 30歳代くらいのエッセイ

    当時既に死語になりつつある赤線
    GOGO ダンス?という私にはよく分からない、当時流行のダンス

    当時の空気を何となく感じることが出来た

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    2016年05月08日
  • 生かされる命をみつめて<自分を愛する>編 五木寛之講演集

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    本文より
    【ことば】へのこだわり

    人間はことばによって歴史を作ってゆく。

    文化もことばで伝達され、経済も政治も、じつは戦争も、みんなことばというものによって作り上げられていく。

    このことを考えると、ことばをきちんと学ぶ、ことばをきちんと整備するということが、人間として生きる上での一番大事な基本だと考えていいと思う。

    尊敬する他の方も、同様のことを仰ってる。
    ことば大事にすることが人生を豊かにするのではないかと思いました。
    また、ユーモアの大事さも知ることができました。

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    2016年04月20日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    「念仏をとなえて浄土へうまれる」修業、学問、悟りを求めること不要と法然は説くのだった。彼は範宴(若き日の親鸞)と同じ比叡山で修業し、将来を約束されたがなぜ下野へ下ったのか、その教えが多くの民衆に受け入れられる意味とは・・・下巻につづく

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    2016年04月13日
  • 青年は荒野をめざす

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    自分のジャズトランペットに足りないものは何か?
    を求めて旅に出たジュンイチロウ。

    ロシア、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、スペイン、ポルトガルと旅を続けながら様々な人に出会い経験を積む。

    音楽とは人間である。技術や知識も大切だが奏者の苦しみや喜び、葛藤を込めれなければそれはいい音楽とは言えないことを実感する。

    まだ若い主人公は生きる意味を求め、自分の中の未知なる荒野を目指して旅を続ける。

    ストーリーも登場人物もよかった。読んでいてのめり込むような面白さがあった。日本人の主人公がやたら外国でモテるのは ? だったが。

    自分の中にもまだ荒野はあるのだろうか?

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    2016年04月10日
  • 異端の人間学

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    五木寛之の本はあまり読んだことがない。「さらばモスクワ愚連隊」「蒼ざめた馬を見よ」が世に出た頃は当方は小学低学年だったし、その後もこちらのストライクゾーンに打てる球がくることがなかった。近年は「親鸞」など仏教に関連した著作や探訪記を書かれているのは知っていたが、手を出していなかった。

    佐藤氏が博識を披露する対談だろうと思ったが、五木氏が異端の信仰の口伝を収録しているとのエピソードに驚き。
    アンタは宗教学者か民俗学者か!。五木氏への認識を改めなければ。

    ロシア人については、残忍で極端な情熱家で詩人への尊敬が強いことが語られるが、ついていけないなあというのが正直な感想。ウクライナ、ポーランドの

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    2016年03月20日
  • 下山の思想

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    経済が停滞気味の日本、上昇しなくてもゆっくり下降してもいいのではないか、と。登山を例に、下山するときこそゆっくりと周りを観察し、思いをはせて降りる事こそ次につながる力を生み出すというモノの見方に関心させられる。ただ、途中からは彼の思いついたことが書き綴られている随筆になっている。

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    2015年11月29日
  • 下山の思想

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    比較的軽い随筆。その中で、平安末期の大変動期の厳しい時代に、今様が平民から流行して貴人まで歌われ、また、それまで身分の高い人達のためのものであった仏教が、法然、親鸞、日蓮などの新しい指導者によって民衆のものになってゆく様の記述は、平易かつ理解しやすいもので記憶に残った。

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    2015年11月28日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    どんな内容だか気になってはいたが、意外とドンパチものもあって、エンタメ的に仕上がってはいる。
    深くしようとするといくらでも深くできそうな気はする題材のため、これはこれでいいかも。

    本書は親鸞になって終わる。
    この話にはやはり続きがあるとのこと。その後、どう浄土真宗を開いたかまでやはり読まないといけないか。

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    2015年09月01日
  • 下山の思想

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    けっこうさらっと読めた。
    まあ、暗い世の中、日本全体が下山に向かっているなか、どうすればいいのか。
    確かに登山でも、下山のときの方が怪我が多いとよく言う。
    どんな感じで降りればいいのかを考えないといけない。
    とはいえ、現在の私にノスタルジーは、と疑問。
    年齢によると思った。

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    2015年07月04日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    うーん、要は私には合わなかったということか。
    念仏の論争はなるほどなと思って面白かったけど。
    きっとこの本の魅力は「親鸞の人間くささ」なのだとは思うけど、私にはそこが合わなかった。結局は家族を犠牲にし自分のやりたいようにやってるだけだし、色んな困難に合うけど、自分で何ひとつ解決してない。恵信や周りの人々に助けられての「親鸞」なのに、何を偉そうにと穿った見方をしてしまう。高僧な親鸞とはいえその境地に辿り着くまでは「ただの人」だということか。

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    2015年06月10日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    友達から借りた本
    初親鸞で初五木寛之作品。
    ずっと気になっててようやく読めた。思ってたより読みやすく面白かった。どこまでが史実でどこまでが小説なんだろう。結構エンタメ小説っぽかった。あ、だから読みやすいのか。

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    2015年06月07日
  • 養生のヒント

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    前半の「生」「養生」「病」あたりまではまあそうかなといった具合だが、後半の「老」や「死」の章になって俄然含蓄と説得力を持ってくる。
    著者自身が実践し又思考している生の実践を、淡々とではあるが、研究した仏教等にも絡めながら、独自の死生観を披露している。

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    2015年05月27日
  • 気の発見

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    気のつく言葉が日本語に多いという指摘。気は実体としてとらえられず測定できないが,あるように感じられる主観的経験は測定できる。気が何らかの法則性を持って機能しているならば将来的に測定することは困難ではないだろう(機器の問題はあるけれど)。いや,構成体としての気ということも考えられる。そうであればアプローチは異なる。
    などと頭で考えるより,そこにある現象をいかに解釈し,自分の世界に取り込めるか,または,理解不能なものととして自分の世界の外にとどめておくか,そんな感じがした。

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    2015年05月06日
  • 神の発見

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    積読だったが、気が付いてやっと読んだ。五木寛之とカトリック教会司教の対談。仏教とキリスト教の比較。五木は特に浄土真宗に詳しいのでその辺からの突っ込んだ話が興味深い。自分自身、身内の葬儀の時に浄土真宗のお坊さんの話を聞き、あれ、これはキリスト教の教えに似てるのではないか、、、と思った体験がある。仏教の中でも悪人正機説の浄土真宗が特にそのようだ。

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    2015年03月02日
  • 息の発見

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    対談集。二人の博い知識が話をわかりやすくする。
    禅の修行が苛烈を極めるのは基本的欲求による迷いを断つためという考えが面白い。睡眠不足だけど起きて集中しなければならない状況では自然とその他の欲求の認知度が下がるらしい。
    意識のポイントが上,肩で息をする→ポイントを下げることで落ち着く,臍下丹田
    吸うことと吐くこと。難しいのは吐くこと。

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    2015年02月23日