五木寛之のレビュー一覧

  • 人間の関係

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    五木寛之 著「人間の関係」、2009.3発行です。印象に残ったのは、①夫婦は恋愛より友情 ②歓びノートや悲しみノートもいいけど一番いいのは有難うノート ③自分の役に立つ人間関係を人脈というけど、絶対に相手を利用しない無償の交友が良い。 ③については仕事をやめてから本当にそうだなと気づきました。今は男女、年齢にかかわらず数人の方々と友達付き合いをしていただいています。相性が合ってるんだと思います。話が尽きないです。近所の方、サークル関係、散歩・ウォーキング関係。

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    2018年08月21日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    五木寛之 著「孤独のすすめ」(2017.7)、「嫌老社会を超えて」(2015.9)を再構成、大幅に加筆したものだそうです。2つのことが印象深かったです。①孤独な生活の友となるのが、例えば本。読書とは、著者と一対一で対話するような行為。誰にも邪魔されず、古今東西のあらゆる人と対話できる。これほど心強い友はいない。②「捨てること」が巷間よく話題になっているが、ガラクタともいえる使ってないマッチ箱、コースター、レコードなどは、「回想」(幸せな時間)の糸口となり、人間不信と自己嫌悪を癒してくれる。

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    2018年07月26日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    一気に読んだ。著者の意見はとても自分に似ている。人生は青春、朱夏、白秋、玄冬と4つの季節が巡っていく。自分は今白秋あたりか? 孤独のすすめというよりも、老人階級と若者との階級闘争が始まるのを危惧する記述が心に残った。嫌老社会から賢老社会に変えていきたいものである。

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    2018年07月14日
  • マサカの時代(新潮新書)

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    五木寛之 著「マサカの時代」、2018.4発行です。これから先、おそらく、あらゆる予測は外れるだろう。それが「マサカ」の時代なのだ。その「マサカ」の時代に私たちは生きている。「3.11」や「西日本豪雨」、まさに「マサカ」と思います。主題とは外れますが、一番心に残ったくだりは。著者が夕方6時ごろ、映画館の窓口で。窓口の女性「深夜ですか?」著者「いや、いまから」窓「ですから、深夜だと安くなりますけど」著「でも、いま見たいんだよ」窓「深夜じゃないんですね」著「くどいな、深夜じゃない」窓「じゃあ正規の料金で」w

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    2018年07月13日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    ネタバレ

    五木寛之さんの本は『人間の覚悟』『下山の思想』に続いて3冊目。
    全2冊は夫の本棚から。
    この本はそのタイトルに惹かれ、手にした本。
    既に30万部を突破しているベストセラー。

    2015年に刊行された『嫌老社会を超えて』を再構成、大幅に加筆したうえで、タイトルを変えたそうですが…
    『孤独のすすめ』というタイトルと内容がしっくりこなかった。

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    2018年06月27日
  • 70歳! 人と社会の老いの作法

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    サブタイトルに老いの作法とあるが、宗教を絡めて世情に切込み著書の考えを述べた本。対談形式のまとめで読みやすい。なるほどと思うこともあり勉強になった。

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    2018年06月23日
  • 親鸞(しんらん) 完結篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

     常陸の国から京へ戻った親鸞。そこでは、幼い頃に京へ出した長男の善鸞との関わりから、親鸞も様々なことに気づかされ、悟りを深めていく。

     他の本では、善鸞が悪者に描かれる事もあるが、本書では、善鸞をそこまで悪者に描かれてない。どちらかというと、善鸞の妻、涼を悪く描いているように思う。ただ、そこも、陰と陽を描いて、読者にどう感じさせるか、著者の思惑があるのかもしれない。自分の思ったことをずけずけ言うことが悪いのであれば、涼はまぎれもなく悪者だが、逆に、思いをストレートに告げれず、yesもnoも言わない、言えない、いえる強い考えを持たない善鸞が悪者と捉えられる節がないわけではない。

     親鸞が常陸

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    2018年05月29日
  • 下山の思想

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    何年も前に買っていたもの
    この年末に書棚の整理をしていた時に
    無造作に突っ込んでいた積読の一冊
    どこで、買ったのかも忘れている
    だいたい、買ったことを忘れていた

    何気なく、読み始めてみると
    ふーーむ
    なかなか面白い
    五木さん独特のセンテンスが短くて
    文章のリズムが心地よい

    年明けの
    ぼーっ とした気分のまま
    活字を追っている
    日向ぼこのように心地よい

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    2018年05月21日
  • 新老人の思想

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    飾らない言葉で、本音で書いているので、とても語りかけられているようで、読みやすい。

    「自分のことを棚に上げて」がモットー

    P 83〜 タイプA,B,C,D,E 自分はどれになるだろうな?って思った。自分はどれになりたいかな。 先進技術志向型と放浪志向型ならいたいかなって感じた。

    豊かなについてもっと考えてみようっと。

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    2018年05月13日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    そうなんですね。老人大国の先陣をきってるニッポン。あらためて実感しました。
    2年後オリンピック開催のいま、前回の時とは国民の意識は明らかに違っていますね。
    五木さんの危惧されている話には共感しましたが、タイトルはこれでいいのかな。
    とチョッピリ思いました。

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    2018年05月10日
  • 70歳! 人と社会の老いの作法

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    75歳にして思うこと

    私も、本年、75歳に突入して、どんな本かな?と、興味半分読み始めた。
    何年かすると、私も、いつかは、老いて死んでいかねばならないのかなと少し寂しくなった
     他の、五木寛之さんの本を読んで、五木寛之さんの人生観が、私たちに近いものがあり共感を持っていたが、この本は、釈さんの意見に添った感じの内容が多く、私には、理解できないことがあり、ちょっと、がっかりした。もう少し、五木寛之さんにどうしたら悔いなく死ねるのかどういう風に生きれば、悔いなく死ねるのかズバリ教えてほしいという感じがした。

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    2018年05月03日
  • 無力 MURIKI

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    五木寛之さんの「無力(むりき)」(2013.4)、宗教的色彩もあり、五木さんの本にしては難しかったです。自力でもなく他力でもなく無力、「?」です(^-^) ただ、読んでて考えることは多々ありました! 自力か他力か、人間か自然か、心か体か、生か死か、意識か無意識か・・・。そして琴線に触れる文も~。人間は重力という他力によって立っていられる。重力がなければ、猛烈なスピードで自転する地球の表面からあっという間に宇宙へ吹っ飛ばされてしまう。本当に不思議なことだと思います!

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    2018年03月30日
  • 親鸞(しんらん) 完結篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    覚蓮坊一味とのアクションシーンを経て思想的な内容に移る。家族関係を見ると親鸞はやはり特異な存在であった。ほぼフィクションだが、遵念寺のモデルが気になる。2018.3.7

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    2018年03月07日
  • 蓮如物語

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    親鸞の教えを説いて人々を救うというシンプルな話ではある。だからこそ、蓮如の人柄の良さと情熱が伝わってくる。子供でもわかりやすい文章。この絵師のような、口は悪いが自分の世界で生きる人は小説の登場人物として好かれそう。
    母には会えなくても、蓮如は救われたのだろうか。

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    2018年02月02日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    前巻のエンタメ系から少し思索らしき展開になってきたと思ったが、下巻で再びチャンチャンバラバラが始まった。しかし、念仏という言葉では簡素なものの深く意味するところを説明するのは難しいだろうなと思った。2018.2.2

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    2018年02月02日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    流罪で越後に移った親鸞と妻、恵心。異様な祈祷師外道院との出会い。親鸞の心の迷い、変遷。2018.1.30

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    2018年01月30日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    青春、朱夏、白秋、玄冬自分の年齢を考えると白秋で老いは平等にやって来て心身共に誰でも老いる。アンチエイジングを否定して歳を認めて生きる。山を下るのを自覚して登る時に気が付かなかった事を観て過去を振り返りもOK、日本の今後の超高齢化社会での生き方を問う内容でタブーとなりがちな若者が支える社会矛盾に一石を投じ年寄社会をどう作るか?の作者の一案る展開するも解はなさそうだ。

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    2018年01月27日
  • 健康という病

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    五木寛之の健康感が情緒的に記述されている。「健康という病」という表題に同感である。人生100年時代の身体との付き合い方のヒントがある。

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    2018年01月02日
  • 林住期

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     古代インドでは、人生を「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」に分けたそうです。そして50~75歳、社会人としての務めを終えた後の、すべての人が迎えるもっとも輝かしい第3の人生を「林住期(りんじゅうき)」(人生の黄金期)と呼んだそうです。著者、五木寛之氏の生き方、存念、願望のような内容が書かれています。社会から身を引く60歳を、人生の「臨終期」のように考えることをやめようと、そんな思いで書かれたようです!「林住期」、2007.2発行です。
     古代インドでは、人生を学生期、家住期、林住期、遊行期の4つのステージで考えたそうです。五木寛之さんは、林住期(50~75歳)こそ人生のピークだと。「林住

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    2017年12月30日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    親鸞が越後に流されるまで。上下巻を通じ、テンポ良くストーリーが展開していき楽しめた。ただ浄土真宗の開祖が主人公なので、もっと荘厳な哲学風のものを想像していたが、悪との闘い、死地からの脱出と、かなりエンターテイメント色が強かった。吉川英次の作品も読んで比べてみたい。2017.12.21

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    2017年12月21日