あらすじ
親子、兄弟、夫婦という人間関係の基本から、友情、恋愛、人脈など、いまこわれかけている人間の関係をどう回復するか。 新しい希望はどこにあるのか。 明日に生きる力を見出すために、五木寛之がはじめて自分自身の体験を告白しつつ書き下ろした全13章。
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読みやすく心が軽くなる
五木さんの、本はサラサラっと心に流れ込み、なぜか心が軽くなる。少し何かヒントはないものかと、息詰まった時に読みたくなります。また、何となく暇潰しに読むにも重たくなく読みやすい御茶漬けのような本です。
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五木先生の思想は、私の感覚に素直に入ってきます。
いろんなことで苦しんだり、迷ったりしているときには、先生の本を手に取っていることが多いなあ。
Posted by ブクログ
「人間関係」ではなく「人間の関係」っていうテーマに惹かれ購入しました。
印象に残ったのは、五木寛之さんが更年期に訪れた3度の鬱の時に行った「歓びノート」「悲しみノート」「感謝のノート」を書いてみようと思った事。
Posted by ブクログ
五木さんご夫婦の、それぞれの仕事に適した場所に住み、時間の空いた時に逢う。逢っているときはずーっと語りあえる。そんな関係がとても素敵で印象に残ってます。
Posted by ブクログ
五木寛之 著「人間の関係」、2009.3発行です。印象に残ったのは、①夫婦は恋愛より友情 ②歓びノートや悲しみノートもいいけど一番いいのは有難うノート ③自分の役に立つ人間関係を人脈というけど、絶対に相手を利用しない無償の交友が良い。 ③については仕事をやめてから本当にそうだなと気づきました。今は男女、年齢にかかわらず数人の方々と友達付き合いをしていただいています。相性が合ってるんだと思います。話が尽きないです。近所の方、サークル関係、散歩・ウォーキング関係。
Posted by ブクログ
誰かのオススメで読んでみた1冊。印象的だったのは、作法の話ですかね。お茶や武道の稽古の帰りに、車で無理な追い越しや割り込みをしていたんじゃ意味がない。学んだ作法が全ての動作や人間関係ににじみ出るのがほんと。確かに。これは、例えば自転車のマナー向上を自転車に乗ろうっていう形ではなく、他のことでマナー向上を促すこともできるんじゃないかなとか思いました。自分も、ひとつ作法について学んでみるのもいいかもしれないな、とか思いました。
Posted by ブクログ
タイトルとおり人と人との関係をテーマにしたエッセイ。
夫婦だったり、他人だったり、友達だったり。色々な距離感の人について述べられております。全体を通じて感じるのは「他者に過度に期待しちゃだめ」といったことでしょうか。確かにその通りで見返りを求めての行動は本物ではない気がします。ある人を助けるような行為もやりたいからやる、それをやっている自分が好きというモチベーションで動くべきで、決してその人からの感謝を期待して動くべきではないということですね。
以下抜粋
「慈」の愛と、「非」の愛。
言葉を換えれば、励ましと慰めとなるでしょうか。慈の愛は、人々を立ち直らせ、勇気づけ、元気づける愛。そして、高い所へ、ともに歩いていこうという、呼びかけの愛です。
非の愛とは、なにも言わずに、相手の痛みを感じようとする愛です。ただ、自然にわきあがってくる感情が、相手にじんわりと伝わっていくという、無言の愛。