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Posted by ブクログ
だいぶ前に「親鸞」全三部作の第一部(青春編、上下)、第二部(激動編、上下)を読んでから、かなり時間をあけてようやく第三部(完結編、上)を読んだ。その間読みたい本が次から次へと出てきたためなのだか、今この完結編(上)を読んで、すぐに読まなかったことを後悔している。
青春編で親鸞の8歳から35歳までの京での生い立ちと当時の社会風景、登場する色々な人物が親鸞と関わり影響することにわくわくした。そして激動編で越後から東国での36歳から61歳までの専修念仏説法の人生の物語に少しだれた。今回の完結編上巻は61歳にして再び京に戻り、新たな陰謀に巻き込まれる物語。青春編で登場した人物が90歳以上の高齢で登場し、大きな影響を及ぼすという物語で俄然面白くなる。
今でこそ浄土真宗は日本最多の門徒を有する仏教宗派だか、最初は異端の新興宗教で時代の例外なく弾圧されたことがわかる。そしていかにして闘い人々に支持されていったかという視点の物語ではないんだなとも思った。ミステリアスな謎から謎へと展開する歴史サスペンスであり、90年を経る因業の物語であるとわかった。
親鸞は好きな歴史的人物だが、何となく遠い存在の人物だったのが、どこか親しみを持った人物になったような気がする。
親鸞と長男善鸞との関係がどうなるのかも気がかりだが、覚蓮坊との闘いの行方、そして青春編から関わっているツブテの弥七や黒面法師も気になる。今回登場した竜夫人の存在感も気になる。完結編の下巻をこれからすぐに読もうと思う。そして青春編、激動編をもう一度読み直そうと思う。
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小説・文芸
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