五木寛之のレビュー一覧
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ネタバレ古代インドでは、人生を「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」に分けたそうです。そして50~75歳、社会人としての務めを終えた後の、すべての人が迎えるもっとも輝かしい第3の人生を「林住期(りんじゅうき)」(人生の黄金期)と呼んだそうです。著者、五木寛之氏の生き方、存念、願望のような内容が書かれています。社会から身を引く60歳を、人生の「臨終期」のように考えることをやめようと、そんな思いで書かれたようです!「林住期」、2007.2発行です。
古代インドでは、人生を学生期、家住期、林住期、遊行期の4つのステージで考えたそうです。五木寛之さんは、林住期(50~75歳)こそ人生のピークだと。「林住 -
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ネタバレ人生をいろいろな時代に区分けすることがあります。青春、朱夏、白秋、玄冬もそのひとつですね。著者は登山と下山を人生になぞらえ、50乃至60までを登山(青春~朱夏)、それ以降を下山(白秋~玄冬)に例えてます。そして、一般的に登山に比べ、下山は軽視(無視)されがちだけど、下るということも、とても大事なプロセスと説いています。ゆっくり風景を楽しみながら歩きたいですね(^-^)
自殺者が13年連続して3万人超。そして、東日本の大災害と福島原発の事故。いま、この国は、登山ではなく下山の時に入ったと思う。(コロナ禍で、さらにその思いを強くしています) 五木寛之「下山の思想」、2011.10発行、再読。 -
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本巻では、越後に流刑となった親鸞の姿を、ドラマティックに描いています。
著者は、外道院金剛という法力の持ち主を登場させて、専修念仏を説く親鸞の姿が対比的に描かれています。エンターテインメント性の強い作風なのはもとより承知していたのでいっこうに気になりませんでしたが、鎌倉時代の信仰を近代的なヒューマニズムに切り縮めてしまうことには、多少の違和感を覚えてしまいます。
とはいえ、親鸞が7日間に渡るぶっ続けの雨乞いをおこない、そうした彼の信仰の姿勢が庶民の心を打ったという展開は、エンターテインメント性を重視する小説家としての努力も理解できるので、どのように評価すればよいのか迷うところです。蓮如が主