五木寛之のレビュー一覧

  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    「念仏をとなえて浄土へうまれる」修業、学問、悟りを求めること不要と法然は説くのだった。彼は範宴(若き日の親鸞)と同じ比叡山で修業し、将来を約束されたがなぜ下野へ下ったのか、その教えが多くの民衆に受け入れられる意味とは・・・下巻につづく

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    2016年04月13日
  • 青年は荒野をめざす

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    自分のジャズトランペットに足りないものは何か?
    を求めて旅に出たジュンイチロウ。

    ロシア、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、スペイン、ポルトガルと旅を続けながら様々な人に出会い経験を積む。

    音楽とは人間である。技術や知識も大切だが奏者の苦しみや喜び、葛藤を込めれなければそれはいい音楽とは言えないことを実感する。

    まだ若い主人公は生きる意味を求め、自分の中の未知なる荒野を目指して旅を続ける。

    ストーリーも登場人物もよかった。読んでいてのめり込むような面白さがあった。日本人の主人公がやたら外国でモテるのは ? だったが。

    自分の中にもまだ荒野はあるのだろうか?

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    2016年04月10日
  • 異端の人間学

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    五木寛之の本はあまり読んだことがない。「さらばモスクワ愚連隊」「蒼ざめた馬を見よ」が世に出た頃は当方は小学低学年だったし、その後もこちらのストライクゾーンに打てる球がくることがなかった。近年は「親鸞」など仏教に関連した著作や探訪記を書かれているのは知っていたが、手を出していなかった。

    佐藤氏が博識を披露する対談だろうと思ったが、五木氏が異端の信仰の口伝を収録しているとのエピソードに驚き。
    アンタは宗教学者か民俗学者か!。五木氏への認識を改めなければ。

    ロシア人については、残忍で極端な情熱家で詩人への尊敬が強いことが語られるが、ついていけないなあというのが正直な感想。ウクライナ、ポーランドの

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    2016年03月20日
  • 下山の思想

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    経済が停滞気味の日本、上昇しなくてもゆっくり下降してもいいのではないか、と。登山を例に、下山するときこそゆっくりと周りを観察し、思いをはせて降りる事こそ次につながる力を生み出すというモノの見方に関心させられる。ただ、途中からは彼の思いついたことが書き綴られている随筆になっている。

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    2015年11月29日
  • 下山の思想

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    比較的軽い随筆。その中で、平安末期の大変動期の厳しい時代に、今様が平民から流行して貴人まで歌われ、また、それまで身分の高い人達のためのものであった仏教が、法然、親鸞、日蓮などの新しい指導者によって民衆のものになってゆく様の記述は、平易かつ理解しやすいもので記憶に残った。

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    2015年11月28日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    どんな内容だか気になってはいたが、意外とドンパチものもあって、エンタメ的に仕上がってはいる。
    深くしようとするといくらでも深くできそうな気はする題材のため、これはこれでいいかも。

    本書は親鸞になって終わる。
    この話にはやはり続きがあるとのこと。その後、どう浄土真宗を開いたかまでやはり読まないといけないか。

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    2015年09月01日
  • 下山の思想

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    けっこうさらっと読めた。
    まあ、暗い世の中、日本全体が下山に向かっているなか、どうすればいいのか。
    確かに登山でも、下山のときの方が怪我が多いとよく言う。
    どんな感じで降りればいいのかを考えないといけない。
    とはいえ、現在の私にノスタルジーは、と疑問。
    年齢によると思った。

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    2015年07月04日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    うーん、要は私には合わなかったということか。
    念仏の論争はなるほどなと思って面白かったけど。
    きっとこの本の魅力は「親鸞の人間くささ」なのだとは思うけど、私にはそこが合わなかった。結局は家族を犠牲にし自分のやりたいようにやってるだけだし、色んな困難に合うけど、自分で何ひとつ解決してない。恵信や周りの人々に助けられての「親鸞」なのに、何を偉そうにと穿った見方をしてしまう。高僧な親鸞とはいえその境地に辿り着くまでは「ただの人」だということか。

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    2015年06月10日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    友達から借りた本
    初親鸞で初五木寛之作品。
    ずっと気になっててようやく読めた。思ってたより読みやすく面白かった。どこまでが史実でどこまでが小説なんだろう。結構エンタメ小説っぽかった。あ、だから読みやすいのか。

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    2015年06月07日
  • 養生のヒント

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    前半の「生」「養生」「病」あたりまではまあそうかなといった具合だが、後半の「老」や「死」の章になって俄然含蓄と説得力を持ってくる。
    著者自身が実践し又思考している生の実践を、淡々とではあるが、研究した仏教等にも絡めながら、独自の死生観を披露している。

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    2015年05月27日
  • 気の発見

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    気のつく言葉が日本語に多いという指摘。気は実体としてとらえられず測定できないが,あるように感じられる主観的経験は測定できる。気が何らかの法則性を持って機能しているならば将来的に測定することは困難ではないだろう(機器の問題はあるけれど)。いや,構成体としての気ということも考えられる。そうであればアプローチは異なる。
    などと頭で考えるより,そこにある現象をいかに解釈し,自分の世界に取り込めるか,または,理解不能なものととして自分の世界の外にとどめておくか,そんな感じがした。

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    2015年05月06日
  • 神の発見

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    積読だったが、気が付いてやっと読んだ。五木寛之とカトリック教会司教の対談。仏教とキリスト教の比較。五木は特に浄土真宗に詳しいのでその辺からの突っ込んだ話が興味深い。自分自身、身内の葬儀の時に浄土真宗のお坊さんの話を聞き、あれ、これはキリスト教の教えに似てるのではないか、、、と思った体験がある。仏教の中でも悪人正機説の浄土真宗が特にそのようだ。

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    2015年03月02日
  • 息の発見

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    対談集。二人の博い知識が話をわかりやすくする。
    禅の修行が苛烈を極めるのは基本的欲求による迷いを断つためという考えが面白い。睡眠不足だけど起きて集中しなければならない状況では自然とその他の欲求の認知度が下がるらしい。
    意識のポイントが上,肩で息をする→ポイントを下げることで落ち着く,臍下丹田
    吸うことと吐くこと。難しいのは吐くこと。

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    2015年02月23日
  • サンカの民と被差別の世界 ――隠された日本 中国・関東

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    ネタバレ

     人種差別という言葉、普通に生活していれば聞かない言葉だ。
     その言葉を聞くと、自分とは関係のない、むしろ宗教に似たいかがわしさを感じる。

     しかし、かつて戸籍に登録されない人たちが日本には存在していた。

     海の上、船で一生を終える「家船(えぶね)」
     山の中で移動しながら生きていた「山咼(さんか)」

     前半では戦後まで存在していた彼らの存在を炙り出す。

     後半では江戸時代の階級、士農工商のさらにその下にいた穢多・非人に焦点を当てる。

     関東一円の穢多を取りまとめていた穢多頭の称号「弾左衛門」とその下で非人を管理していた「車善七」筆頭四人の存在。

     本人は穢多の被差別民ながら旗本ほ

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    2015年01月31日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    エンタメ小説として読んだが、素晴らしく面白かった。
    大河ドラマとかになりそう。
    完結編ではどうなるのか楽しみ。

    神がかりとか偶然的なものに対して、エンタメだから・・と読む人もいるだろうが、五木さんはそういうものを否定せずむしろ大切に考えている部分がある。
    穢れとされる女性が神がかりになり救うという、天照大神的なイメージも面白かった。

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    2015年01月01日
  • 霊の発見

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    本のタイトルから幽霊といった類の直接的な霊、霊魂といったものを期待して読み始めたが、霊性や畏れといった自然界のエネルギーとしての世界について語り合う大きくとらえた対談
    面白い視点だったと思う。。自殺者を例に五木氏が語る心のうちに宿している世界があるかないか…拠り所を持っているかいないか、そして現代は拠り所を持たず心がさまよっている感じがしてしかたないという言葉に考えさせられた

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    2014年12月14日
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 風に吹かれて

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    個人的には「人生案内」や「生きるヒント」のほうが好きだな。

    少年だったころ、みんな木片をけずって当時の軍用機のモデル作りに夢中になっていたそうだ。日本の飛行機はもちろん、同盟国のものや敵国のものまで子供たちは熱中していたとのこと。こういう思い出って、さらっと書かれてあっても、夢中になって軍用機について話し合う男子達の姿が生き生きと頭に浮かびますね。

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    2014年10月30日
  • 元気

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    無功徳としてあきらめる(あきらかに究める)
    こだわらない
    執着しない
    放念する
    昨日のことを思い出さない、明日を考えない

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    2014年10月07日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    全2巻。
    ただ、続篇で「激動篇」が2巻あり、
    現在「完結篇」が連載中。

    坊さんだけどそんなに抹香臭くない。
    特に序盤の本著は、幼少時代から始まることもあり、
    冒険したり仲間に助けられたり戦ったり、
    素直にワクワク読み進められる。
    吉川英治版より、より「冒険活劇」なイメージ。

    ただ、執筆年数、物語内の年数ともに長いので、
    序盤で活躍したキャラ、
    キーになるだろうと予想されたキャラ達が、
    どんどん影が薄くなり、
    使い捨てられてる感じがある。
    まだ完結してないので何とも言えないけど、
    すっきりしない感じが残りそうで不安。

    何はともあれ完結を待っています。

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    2014年07月29日
  • 宗教都市と前衛都市 ――隠された日本 大阪・京都

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    ちくま文庫が、五木寛之の過去の著作から「隠された日本」というシリーズを組んで、今年度くらいから月1ペースで文庫本を出している。「歴史の基層に埋もれた、忘れられた日本を掘り起こす」がコンセプトらしい。
    五木寛之さんは全く読んだことなかったけれど、そのシリーズ第1弾「中国・関東 サンカの民と被差別の世界」は大変おもしろく読んだ。なので、今回の「大阪・京都 宗教都市と前衛都市」も、せっかく大阪にいるしと思って期待して読み始めたが、、、ちょっと期待はずれ。
    「サンカ~」の方は、被差別の世界に詳しい沖浦氏が登場したり、いろんな当事者の方への取材がベースにあったりしたのに対し、「大阪・京都編」は、かつて住

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    2014年07月24日