青春の門 第四部 堕落篇 【五木寛之ノベリスク】

青春の門 第四部 堕落篇 【五木寛之ノベリスク】

1,012円 (税込)

5pt

3.3

人間は生き、人間は堕ちる──春浅い北海道をあとに上京した信介の、重く澱んだ倦怠の日々。歌手を目ざす織江は去り、学友たちは政治運動に青春を賭ける。訣別の哀しみと熱い屈辱感のなか信介は限りない虚無を見つめていた。苛酷な運動に翻弄される青春の苦悩を描く大河ロマン。(講談社文庫)

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青春の門 【五木寛之ノベリスク】 のシリーズ作品

1~9巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~9件目 / 9件
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】
    1,056円 (税込)
    誰もが1度は通りすぎる、そしてただ1度しか通ることの許されない青春の門。熱い血のたぎる筑豊の地に生を享けた伊吹信介。目覚めゆく少年の愛と性、そして人生の希望と旅立ち……。ひたむきな青春の遍歴を雄大な構想で描き、世代を超えて読みつがれる不滅の大河ロマン。【1975年2月、1981年1月公開映画 原作】(講談社文庫)
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】
    1,045円 (税込)
    筑豊の山河を後に、1人上京した伊吹信介。大学入学第1日目の失望、そして次々に開かれていく東京という未知の世界の扉。苦しい日々のなかの熱い友情と異性への想い。信介はいま青春のただなかにいる。だが、自らの命を賭ける夢は見いだせない。青年の魂の昂揚と愛を描く大河ロマン。【1977年2月、1982年1月公開映画 原作】(講談社文庫)
  • 青春の門 第三部 放浪篇 【五木寛之ノベリスク】
    921円 (税込)
    未知の世界を求めて東京を旅立った伊吹信介。演劇への志に結ばれた仲間とともに冬の海峡を越えた信介は、いま函館に。若者のまえに立ちはだかる巨大な港の暴力。北国の街に青春の意味を模索する放浪の群像。彼らには、いったい何ができるのか? 圧倒的な共感を呼びおこす大河ロマン。(講談社文庫)
  • 青春の門 第四部 堕落篇 【五木寛之ノベリスク】
    1,012円 (税込)
    人間は生き、人間は堕ちる──春浅い北海道をあとに上京した信介の、重く澱んだ倦怠の日々。歌手を目ざす織江は去り、学友たちは政治運動に青春を賭ける。訣別の哀しみと熱い屈辱感のなか信介は限りない虚無を見つめていた。苛酷な運動に翻弄される青春の苦悩を描く大河ロマン。(講談社文庫)
  • 青春の門 第五部 望郷篇 【五木寛之ノベリスク】
    1,056円 (税込)
    屈辱感にさいなまれながら、なつかしい筑豊に帰った信介。だが、そこに待っていたのは塙組の没落と、恩人竜五郎の死だった。いまや故郷との縁(えにし)は切れた。さらば筑豊、さらば香春岳(かわらだけ)……。孤独だが、自由の身となった信介は、ふたたび新しい旅に……。青春の苦悩と息遣いを描く大河ロマン。(講談社文庫)
  • 青春の門 第六部 再起篇 【五木寛之ノベリスク】
    1,078円 (税込)
    ぬくぬくと居心地のいい冬眠の季節はもう終りだ。人生の目的を見つける過程が青春なら、信介は、いまやそのただなかにいる。若さに賭けて、再会した織江とともに未知の芸能の世界へ踏みこんでゆく。いま信介の新天地への出発! 混沌とした現代をいちずに生きる若者の魂が、熱い共感を呼ぶ大河ロマン(講談社文庫)
  • 青春の門 第七部 挑戦篇 【五木寛之ノベリスク】
    1,155円 (税込)
    未知の時代を目前に、嵐の前の静けさが日本を覆っていた1960年。伊吹信介(いぶきしんすけ)はタバ風の吹き荒む江差(えさし)にいた。そこで会ったオーストラリアの友人・ジョンの「あなたは一度日本を出てみるべきです」という言葉に惑(まど)う信介。特攻船やソ連との関係に揺れる函館を訪れたとき、彼の背中を押す風が吹く。世代を超えて読みつがれる不滅の大河ロマン。(講談社文庫)
  • 青春の門 第八部 風雲篇 【五木寛之ノベリスク】
    935円 (税込)
    故郷の筑豊を離れ、上京して以来七年。葛藤、挫折、再起をくり返し苦悩する伊吹信介は、ユーラシア大陸横断の大望を胸に秘め、シベリアへの密航を果たす。国際情勢の複雑多岐な現実に戸惑いながらも、大自然に生きる人々との出逢いに心打たれる信介。未知の世界の息吹に触れ、冒険の旅は続く。不滅の超大作・第八部
  • 青春の門 第九部 漂流篇 【五木寛之ノベリスク】
    1,166円 (税込)
    シベリア横断を足の骨折で断念し、謎の日本人医師(ドクトル)・古謝克己の家で療養することになった伊吹信介。KGBの影に怯えながらも、ドクトルと恋人のタチアナの厳しい指導で現代史やロシア語を学び、新しい生き方に目覚める。歌手として自分らしい歌を探し求めて作詞を試みる牧織江。彼女の存在感に惹かれて担当することにした伝説のディレクター・高円寺竜三は名門レコード会社の内紛に巻き込まれていく。新会社独立に暗躍するフィクサー役の新聞記者・筑紫次郎の真の狙いとは?

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青春の門 第四部 堕落篇 【五木寛之ノベリスク】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    北海道での短い織江との暮らしの後、信介と織江は北海道を後に上京する。織江はプロダクションに所属し、歌手を目指すことになる。信介は大学に戻る。大学に戻った信介は政治運動の団体に入り、筑豊を後にして以来、初めての充実感を感じるが、それも長くは続かず、盛り場のチンピラや水商売の女たちとの関りを深めていく。

    0
    2022年08月07日

    Posted by ブクログ

    第三部はちょっとトーンダウンした感があった。今回は読者として信介の行動にイライラさせられることも多々あり、第5部が楽しみに思えた。

    0
    2019年05月04日

    Posted by ブクログ

    悩み、揺れながら自分が進むべき道を模索する主人公、反共、反米、学生運動の高まりに身を投じて存在の意義を見出したかに思えたのもつかの間…。
    時代背景やそこから生まれる主義、思想、そういったものは今となっては響いてくるものは無いが、主人公のぐるぐるとまわり混乱する思考は共感。

    理性と本能、正義感と同時

    0
    2011年06月08日

    Posted by ブクログ

    舞台は札幌から東京へ。

    平凡な学生生活に物足りなさを感じていた信介は学生運動に出会い、のめり込んでいく。

    結局学生運動もやめて、緒方という友を無くし、自暴自棄になっていたところで新宿のヤクザに絡まれ、仕事をすることに、自暴自棄になった信介はどうなるのか?

    0
    2024年07月30日

    Posted by ブクログ

    やっと東京に戻り、大学生活を始めた途端に、学生運動にのめり込む、悲惨な生活だと思う。 中核、革マル、民青などで、大学がロックアウトになり、休講が続き下宿でモンモンとし、小田急でバイトしてました。 

    0
    2022年04月17日

    Posted by ブクログ

    織江の歌が、芸能事務所のプロデューサーの耳にとまり、彼女は東京へ出て歌手をめざすことになります。信介も東京へもどり、大学生として生活を送りますが、緒方たちの影響を受けて、しだいに左翼運動にのめり込んでいきます。こうして、二人の距離はしだいに離れていくことになり、信介はすさんだ心をもてあますようになり

    0
    2022年04月14日

    Posted by ブクログ

    青春の門 堕落篇 五木寛之(著)

    北海道の演劇活動が失敗し、緒方、トミちゃんも東京に行った。
    オリエは、ホステスをしながら、歌をうたっていたが、
    その歌いぶりに、井原プロのオトコにスカウトされる。
    オリエは、東京に行くことを決意する。
    信介も、英治にあったりして、オリエのピンチを
    助けても

    0
    2013年12月02日

    Posted by ブクログ

    学生運動に徐々にのめり込む主人公の信介。梓先生との再会と一夜の情交。組織の暗部と誤解と裏切り。
    個人的には梓先生との描写をもっとじっくり楽しみたかったのに。残念。

    0
    2011年05月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     札幌から東京に帰った信介と織江。少し危なっかしい織江だが歌手への道を目指すことに。学生生活にかえった信介は学生運動に夢中になったり、目的のないぐうたらな生活を。困ったときは、英治や竜二や竜五郎の助力が。筑豊の男らしさは影をひそめて・・・。 五木寛之「青春の門 第四部 堕落篇」、1990.1発行、5

    0
    2023年09月02日

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