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筑豊の山河を後に、1人上京した伊吹信介。大学入学第1日目の失望、そして次々に開かれていく東京という未知の世界の扉。苦しい日々のなかの熱い友情と異性への想い。信介はいま青春のただなかにいる。だが、自らの命を賭ける夢は見いだせない。青年の魂の昂揚と愛を描く大河ロマン。【1977年2月、1982年1月公開映画 原作】(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
大学入学で上京した信介は華やかさとは対極の学生生活を送る。授業に出ることもなくアルバイトに追われ、しまいには売血にまで手を染める。だが信介にとって幸いだったのは、兄貴分ともいえる緒方との出会いだろう。2人の共同生活はまさに貧窮の極みだが、そんな毎日でも決して暗くはない。蔵書を担保にして新宿二丁目の娼...続きを読む婦と交流したり、安酒で呑み語らったりする場面が愉しい。世間との交わりを本格化させてゆく若者の姿が生き生きと描かれているのが好い。
誠実に 自らの行くべき道を模索する青年の姿。伊吹信介。 生くべきための自らの思想の確立を求めて あらゆる経験を得ようとする。 プロレタリアートという言葉の響きによって、すべてを覆い尽くそうとする。 大学が大学の本来的機能として存在するのではなく 青年の人間集団としての存在。 価値ある生き方への模索。...続きを読む 共産党員の経験を持ちながらも、家族への失意、愛への失意 など 不明確な失意に彩られながら カオルという女性にあうことによって、激しく変化し、 新たな出発を期す人間。 青年のくぐる門は どこにあるのか。 青年としての体験、性であり、失意であり、誠実さだった。 現実の社会を傍観的に見ながら、 その渦にまきこまれず、人の生き方として描く。 価値なき価値ある人生への確かなものへの模索。 (再読) 信介という個人に、スポットライト。 宮本輝の流転の海は、松坂家族というものを、描こうとしている。 時代の流れもはっきりしていて、時代小説となっている。 青春の門 自立篇 を読みながら,何かが物足りない。 時代の流れが、信介の心象のなかで流れている。 それが,実に単純なのである。 信介の女性の間でゆれ動く心境。 英子、カオル、オリエ。 それにしても,オリエは劇場型純情派なんですね。 石井講師とであい、科学的なボクシングの訓練を受けるが、 どうも,中途半端だね。お試しコースということなのか。 石井講師の彼女とのなれそめや結果は、淡雪のようでもある。 信介はどこまでもおせっかいである。田舎の人間の良さなのか。 そして,カオルと意気投合するのである。初恋の人に似ていたということであるが、 石井が踏み切った理由もよくわからない。 どうでもいい と思ってしまうところに、一つの表現がある。 ふーむ。それではねぇ。 そういうのが、つまらなくしているのか。単調すぎる。 梓先生にであうが、あまりにも,ドラマがなさすぎる。 自分で生活を維持するということを成し遂げようとする信介は偉いと思うが。
今年の2月に第1巻を読んだのに続き、第2巻を読んだ。 主人公の伊吹信介は、大学入学のために、筑豊から東京に出て来る。初めての東京で、筑豊にはいないタイプの人たちと出会い、戸惑いながら大学生活を始める信介の姿を描いている。 この小説の年代は小説には書かれてはいない。ネットで調べると、信介が大学に入学し...続きを読むたのは、昭和29年(1954年)であるという記述がいくつか見つかった。正確に昭和29年かどうかは別にして、おおよそ、それくらいの年代の話であろう。 信介が大学に入学したのは、私が生まれる前の話であるが、それでもモデルになっている大学は、私の母校であり、親しみを感じる。私自身も九州出身であり、大学に入学するために上京したのは信介と同じであり、信介の戸惑いが理解できる部分も多い。 「青春の門」を初めて読んだのは高校生の頃だと思う。記憶が曖昧であるが、読んだのは、この第2巻までだったと思う。第3巻以降は初読となり楽しみだ。
学生時代、新宿のジェスパ、どん底、しょんべん横丁の信濃屋?で屯していました。 新宿の寿司屋の大将が作った、イカの塩辛はいまでも、思い出します。 大将と良く飲んだなー、学生ですので、安酒です。
面白い 先は長いが、信介と織江の行く末が気になるところ。 山崎ハコの織江の唄を久しぶりに聞いた。 当時は青春の門の織江とは知らずに聞いていた。
生涯打ち込めるものを探して早稲田大学に入学。仕送りなしでバイト三昧。ボクシングから演劇へ。マルクス、弁証法、映画、文学、クラッシック音楽、コーヒーに赤線といった、学生時代にはまりやすいものが沢山出てくる。すっかり学生気分。
前作がかなり長い年月を物語としているのに対し、この自立編は僅か半年間ほどの出来事を一篇としている。 濃度は当然高いが、どうでもいい部分も散見。 続編的展開を余儀なくされたのだろうと推察。 それでも、次を読みたくなる。生半可な官能小説を読むくらいなら、青春の門を読む方がいい。若い頃を思い出すとキ...続きを読むュッと心臓をつかまれたような気持ちになる。
青春の門第二部。 主人公の信介は東京の大学へ… 東京は信介にとってどんな街なのか。 織江はそんな信介を追い深みにはまっていく… 筑豊育ちはやたらモテ男な気がする…
伊吹信介、大学にもロクに通わず、何をするでもなく、日々を過ごす悶々とした青春編。 二部は自立編だが、いったい何者になるのか?自分探しは続く
本作の時代背景はひとつ上の世代のものだがイメージできる。ストーリーは突っ込みどころ満載であるが、楽しい成長物語である。街や世相の描写が懐かしい。続きも読みたい。
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青春の門 【五木寛之ノベリスク】
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