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淋しい冬の海。隠岐の民宿で働く牟田口アカネは、自分の醜い容貌に絶望し生きていた。彼女が待っていたものは、まさに「なしくずしの死」。そんな彼女を絶世の美女に変えようという、神への反抗ともいうべき試みを企てる男が現れる。草影真人――。彼と摩天崖の絶壁に立ったとき、アカネの命は奇妙な軋みを立て震えた。美醜の対立がもたらした鮮烈な愛と冒険の新ホラー・ロマン。
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Posted by ブクログ
醜い外見のために諦観の中で生きてきた女性が、容姿や才能に恵まれながらも生きることをやめようとしていた男性と出会い、お互いが変わっていく。 恋愛ものか、あしながおじさんものか、と思いきや、物語はとても無機質に、淡々と進んで行く。 誰もが惹きつけられるような容姿を手に入れても驕らない彼女の聡明さと、そ...続きを読むんな彼女に執着した醜い男の顛末が、なにやらとても悲しく、温かかった。
「雨の日には車をみがいて」そしてこれ 題名がホントにステキですね。 脱帽です。 この表装は文庫版ですが、ハードブックいいですよ。
ブサイクな人だったら誰でもコンプレックスにもがき苦しんで毎日生きていると思う。そういう人に夢を見させてくれるような本、だとも勝手に思う。私は好き。
五木 寛之さんの作品はこれしか読んだ事が無いけれど、面白かったです。生きるヒント、大河の一滴など有名ですが、私はコレしか読みたいと思ったモノは無いですね。
主人公は不器量で、本が好き。主人公の働く民宿にクサカゲという男性が泊まりに来るところからお話が始まります。クサカゲはパーフェクトすぎるし、主人公は頭の良いコンプレックス持ちなので感情移入が少し難しいけれど、読みやすい。
この本を何度も何度も読み返していた時期がありました。 余程自分の容姿にコンプレックスを抱いていたのかな。 そして世の中のみんなが美醜についてどう考えているのかとても気になっていた。 このお話の展開は大好き。 整形手術で完璧な容姿を手に入れる主人公が、もともと内面が素晴らしい女性だっていうのが好きだな...続きを読む。 内面の美しさに外側も追いついたってところが面白い。 いくら中身が美しくても見た目が悪かったら見向きもされない世の中なんだっていう現実を見せてくれるお話が面白い。 それでも、色んなエピソードを読んでると見た目だけ良ければいいなんて、やっぱりおかしい考えなんじゃって思ってくる。 最後の最後、ラストの展開に呆然として。 醜いと思っていたものが美しい光を放って消えていった気がして 惜しいような、でも消えていくからこそ。その時美しかったのかとも思った。 こうして思い出しながら書いていて、やっぱりこの本はどんなに古くなってくたびれても捨てられないって思ったよ。
多くの人には自分の容姿に対する何かしらのコンプレックスがあるはずだ。本書はその極端な例を題材にしたもの。 ヒロインは、化け物並みに醜い容姿から世界中の誰もが認める美しい姿に整形した。 それで幸せになれたのか? これに関してはそれほど深掘りしていないが、彼女は常に「容姿が他人に与える影響」を観察してい...続きを読むる。つまり、化け物の視点を忘れていない。それは周りの人間の本質を知る手段の一つになると思う。 「差別とは何か」「容姿によって差別される理由」を深く考えさせられ共感できた。 ただし、最後に知り合いが生きていたことと、彼が目の前で自殺したことは意味が分からない。
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五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 晴れた日には鏡をわすれて
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