五木寛之のレビュー一覧

  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    人生百年時代、60歳からもまだ30年もあり、登山に例えると、下山はまさに成熟の時代であり、下山をどう生きるかが大切。
    下山では景色を眺める余裕も生まれます。大切なのは回想と想像。孤独は決して後ろ向きなものではありません。成熟と言われる段階として、豊かな回想を生き抜く覚悟が必要。
    なるほどです。

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    2022年03月14日
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    断捨離だけがすべてじゃない。捨てない生き方もあっていい。そんなメッセージだった。断捨離できなくて苦しんでいる方に読んでほしい。

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    2022年01月31日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    今のわたしにとっては掴みどころのない作品。
    わかったような気がするところがあると思ったら、気付けば置いていかれているような…

    定期的に読み返すと、その時々の自分の状態で印象が変わるのかなあという感じ。

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    2022年01月28日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    以前、友人からお薦めされた本。
    読んだ人により千差万別だと思うけれど、私は
    ・まつり上げ、讃えたり信仰したりすることが重要なのではない。その大元にある考え方を自分自身によって体得することこそが重要。
    ・肉体の限界が精神の限界なのではない。肉体は場所や時間など様々な制約をうけているため、無限の思想が自由をうむ。
    ということをこの本から感じ取った。

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    2022年01月03日
  • 〈新版〉夜明けを待ちながら

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    ネタバレ

     20数年ぶりに新版を再刊。五木寛之「夜明けを待ちながら」、2021.7発行。自殺、生きる意味、健康、悲しみの効用、夢と年齢、自己責任、意志の強さ・弱さ、覚悟などについて、人生相談形式のエッセイ。著者の人生観・哲学が映し出されています。著者が指摘されてるように、きれい好き、清潔好き、掃除好きなど生まれつきの「たち」があるし、克己など意志の強さ・弱さも(弱さを克服する努力はするものの)生まれつきかもしれませんね。著者は高い健康保険料を払いながら、ぜんぜん使っていない。素晴らしいことだと思います!

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    2021年10月10日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    頭では何かしらの良い示唆的なものを感じる気がするのだけれど、もやもやとした違和感が最後まであった。確かに食べ物のために争い合う事はやめたいと思うけど、食べるために飛ぶ人生(鳥生?)の何がダメなんだろう?とも思った。
    ダメなあのカモメたちを、自分が教え導かねばというらエゴイズムのようなものを感じる箇所もあった。

    ただ、純粋に飛ぶという行為に喜びを見出し、一心に上を目指して技術を磨く姿はとても素晴らしいと思った。

    最後の章の展開はとてもリアルで、どきっとした。
    崇高な人物の存在が崇拝され、その教えを覚えることだけに満足し、体を動かして練習するという一見すると地味な学習をしなくなる、これは自分自

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    2021年09月26日
  • 心が挫けそうになった日に(新潮文庫)

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    ネタバレ

     五木寛之「心が挫けそうになった日」、2021.2発行。視線を低くして生きる、それでも人間を信頼する、転がる石として生きる、の3つの章立てです。「70歳年下の君たちへ」を改題したもので、若者に対する著者の存念が吐露されています。私にとって一番心にグサッと響いたのは、敗戦時に囚人部隊を第一陣とする酸鼻を極めたソ連軍の暴行略奪の話です。戦争に負けたことがなかった日本人にとって、呆然自失の出来事でしょう。今の日本、災害、病気の災難は避けがたいものがありますが、干戈を交ゆることのない70数年、有難いと思います。

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    2021年08月23日
  • 金沢あかり坂

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    しっとりとした恋愛小説集かと思っていたら、
    遠い昔の金沢の恋のものがたりもあり、
    金沢という町の持つ、不思議な魅力が
    引き起こす、ちょっと怖い話や、
    作者がこの町に魅入られ、
    距離を取ったり取られたりしながら、
    やがて離れることになった理由など。

    どの話も、それぞれ違う色合いで
    金沢という町の魅力を存分に見せてくれた。

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    2021年08月09日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    簡単な文章ですぐに読める。
    解説が大変面白かった。
    作品からどんな思いを持つかはそれぞれだと思うが、これを読んでジョナサンのようにたびに出ようと思わなかったのは私がもうイイ歳だからかな。

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    2021年07月18日
  • 回想のすすめ 豊潤な記憶の海へ

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     回想の力、五木寛之さんはその力によって支えられてきたと。辛かった時代をくぐり抜け、苦しいときは「あの時に比べれば~」と。また、ストレスを解消するときは、嬉しかった時、幸せだった瞬間を回想していると。回想は思い出とは違って、積極的な行為であり、高齢者の特権。そして生きる力につながっている。五木寛之「回想のすすめ」、2020.9発行。

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    2021年05月22日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    最初から何故だかわからないけどジョナサンに対して否定的なポジションを取りながら読んでいた。
    食べることよりも飛ぶこと、高い位置から仲間を見下ろし自分の正義を貫こうとする、天に登って「白く」輝き、自分は特別ではないとしながらも明らかに特別な能力を発揮するジョナサン。自分の教えが形骸化し、意思に反して偶像崇拝的な信仰が一般化するなか、ジョナサンはそれをただ見ていたのか。かれなり「愛」とは結局何だったのか。
     どこまでもストイックに、生きる意味を追い求め、「飛行」というアイデンティティに全てをかける姿勢には心打たれる。がしかし、なぜジョナサンな共感することはなかなかできない。
     最後に訳者の方がその

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    2021年03月15日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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     五木寛之の小説は面白いのであるが、長編は間延びがある。わずか2巻なのに随分かかってしまった。この次の編も読もうと思うが、全部読み終わるのはいつになるやら…

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    2021年03月13日
  • こころの相続

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    もっとコミュニケーションの取れる子どもだったら、祖母から色々な話を聞いておけたのに、と悔やまれる。伝承されなかった大切なことが、世の中には沢山あるのだろう。

    「相続」という言葉を、このように使うことに違和感を覚えた。「承継」などと言い換えたほうがよかったのでは? 言葉は、本来の意味を尊重して使ってほしいと思った。

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    2021年03月03日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    (上下巻の感想)親鸞聖人が島流しにされて越後で過ごす日々から、縁あって関東で布教をした頃を描いた作品。

    青春編を読まずに読んでしまいましたが、十分楽しめました。難破船を使ったライバル役のアジト、大捕物のようなハラハラするシーンなど、読んでいてわくわく、ドキドキするような演出も多く、とても読みやすかったです。

    作中では、越後でも関東でも、地縁がほぼないところから布教を始めるなか、一癖も二癖もある土地の人たちと出会い、交わることで、だんどんとその地に根を下ろし、念仏を伝えるということに苦心しながらも努めている親鸞の様子が丁寧に描かれています。

    目指す方向は似ていても、信仰のあり方の違うライバ

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    2021年02月28日
  • こころの相続

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    相続とは法的に保護された財産の所有権を死により移動すること。氏のいう文化やら作法、風習の伝承は意味合いが違う。
    この人のエッセイ、話題になるがハズレが多い。タイトル負け?

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    2020年12月07日
  • 漂流者の生きかた

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     五木氏と姜氏の対談、どちらかというと五木氏がリードする形で進められている。五木氏は戦時中に幼少期を満州で過ごし、姜氏は二世として熊本に生まれる。
     いまそこにある問題として、南米から日本へ出稼ぎに来た一世とその子供達(二世)の差別や就労の難しさ、貧困の問題がある。リーマンショックに続いて新型コロナウイルス禍でますます問題が深刻化している。漂流者の生き方、生きていくことが難しい状況もある。

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    2020年09月05日
  • 漂流者の生きかた

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    有名な著者たちの対談。話の内容としては共感できるところが多いが、話の落としどころが個人的には難しくてわからない。要はもう少し寛容な世の中にならないか、二極化しない中庸が認められてもいいのではないか、というところか。

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    2020年08月15日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    ある意味、青春の門あたりは五木寛之好きだったけど
    思想に偏りを感じてからは
    他のはふーん。
    多分念仏の思想が大。

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    2020年06月15日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    常陸(下巻)編。ここでも仲間が多く、念仏を聞いてくれる人が急増化していく。悟りを開くために血のにじむような努力をしているが、苦労を掛けていると分かっている妻と大げんかをするなど、人間臭さも多く持っている。夫婦共一つの土地に拘らない大らかな考えを持っている。

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    2020年05月27日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    平安末期。念仏を広めていく親鸞の姿を描く。激動編は女房と、越後(上巻)・常陸(下巻)と移り住む。2部とあって、途中からの読み始めだが、十分面白い。河原に住み込む荒くれ部隊を仲間に取り入れたり、雨ごいの念仏を1週間したり。全国44誌に掲載された小説の単行本化。どうりで物語がスピーデイだ。

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    2020年05月27日