【感想・ネタバレ】かもめのジョナサン【完成版】のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月14日

人は人でしかないんだと思いたいと思った。

能力、考え方、時代、色々な物事が混ざり合って今の自分がいると思った。

そんな簡単じゃないぜえ、自由
そもそも自由って自由じゃなかったりするぜ。

それがそもそもの間違えだぜ
そんな事を言ってちゃあなれねえぜ、自由。

みたいな考えが右往左往しながら読みま...続きを読むした。



4章は、宗教とかニヒリズムを感じられて面白かったです。
考え方も普遍的ものなんて無いのかもですね。
ベルセルクの魔女さんが言ってたみたいに円環ではなく螺旋なんでしょうね。


五木寛之さんの批評を全部読むと、色々な角度からの見方があると勉強になりました。

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Posted by ブクログ 2023年11月30日

周りに流されず、ただ飛ぶことを追求したジョナサン。
当時のヒッピー文化と相まって、人気になったそうだが、時代背景に関して勉強不足であり考察するのが大変難しい。

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Posted by ブクログ 2023年06月17日

完成版として発売時から新たにPart Fourが追記された本書で初めてこの作品に触れたが、あとがきでも書かれていたように、Part Threeまでだったらあまり面白いとは感じられなかったかもしれない。
当時はアメリカのヒッピーから人気が広がったという話だが、それは理解出来つつも現代ではあまりウケない...続きを読むだろうなとも感じた。
Part Fourにおいて、始まりに戻り時代は回るという事を感じさせられたのが良かった。

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Posted by ブクログ 2022年04月03日

・雨の日
・紅茶屋
・ヒッピーの聖典。
・お店に置いてたのでナナメ読み。

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・アルケミストと同様にスプーンの油にも触れている。
・ジョナサンの教えはやがて本質ではなく形式のみが受け継がれていく。
・パート4が書かれたのは近年、40年かかったそうな。
・すべてが茫洋としてすべてが...続きを読む確信系の本。
・印象的だった部分↓
・ジョナサン:「自分を追い出した者に教えてあげなさい」
・ジョナサン:「私は皆と変わりない、自分の事を知り、すでに練習を始めていることが重要だ。」

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・飢えた事がある世代と、そうでない世代では大切にしているものが違う。

・大切なのは丸が重なる部分。

・丸の重なりに何を入れる?

・それがスプーンの油?

・もう少し考えてみます。




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Posted by ブクログ 2022年04月03日

形而上学の学びと人間が陥りやすい(現在の人間社会が陥っている)罠、宗教や権威についてカモメの社会を通じてフィクションでありながら、はっきりと描かれている作品

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購入済み

生の追求

2021年10月27日

ただ生きること。天敵から身を守り、食事を得て、子を育てること。これらは尊く、ないがしろにできるものではないと思う。しかし、それらと同等の強い想いを別に持つことができたなら、人生に強靱さが加わる。

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Posted by ブクログ 2021年09月18日

ひとつのことを極めることで得られる解脱、悟りようなものはあると思う(少なくともあってほしい)。五木寛之氏は「ゾーン」と書いているが、そういう一時的な感覚ではなく、人生観を変えるような何かである。それは、生死を扱うような武術・武道の類のみならず、茶道や華道などにもみられるし、禅的にいえば仕事家事全般、...続きを読むなんでもそうだろう(要は、取り組み方)。

ジョナサンにとっては「飛ぶ」ということが、それだった。作者のリチャード・バック氏が戦闘機や曲芸飛行のパイロットであったこと、シルバ・マインド・コントロールの経験者であることを考えると、本人の体験をもとに記したものであることは想像に難くない。

悟りを得た人が、他の人々にその方法を伝えるべきかどうかは、大きな問題のようだ。伝えればどうなるのか。社会的に排除されるかもしれない。周囲で混乱や争いが起きるかもしれない。よくても変人扱いだろう。かの釈迦ですら、梵天に再三頼まれて決断したのである。だから、作者は宗教活動なんかはせず、「かもめのジョナサン」という寓話の形で、自分の体験を世に伝えたのではなかろうか。

などと考えながら読み終わり、最後の五木氏の「1974年版あとがき」で驚いた。寓話を書いただけでも、あやうく排除されそうになっているではないか(しかも訳者によって)! もちろん、その後、2012年に最終章「Part Four」が追加されたことで、ジョナサン=ブッダ(目覚めた者)であり、「宗教がたどる道」を示した寓話であることは確定したわけだが。これは初版から追加しておくべきだったのでは? と思わなくもないが、当時の米国では、それこそ、むしろ宗教批判として排除されかねない感じだったんでしょうかね。

葬式仏教に辟易しながらも、彼岸の準備をしつつの読書でした。

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Posted by ブクログ 2021年06月27日

10代前半の頃に読み、非常に感銘を受けた本。
人生で一番つまらない時期を過ごした今、完全版を買って読み返してみた。
感想が思い浮かびすぎて、上手く言葉に出せない
つまらない言葉になるけど、自分の人生を振り返るきっかけになった。

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Posted by ブクログ 2021年01月08日

小学生の時に読んで、サイケデリックを体験してから読み直したら感想が変わった。自分が日々考えている統合と分断についてや何かを探求していくうちに分かり合える仲間が減ってしまうことこと、一般性を失った人はどうなるのか、人生における他人の存在意義など、自分が普段考えていることに近いことに関するヒントをくれる...続きを読む本だった。

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Posted by ブクログ 2020年12月26日


宗教とはなんなのか?哲学とはなんなのか?
考えるヒントを与えてくれる1冊。

読み終わった後は自分の感覚を1番大事にしたい。
感じたままが今の私なんだなと思えた。

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Posted by ブクログ 2020年08月14日

・THE HIGHLOWS「十四才」から辿り着いた。名著でした。人生のストーリーは一生じゃ足りないよなって私も思った。

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Posted by ブクログ 2020年07月20日

他人が自分勝手に見える、私のことを否定していると、感じることは、実は、自分自身も自己中心的。あの人はジョナサンやなと思っていたが、そんな自身もジョナサン。
世界側から物事を捉えると、感じ方が変わるのかも。
と感じた一冊。

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Posted by ブクログ 2023年11月10日

開始: 2023/11/9
終了:2023/11/10

感想
光り輝くカモメ。その姿を追って輝きを失うカモメ。大衆は愚かなのか。聖人は生まれつき成人なのか。宗教に救いはないのか。残響は消えない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月13日

リチャード・バックの本は、読み始めるとたちまち辺りに静謐で夢の中の様なふわふわとした浮遊感に包まれる感じがして、プロペラ機で1人空を飛行している時はきっとこんな感覚なのかな。と夢想してみたり昔からとても好きなのだが、最近になって第四部があった事を知り今回初めて完成版を読んでみた。

不思議な世界のカ...続きを読むモメの話は、人間社会に生きる私たちがその意味を考えるうえで示唆に富んだ内容ではあるけれど、第三部までは童話(?)寓話(?)的な世界観の色が強く、説教くさく感じないまま物語は終わるという印象を持っていた。

第四部ではジョナサンが会得した飛行技術や「カモメとはどんな存在か」を若いカモメ達に教えていく中で、やがてジョナサン自身が神格化され、本質であるはずの飛行技術を学ぶ者や自分とは何者かを考えるものがいなくなっていく。

きっと仏教やキリスト教も、はじめは「隣人に愛を持って接する」とか「家族を大事にする」とかシンプルな事が本質であったはずなのに、誰が何を言ったかとか教義の解釈の違いとか、本質的ではない物事で人々が分断されていく事を示唆しているように思う。

第三部までの構成では「星の王子様」的なファンタジーなお話の印象が強いが、第四部を含めると人間社会とリンクする部分も相まってフワフワとした読後感の心地良い感覚が少し薄まる気がして、そこがイマイチという感想もよく見かける。

けど、この完成版の方が物語全体としては起承転結がはっきりしていて分かりやすく、個人的には「アリ」かなと思う。

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Posted by ブクログ 2023年03月14日

生きる目的って。
寓話なのかファンタジーなのか。児童文学の姿をしてるのに、読んでみたらとんでもない方向に流さる作品。エンデの「モモ」のような衝撃を受けました。

谷口けいさんが好きだった本。ということで気になり読破。70年代後半に世界中でブームになったそうなので、知ってる方もいるでしょうか。

かも...続きを読むめのジョナサンは、飛ぶことが好きなカモメ。
他のカモメは餌を摂るために飛ぶが、ジョナサンは飛ぶこと自体が目的。より一層美しく、速く、「飛ぶ」ということをとことん追求していく。

そんな他と違うカモメはどこの群れでも馴染めず、追放されしまう。そんなはぐれカモメ達が集まり、ジョナサンは飛ぶことをさらに追求し続ける。そこで出会った師匠の教えを受け、ジョナサンは卓越した境地に達する。

物語は驚くほどグイグイ進み、ジョナサンはどんどんカモメ離れしていく。そして生きる目的を悟ったジョナサンは「優しさと愛の真の意味」を探しに群れに戻る。

元々はここで終わるはずだった3章に、完成版では第4章が追加されている。

この本は話の流れがどうのこうの、という作品ではなく、
もっと強いメッセージのために形作られた、劇薬のようなもの。という印象。

ゾーンに入る方法を体系的に解説した本。とも呼べるし、
神が生まれ、形骸化していく流れを描いた本、とも呼べる。

かもめの写真がたくさん載ってて可愛い本でもあるし、
カモメを人間に置き換えると…という本でもある。

生きる目的って、生きることじゃない。
ただ生きていく、それは本当の意味で「生きて」ない。

ジョナサンにとっての生きる目的は、
「学ぶこと」「発見すること」「自由になること」

飛ぶことを学び、新たな飛行法を発見し、限られた肉体さえも凌駕して完全に自由になること。

それこそが、生きる史上の喜びであり、地上の楽園である。

どうも文章化すると胡散臭さが勝ってしまいますが、児童文学と思って読むと火傷します。

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Posted by ブクログ 2020年02月22日

名著だと言われている本を読んでみた。なるほど、なかなかいい本かもと思った。
ジョナサンをはじめまるで人のような数羽のかもめの生きようが描かれる。私は、若いうちは人に後ろ指をさされようと自分の信じたことに懸命に向き合い、その時期を過ぎれば若さゆえの頑なさやわが身第一という姿勢に変化が生じ、後から来る者...続きを読むたちを育てるような立場になっていくことの健全さを説いているように読んだ。
それを押しつけがましくなく気持ちよく受け取れるのがこの本だし、かもめさんのパワーかなと。だからだろうか、ヘタな自己啓発本より「かもめのジョナサン」一冊読めばいいと言われたり、ビジネスマンに人気があるのもわかる気がした。
一方で、これってマニッシュな世界だよねとも思った。出てくるのはかもめだけだけど、女性のかもめはいない。ジョナサンと他のかもめの関係性も男性的、いわゆるホモソーシャル的、師弟愛的な感じがする。なんて思いながら読み終え、最後に五木寛之のあとがきを読んでいたら、収載されていた1974年版のあとがきで同じこと言ってた。

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Posted by ブクログ 2019年10月08日

シンプルだけど生きることの本質が書かれている気がする。禅にも通じる考え。偶像化することも良し悪しあるなと。

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Posted by ブクログ 2023年09月06日

生きていく上で必要な事。それは自由と冒険と愛。多分そういうような事を書いていると思うんだけど私には難しかった。読んでて、自分の内面を探り出されるような感覚がたまらなく気持ち悪かった。

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Posted by ブクログ 2023年07月13日

カモメが主人公で、カモメの視点で全てが描かれる不思議なお話だった。所々に本物のカモメの写真が挿入され、勢いよく飛ぶ姿を見ることができた。
尖った杭でもそれを貫き通せば己の道を確立し高みを目指すことができる。
そんな気持ちになるような作品。

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Posted by ブクログ 2023年04月19日

いろいろと思うことはあった。だが上手く文章にできない。本好き、哲学とか道徳とか好きな人は一度読んでみる価値はあると思う。これを読んでどう思ったか、人によってきっと違うと思うから、できることなら誰かと感想を言い合いたい。

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Posted by ブクログ 2022年04月07日

余りに神話的というのか、聖書を呼んでいるような不思議な信仰心がページを捲れば捲るほど芽生えていくのだが、少し期待値を上げすぎた感が否めない。ただなぜだか分からないけれど最後のページを閉じた時、ジョナサンにまた会いたいと思った。

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Posted by ブクログ 2022年01月28日

今のわたしにとっては掴みどころのない作品。
わかったような気がするところがあると思ったら、気付けば置いていかれているような…

定期的に読み返すと、その時々の自分の状態で印象が変わるのかなあという感じ。

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Posted by ブクログ 2022年01月03日

以前、友人からお薦めされた本。
読んだ人により千差万別だと思うけれど、私は
・まつり上げ、讃えたり信仰したりすることが重要なのではない。その大元にある考え方を自分自身によって体得することこそが重要。
・肉体の限界が精神の限界なのではない。肉体は場所や時間など様々な制約をうけているため、無限の思想が自...続きを読む由をうむ。
ということをこの本から感じ取った。

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Posted by ブクログ 2021年09月26日

頭では何かしらの良い示唆的なものを感じる気がするのだけれど、もやもやとした違和感が最後まであった。確かに食べ物のために争い合う事はやめたいと思うけど、食べるために飛ぶ人生(鳥生?)の何がダメなんだろう?とも思った。
ダメなあのカモメたちを、自分が教え導かねばというらエゴイズムのようなものを感じる箇所...続きを読むもあった。

ただ、純粋に飛ぶという行為に喜びを見出し、一心に上を目指して技術を磨く姿はとても素晴らしいと思った。

最後の章の展開はとてもリアルで、どきっとした。
崇高な人物の存在が崇拝され、その教えを覚えることだけに満足し、体を動かして練習するという一見すると地味な学習をしなくなる、これは自分自身を振り返る大事な気づきだった。

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Posted by ブクログ 2021年07月18日

簡単な文章ですぐに読める。
解説が大変面白かった。
作品からどんな思いを持つかはそれぞれだと思うが、これを読んでジョナサンのようにたびに出ようと思わなかったのは私がもうイイ歳だからかな。

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Posted by ブクログ 2021年03月15日

最初から何故だかわからないけどジョナサンに対して否定的なポジションを取りながら読んでいた。
食べることよりも飛ぶこと、高い位置から仲間を見下ろし自分の正義を貫こうとする、天に登って「白く」輝き、自分は特別ではないとしながらも明らかに特別な能力を発揮するジョナサン。自分の教えが形骸化し、意思に反して偶...続きを読む像崇拝的な信仰が一般化するなか、ジョナサンはそれをただ見ていたのか。かれなり「愛」とは結局何だったのか。
 どこまでもストイックに、生きる意味を追い求め、「飛行」というアイデンティティに全てをかける姿勢には心打たれる。がしかし、なぜジョナサンな共感することはなかなかできない。
 最後に訳者の方がその不可思議さについて言及されていて、それを読んで最後に気持ちが晴れた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年06月08日

かもめのジョナサンは飛行に対しての憧れがあった。ところが、他のかもめ達は日々、食事を探すためだけに空を飛び、魚を奪い合っていた。そんな中、かもめの掟を破ったジョナサンは集団を追放されてしまう。彼は自由を求めて旅に出る。

人々が当たり前に受け止めてしまっている社会的地位に焦点を当ててそこから脱却する...続きを読む行動を啓蒙する寓話であるように感じた。物語は三章構造だが、ページ数は少なくテンポ良く進む印象がある反面、チャンから愛を教わり悟るまでの行程が簡潔過ぎる気がする。ある時に人の良さを見出す生き方を悟るという観点には非常に賛同するが、悟りまでのプロセスが弱いと急に上から群衆を見下ろす存在なってしまったように映る。集団から突き抜けた個は現代でも重要視され、自由の獲得に貢献していると思う。しかし、その根底には食や性が絶対的に存在していることも忘れてはいけない。

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Posted by ブクログ 2020年05月05日

完成版じゃなくて古い方を読んだからchapter4は読めてないのだけれど。

星の王子さまに次ぐ寓話らしい。
かもめのジョナサンが群れを出て、通常のかもめの生き方を脱し、飛行法に励んでいく話。

率直に、ジョナサンは研究者っぽい生き方だなと思った。
chapter4で神的な話になるらしいけれどそれを...続きを読む読めていないから、宗教要素はあまり感じなかった。

訳、兼解説者の五木さんが解説で作品を批評的に述べていたのが新鮮で、しかし納得感があった。
寓話を深読みするには機知に富んでいる必要がある。。

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Posted by ブクログ 2020年04月24日

リチャード・バック(1936年~)は、米国の飛行家、作家。もともとは飛行機に関するルポルタージュ作品を書いていたが、寓話的小説『かもめのジョナサン』で一躍脚光を浴びた。
本書『かもめのジョナサン』は1970年に発表(全3部)され、当初はほとんど注目されなかったが、当時の米国でのヒッピー文化に後押しさ...続きを読むれ、口コミで評判が高まり、1972年後半からニューヨーク・タイムズ紙によるベストセラー第1位を38週連続で獲得した。
日本語版は1974年に五木寛之訳で出版され大ヒットとなったが、2014年に原作に第4部が書き加えられたのに合わせて、同年に「完成版」が出版されている。
本書は、やや落ち着かない読後感を与える小説である。
第1部では、他のカモメたちが食べるためだけに飛ぶのに対して、ジョナサンは、「飛ぶこと」そのものに価値があるとの信念を持ち、他のカモメたちから離れて一羽で、食べることも忘れて、低速飛行や低空飛行、更に高速飛行の練習を重ね、飛ぶ技術を極めようとする。しかし、そうした行動はかもめの集団からは理解されず、遂には追放されてしまうが、そのジョナサンの前に2羽の光り輝くカモメが現れ、ジョナサンを高次なる世界へと導いて行く。そして、第2部以降では、「目覚めたカモメたち」の世界で高度な技術を習得したジョナサンは、もとのカモメの世界に戻り、「飛ぶこと」の重要性を説くが、他のカモメたちからは悪魔と恐れられるようになり、自由を求めて姿を消してしまう。更に、(2014年に付け加えられた)第4部では、ジョナサン無き後、ジョナサンは神格化され、徐々に、ジョナサンの説いた「飛ぶこと」の追求は忘れ去られていってしまう。。。
前半に描かれた、集団に流されることなく、自らの理想を求めて高みを目指していくジョナサンの姿からは、自由を愛し、夢を追い求める勇気をもらえることは間違いない。ただ、後半(特に第4部)はメッセージがわかりにくく、なんとなくしっくりこなくなってくるのだ。一説には、キリスト教の異端的潮流ニューソートの思想が反映されているとも言われているが、訳者の五木寛之が解説で語っている違和感もそのあたりから出てくるものなのかもしれない。
若き日の“理想を追い求める”ジョナサンの姿からは、教えられることも多い一冊であろう。

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Posted by ブクログ 2020年04月11日

元カレの愛読書で、名作と聞くので当時読んでみたのですが、なんか、私のように努力とかがんばるとか苦手な人には向かない話かもしれません…

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Posted by ブクログ 2019年12月28日

ただ食べるだけの生を止め、好きなことを極める生き方を選んだカモメのジョナサン。
早く飛ぶための研究を行い、カモメとしての伝統的な生活を重んじる両親と社会からは疎まれる毎日です。
しかし、やはり彼は自分を信じて高みへ昇ります。
彼が見つける生きる意味とは。
人間が書いたカモメの物語ですので、当然我々の...続きを読む人生に置き換えることができます。
読者各々の違った見方によって違った教訓を得られる一冊。

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