【感想・ネタバレ】こころの相続のレビュー

あらすじ

330万部ベストセラー「大河の一滴」がいままた話題!
国民的作家、その真骨頂!
未曽有の時代に、作家がもっとも伝えたいこととは

「遺産」とはお金や土地ばかりではない。
私たちが相続するものは、経済的な「形あるもの」ばかりなのか。
人との挨拶の仕方、お礼の言い方、そのほか数えきれないほどのものを、私たちは相続しているのではないか。いまこそ「形なきもの」の中にある大切な相続財産に目を向けよ。
「魚の食べ方」という身近なエピソードから出発し、両親との記憶、日本の文化や戦争へと広がっていく話題。コロナで人と人のつながりが問われるいま、90歳に手が届く年齢となった作家が、深い思索と洞察から導きだした渾身のメッセージ。
あなたは何を遺しますか――?

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Posted by ブクログ

五木寛之 著「こころの相続」、2020.7発行。形あるもの、お金や土地(財産)よりも大切なことがある。食事の前に手を合わせる、そして魚の食べ方も言ってみれば相続ですよね(^-^) しつけ、仕草、嗜好、喋り方、幼児期の想い出、記憶・・・、確かに、相当なものを相続しています。万葉集もそうだし、芸や伝統、文化、国民性・・・。桜は集団、梅は個人、時代的には、桜(昭和)から梅(令和)に変わったとも言えるでしょうか。「こころの相続」、考えていくと、人生の生き方に通じるものと思いました。

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2020年09月18日

Posted by ブクログ

もっとコミュニケーションの取れる子どもだったら、祖母から色々な話を聞いておけたのに、と悔やまれる。伝承されなかった大切なことが、世の中には沢山あるのだろう。

「相続」という言葉を、このように使うことに違和感を覚えた。「承継」などと言い換えたほうがよかったのでは? 言葉は、本来の意味を尊重して使ってほしいと思った。

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2021年03月03日

Posted by ブクログ

相続とは法的に保護された財産の所有権を死により移動すること。氏のいう文化やら作法、風習の伝承は意味合いが違う。
この人のエッセイ、話題になるがハズレが多い。タイトル負け?

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2020年12月07日

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