五木寛之のレビュー一覧

  • 無力 MURIKI

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    「明日のことはわからない」ということをわかっている人は、「明日のことなどわかっている」というひより、5割ぐらいはマシ

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    2013年05月20日
  • 人間の運命

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    人間の運命は変えられるのか?「宿業」についての考えが書かれた本。五木さんの終戦時の強烈な体験から考察されている。

    確かに変えられない運命を背負って人は生きていると思う。でもその中で少しでも良く生きたいと思ってもがいているのではないだろうか?だから本も読む。

    ただ誰かが「よく生きる」影にほかの誰かの犠牲があるというのは、これまで考えたこともなかった。確かにそうかもしれない。

    社会のある一定割合が落ちこぼれたり、イジメがなくならないことの根源はそういうことなのかもしれない。

    何を書いても軽い気がする…。頭の良い人って、みんなこんなこと考えているのかな?凡人で幸せなのかもしれない。

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    2013年05月09日
  • 無力 MURIKI

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    実に五木さんらしい著書。
    白か黒か、はっきりさせるのではなく、そのあわいを揺れ動く。
    それこそが世の中の真実ではないか。
    有力ではなく、無力でもなく、無力(むりき)。
    読んでる間にちょっとくどい気もしたけど、そんな本でした。

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    2013年05月03日
  • 選ぶ力

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    時代がどのように変動しても価値が変わらない資産としての健康。

    人間の歯は50年ぐらいで使えなくなるようにできている。

    日本には100歳以上の長寿者が5万人ちかくいるが、その約80%が寝たきりの状態におかれている。

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    2013年03月31日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    本当に久しぶりに五木寛之でも読もうかな、と。まったく穏やかで明快な語り口調の中に様々な自分の考えを詰め込むということの達人の文章で、素直に受け入れることができる。いわゆる「人生論」的な本は胡散臭いものばかりでまったく信用していないけれど、この人の言葉なら信用できる、そういう感じがする。色々な角度から「ヒント」を少しだけ与えてくれる本ですが、私が印象に残っているのは、「歓ぶ」、「惑う」、「喋る」かなあ。どれも、あまり自分が考えたことのない視点を与えてくれると思います。ちなみに、私は五木寛之が生きるということを苦しく険しい道のりであるということを根本条件にしているのを今回初めて知った。読んだのが昔すぎてあまり覚えていなかったのだけれど、そういうイメージはなかったです。どちらかと言えばもっとポジティブなイメージ。きちんと根本があった上でのほんの些細な示唆という謙虚さに頭が下がる。いい本だと思ったので、続きシリーズも今度読みます。そして、三木清も。

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    2013年02月19日
  • 選ぶ力

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    選択のノウハウや技術を教えてくれると思っていたが、筆者の体験記のような本で少し肩すかしをくらった。しかし、人によっても選択の目的はさまざまなわけだし、そもそも選択のノウハウや技術などあってないようなものかもしれない。
    自分で選択出来てこそ、主体的な人生をおくれる。選択は自己責任であり、より前向きに選択する勇気、そして喜びを持っていきたいと感じた。

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    2013年01月28日
  • 下山の思想

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    少し前に「断捨離」という言葉が話題になったが、片づけ術だけでなく「シンプルに生きる」という意味でもいい言葉だなと思った。モノやエネルギーを大量に消費する時代というか、ある意味大量消費の「イデオロギー」はもはや衰退するであろう。職種がら認め難い(笑)が、常に右肩上がりの経済成長は今後は望めない。
    本書に書かれている「下山」という考え方は、マイナス成長時代を前向きに生きるための思想である。
    この閉塞感から抜け出す、新たなイデオロギーとしては、ありかなと思う。

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    2013年01月20日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    ちょっとした喜びを感じる感情のひだが大切で小さな幸福が生きる力になる。だから日常の中で自分の好きなこと、自分にとってすごく気持ちがいいこと、幸福感を感じることを大事にする必要性を今一度、思い出させて頂いた。

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    2013年01月09日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    私もポジティブシンキングで考えたいが、常に反対の思考も沸き起こる癖がある。
    「幸福の中に不幸があり、不幸の中に幸福がある」、そんな同居した感覚は五木寛之でなくとも、日本人が持っている感覚だと思う。
    そう感じながらも努力もし、上を目指すだろう。
    移り変わり変化する社会の中で、思考し感じることも変わっていく。
    幸福と感じ、不幸と感じることも、この社会と共にある。
    最大多数の幸福に近づけるために、自助努力で自立し、ほどほどの満足で良しとしなければならない。

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    2013年01月04日
  • 下山の思想

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    とある人生の先輩のメッセージカードに載せられていたのをきっかけに読んでみた1冊。
    その方がおっしゃるとおり、たしかに高齢者向けの本であった。
    とても読みやすくてわかりやすい1冊でもある。

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    2012年12月29日
  • 下山の思想

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    先日出た句会で、ベテランの方が退会されるという…
    その、挨拶のなかで触れられていたのが本書だった。
    ボクは、さだまさしの「飛梅」の一節を思い出していた…

    ーのぼりつめたら下るしかないと
     下るしかないと気づかなかった 天神様の細道

    ただ、どうせ下らなければならない道ならば、
    できることなら、生きてある一瞬、一瞬を満喫して
    下ってゆきたい…そう思うのは当然のことだろう。
    本書のメッセージは、いたってシンプルだ。

    ーどんなに深い絶望からも、人は立ちあがらざるをえない。
     核に汚染されたあぢ地にも、雑草は生え、樹木は根づいてきた。
     しかし、と、そこで思う。私たちの再生の目標は、どこにあるのか。
     何をイメージして復興するのか。
     それは山頂ではない、という気がする。
     私たちはふたたび世界の経済大国という頂上をめざすのではなく
     実りの多い成熟した下山をこそ思い描くべきではないか。

    いろいろな雑話を交えながらも、本書の云わんとするのは
    その一点に尽きるだろう…それにしても、なんという
    含蓄の深さ!…本書自体が、著者が下山を味わいつつ
    過ごしているかのようなのだ。

    しかし、こうした思いを、若い世代に伝えてゆくのは
    たいへん難しいことに違いない…。志を高く持ちながら、
    山を下るように生きる…なんてことが、はたしてできるのか?
    それがつきつけられている…まさに未曾有の時代なのかもしれない。

    ボクは、そんなとまどいを覚えながら、
    句会を退会される、ふたまわりも年長の先輩に、
    こんな拙い句を贈った…志の行方が見えないまま…


     下山に向かひて昇る冬立志

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    2012年11月26日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    ネタバレ

    入社してすぐに(もう15年以上前に)1~5巻くらいまで買って通勤電車で読んだ記憶がある。引っ越しですべて処分してしまったが、気になる最初の巻だけ再度購入した。
    ある章に書かれていたマーク・トゥエインの「優しいだけが・・・」のフレーズが当時、すごく気にいっていた。「トム・ソーヤの冒険」の作者なんて当時は知らなかったけど。

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    2012年11月26日
  • 下山の思想

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    思想について論じられているのかと思いきや、まさかのエッセイ。

    日本は確かに円熟期にあるのだろう。
    日々変わっていく世の中で、下山のように落ち着きゆっくりとした気持ちを持って、それでも登っていきたい。

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    2012年11月20日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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    ☆天上天下唯我独尊
    :宇宙にたったひとつの自分、そのことだけで、かけがえのない存在

    ☆年に二度は上手に風邪をひく
    :発熱や下痢は体のバランスがくずれた時の自浄作用、無理に薬で抑えてはだめ

    ☆往く川の水は流れてもどらない
    :ガンを含めて全ての病気は治らない、うまく付き合え

    ☆腰痛の原因は複雑
    :こころも影響している

    ☆他力
    :もう無理だ等考えるのは無駄、いけるところまで行けばよい。もし行けなくなったら神様が休めと言っているのだ。自力だけでは無理、ヨットは他力(風)がなくては動かない

    ☆光と影は一体
    :光だけを増やせと言っても無理な話。ストレスもいっしょ

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    2012年11月11日
  • 下山の思想

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    五木寛之さんの作品を読むのはいつ以来でしょうか。
    思い当たるのは『生きるヒント』シリーズ。もっと遡れば、学生時代、短編小説を何冊か読みました。金沢に縁のある五木さんの過去の小説は、親近感を覚えて金沢に関連する地名を読み漁りました。

    下山の思想とは、少し悲壮感漂うというか、少し消極的・否定的に現在の世相を眺める印象がありましたが、必ずしもそうではありません。こういう時代だからこそ、しっかり足元を見つめる必要があります。

    決して悲観的になるものではありません。


    下山するということは、登ることに比べ価値がないことではない。
    文化は下山の時代にこそ成熟する
    私たちの時代は、すでに下山にさしかかっている。そのことをマイナスと受けとる必要はない。実りある下山の時代を、見事に終えてこそ、新しい登山へのチャレンジもある
    ちゃんと下山する覚悟のなかから、新しい展望がひらけるのではないか。下山にため息をつくことはない

    時代の変化は一朝にしておこることはない
    長い時間をかけて変化がきざし、進行する。ある時、臨界点に達して堤防が崩壊する。そのあとも、切断された堤防は一定の役割を果たす。一箇所切れたとしても全流域に氾濫がおこるわけではない。

    現実とは、過去、現在、未来をまるごと抱えたもの
    人は今日を生き、明日を生きると同時に、昨日をも生きる

    <この本から得られた気づきとアクション>
    ・時代は下山の時代である。しかし、悲観すべきことではない。ふさわしい社会、生き方をすべき
    ・今までの成功法則ではない。ふさわしい生き方とは何だろうか。
    ・下山の先進国(ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、イギリス、アメリカ)にヒントを見つける

    <目次>
    まず、はじめに
    いま下山の時代に
    下山する人々
    いま死と病を考える
    大震災のあとで
    ノスタルジーのすすめ

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    2012年10月27日
  • 百寺巡礼 第一巻 奈良

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    お寺にまつわる言い伝えなどが解りやすく書かれていて、さすが作家さんだなあと思いました。

    室生寺や唐招提寺、東大寺のお話がとても印象的で行ってみたくなりました。

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    2012年10月05日
  • 下山の思想

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    ネタバレ

    これまで遮二無二頑張ってきた日本。てっぺんに向かって盲目的に突き進んできた。
    これからは「下山」の時のように、周りの美しい風景を楽しみながら、足元に気を付けてゆっくりと過ごしていくことがいいのではないかという提言。
    年代によって受け取り方はことなるかも知れないが、共感できる部分は多い。
    ただ、後半に具体的な提案があるのかと思いきや著者のエッセイに。
    これから具体的にどうするかは各自が考えたらいいってことかな。

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    2012年09月23日
  • 蓮如物語

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    蓮如の生涯について、昔話のようにやさしく書かれた作品。
    仏教の難解な言葉は一切登場せず、ただ蓮如の生き方を描くことで蓮如の教えを表現している。
    子供向けに書かれているが、大人が読んでも面白い。

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    2012年09月09日
  • 下山の思想

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    日本は上りの時代は終焉し、どのように下山をすべきか?という下山の美学を描いた話です。確かに、いつまでも上りが続く訳ではなく、山は頂上があって、そこから下る過程まで含めて登山であり、人間はなかなか下りにはネガティブなイメージがあって焦点をあてないように避けようとする傾向があるのは納得で、下山の際に上りにの過程では見えなかったことが見えることもあるというのも深い真理ですね!
    ポジティブシンキング=上昇志向ではないということでしょう。
    のびやかに、明るく下山する気持ちこそ、今の日本人にとって大事な真理であるというのも、無理をした生き方をしないということで、腹におちました。

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    2012年09月03日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 雨の日には車をみがいて

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    筆者のクルマと女の遍歴・・・
    こういう本が受け入れられていたというのは、ある意味幸せな時代だったなぁ、と今ではしみじみ思う。

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    2012年09月03日