人間の覚悟

人間の覚悟

660円 (税込)

3pt

そろそろ覚悟をきめなければならない。「覚悟」とはあきらめることであり、「明らかに究める」こと。希望でも、絶望でもなく、事実を真正面から受けとめることである。これから数十年は続くであろう下山の時代のなかで、国家にも、人の絆にも頼ることなく、人はどのように自分の人生と向き合えばいいのか。たとえこの先が地獄であっても、だれもが生き生きした人生を歩めるように、人間存在の根底から語られる全七章。

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人間の覚悟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    五木寛之さんの作品は、「青春の門」などの小説やエッセイなど、若い頃によく読みました。本書も確か一度読んだと思うのですが、まだ若かった自分には、五木さんが仰ることが何か暗く、後ろ向きに感じて、当時はあまり本書に対する印象は良くなかったような記憶があります。五木さんの70代の作品(2008)で、これから

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    生きていることに価値があり、大変さと儚さを胸に、一日一日を感謝して生きていく覚悟が必要だとあった。読みごたえがある一冊だった。私も向上心ばかりでなく、毎日の無事に感謝する心を持って、寿命まで元気に健康で仲良く暮らしたいと思った。

    0
    2023年10月16日

    Posted by ブクログ

    人生の岐路に立っている自分にとって、この本の如くどかにいても這いつくばって地獄に縋るように生きると覚悟すれば、なんとでもなるのかもしれないと思った。今も昔もあまりこの世は変わらない。

    0
    2019年01月20日

    Posted by ブクログ

    非常に読みやすくておもしろかった。
    たくさん線を引きました。

    P7.『どんな人でも、自分の母国を愛し、故郷を懐かしむ気持ちはあるものだ。しかし、国を愛するということと、国家を信用するということとは別である』
    現代ではここがごっちゃになってしまっている印象

    0
    2016年07月09日

    Posted by ブクログ

    五木寛之・著。
    初版・2008年11月、191ページ。

    重い。暗い。深い。
    五木寛之氏の本は初めてで、この人の考え方に触れたのは初めてだったので、少々びっくりした。
    少なくとも、30代前半の自分としては、現段階では、その深い意味での理解ができないと思った。

    ただ、氏が、自身の原体験として、戦後の

    0
    2012年01月24日

    Posted by ブクログ

    生きることの大変さと儚さを胸に、この一日一日を生きていくしかない。そう覚悟しているのです。五木氏はこの本でこう締めくくっている。無条件にこの本は良かった。

    0
    2011年07月19日

    Posted by ブクログ

    『世間は「あきらめない」ことを賞賛しますが、「あきらめる」は決して弱々しい受け身の姿勢ではなく、正しい覚悟をきめる上では不可欠なのだと思います。』

    あきらめる覚悟かぁ

    なんか重石をとってくれる本でした。

    #人間の覚悟

    0
    2019年03月05日

    Posted by ブクログ

    「あきらめる」→「明かに究める」
    に全て集約されているような気がする。

    今の日本人にとって大事なのはいかに「あきらめる」かが問題なんだろう。

    0
    2018年11月05日

    Posted by ブクログ

    人生を登山と下山になぞらえて語る五木寛之さんです。頂上目指して希望に燃えて歩を進める登山、歩いて来た道の景色を眺めながら達成した満足感と心のゆとりを持ってゆっくり歩を進める下山。戦後50年、特に平成の世になってからは日本の社会全体が下山の空気に。自殺者年3万人超、生活保護世帯100万超、病気の氾濫と

    0
    2018年03月27日

    Posted by ブクログ

    生きているだけで価値がある、というのは、実は人は生まれた時から何らかの関係を持っていて、そこで繋がりがあるから価値があるのだと思います。
    僕は、純粋に『生きているだけで価値がある』とは思いません。やっぱり、何か自分にしかできない事やアイデンティが持てないと価値が見出だせないと思います。で、生きていれ

    0
    2015年12月02日

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