五木寛之のレビュー一覧

  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    うーん、要は私には合わなかったということか。
    念仏の論争はなるほどなと思って面白かったけど。
    きっとこの本の魅力は「親鸞の人間くささ」なのだとは思うけど、私にはそこが合わなかった。結局は家族を犠牲にし自分のやりたいようにやってるだけだし、色んな困難に合うけど、自分で何ひとつ解決してない。恵信や周りの人々に助けられての「親鸞」なのに、何を偉そうにと穿った見方をしてしまう。高僧な親鸞とはいえその境地に辿り着くまでは「ただの人」だということか。

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    2015年06月10日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    友達から借りた本
    初親鸞で初五木寛之作品。
    ずっと気になっててようやく読めた。思ってたより読みやすく面白かった。どこまでが史実でどこまでが小説なんだろう。結構エンタメ小説っぽかった。あ、だから読みやすいのか。

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    2015年06月07日
  • 養生のヒント

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    前半の「生」「養生」「病」あたりまではまあそうかなといった具合だが、後半の「老」や「死」の章になって俄然含蓄と説得力を持ってくる。
    著者自身が実践し又思考している生の実践を、淡々とではあるが、研究した仏教等にも絡めながら、独自の死生観を披露している。

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    2015年05月27日
  • 気の発見

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    気のつく言葉が日本語に多いという指摘。気は実体としてとらえられず測定できないが,あるように感じられる主観的経験は測定できる。気が何らかの法則性を持って機能しているならば将来的に測定することは困難ではないだろう(機器の問題はあるけれど)。いや,構成体としての気ということも考えられる。そうであればアプローチは異なる。
    などと頭で考えるより,そこにある現象をいかに解釈し,自分の世界に取り込めるか,または,理解不能なものととして自分の世界の外にとどめておくか,そんな感じがした。

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    2015年05月06日
  • 神の発見

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    積読だったが、気が付いてやっと読んだ。五木寛之とカトリック教会司教の対談。仏教とキリスト教の比較。五木は特に浄土真宗に詳しいのでその辺からの突っ込んだ話が興味深い。自分自身、身内の葬儀の時に浄土真宗のお坊さんの話を聞き、あれ、これはキリスト教の教えに似てるのではないか、、、と思った体験がある。仏教の中でも悪人正機説の浄土真宗が特にそのようだ。

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    2015年03月02日
  • 息の発見

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    対談集。二人の博い知識が話をわかりやすくする。
    禅の修行が苛烈を極めるのは基本的欲求による迷いを断つためという考えが面白い。睡眠不足だけど起きて集中しなければならない状況では自然とその他の欲求の認知度が下がるらしい。
    意識のポイントが上,肩で息をする→ポイントを下げることで落ち着く,臍下丹田
    吸うことと吐くこと。難しいのは吐くこと。

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    2015年02月23日
  • サンカの民と被差別の世界 ――隠された日本 中国・関東

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    ネタバレ

     人種差別という言葉、普通に生活していれば聞かない言葉だ。
     その言葉を聞くと、自分とは関係のない、むしろ宗教に似たいかがわしさを感じる。

     しかし、かつて戸籍に登録されない人たちが日本には存在していた。

     海の上、船で一生を終える「家船(えぶね)」
     山の中で移動しながら生きていた「山咼(さんか)」

     前半では戦後まで存在していた彼らの存在を炙り出す。

     後半では江戸時代の階級、士農工商のさらにその下にいた穢多・非人に焦点を当てる。

     関東一円の穢多を取りまとめていた穢多頭の称号「弾左衛門」とその下で非人を管理していた「車善七」筆頭四人の存在。

     本人は穢多の被差別民ながら旗本ほどの石高と穢多に対する裁判権を持つという二面性を持っていた。


     かつて日本に存在していた被差別民たちの存在が忘れ去られる前に書き記される。

     日本には明治維新前後、そして戦前前後の二回、文化の断絶が起きている。

     かつて何があったのか、失われた記憶記録を炙り出す作業は日本文化の流れを知るために必要なことだと思う。

     かつての被差別民の存在を示すことで、現在は差別が表面に浮かび上がることがない平和な世の中になったことを実感できる。
     ただし、それは北から南まで日本国民が均一化したことを意味する。

     人と違うことをすると社会から爪はじきにされるという構造は昔から変わらないのかもしれない。

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    2015年01月31日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    エンタメ小説として読んだが、素晴らしく面白かった。
    大河ドラマとかになりそう。
    完結編ではどうなるのか楽しみ。

    神がかりとか偶然的なものに対して、エンタメだから・・と読む人もいるだろうが、五木さんはそういうものを否定せずむしろ大切に考えている部分がある。
    穢れとされる女性が神がかりになり救うという、天照大神的なイメージも面白かった。

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    2015年01月01日
  • 霊の発見

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    本のタイトルから幽霊といった類の直接的な霊、霊魂といったものを期待して読み始めたが、霊性や畏れといった自然界のエネルギーとしての世界について語り合う大きくとらえた対談
    面白い視点だったと思う。。自殺者を例に五木氏が語る心のうちに宿している世界があるかないか…拠り所を持っているかいないか、そして現代は拠り所を持たず心がさまよっている感じがしてしかたないという言葉に考えさせられた

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    2014年12月14日
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 風に吹かれて

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    個人的には「人生案内」や「生きるヒント」のほうが好きだな。

    少年だったころ、みんな木片をけずって当時の軍用機のモデル作りに夢中になっていたそうだ。日本の飛行機はもちろん、同盟国のものや敵国のものまで子供たちは熱中していたとのこと。こういう思い出って、さらっと書かれてあっても、夢中になって軍用機について話し合う男子達の姿が生き生きと頭に浮かびますね。

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    2014年10月30日
  • 元気

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    無功徳としてあきらめる(あきらかに究める)
    こだわらない
    執着しない
    放念する
    昨日のことを思い出さない、明日を考えない

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    2014年10月07日
  • 宗教都市と前衛都市 ――隠された日本 大阪・京都

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    ちくま文庫が、五木寛之の過去の著作から「隠された日本」というシリーズを組んで、今年度くらいから月1ペースで文庫本を出している。「歴史の基層に埋もれた、忘れられた日本を掘り起こす」がコンセプトらしい。
    五木寛之さんは全く読んだことなかったけれど、そのシリーズ第1弾「中国・関東 サンカの民と被差別の世界」は大変おもしろく読んだ。なので、今回の「大阪・京都 宗教都市と前衛都市」も、せっかく大阪にいるしと思って期待して読み始めたが、、、ちょっと期待はずれ。
    「サンカ~」の方は、被差別の世界に詳しい沖浦氏が登場したり、いろんな当事者の方への取材がベースにあったりしたのに対し、「大阪・京都編」は、かつて住んでたときの印象や、誰それがこう言ってたとか、こういう話を聞いたことがあるとか、典拠が曖昧な上に作家の「感性」と「想像力」で語っている感じ。別に論文じゃないんだからいいのだけど、私の求めていた歯応えはなかった。軽いエッセイ。
    五木さんとおしゃべりして、「そういう捉え方もありますね~」という感想は持てるけど、なにか知識が増えたような充足感はない。

    それにしても人が大阪について語るとき、「ステレオタイプな大阪のイメージ」というのが前提にあって、「それはテレビが広めた偏ったイメージでしかない、本当の大阪は…」と言って、結局また「大阪人とはこういうものなのです」と新たな型を提唱して終わる、というパターンに陥りがちな気がする(大阪に限らないか…)。

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    2014年07月24日
  • 隠れ念仏と隠し念仏 ――隠された日本 九州・東北

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    個人的メモ。

    少し前に読んだ「島田清次郎」に出てきていた暁烏敏がこの本では宮沢賢治に関係してほんのわずかだが書かれていた。

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    2014年06月29日
  • 選ぶ力

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    以前途中まで読んでた下山の思想と比べるととても読みやすく感じた。

    この人の考え方はどこか自分に似ているところがあって親近感を感じながら読み終えた。
    ナチュラル・エンドあたりの話はまだ自分には想像のつかない話だけど、高齢の方の考え方・感じ方を垣間見れて勉強になった。

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    2014年04月06日
  • 蓮如物語

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    子ども向けに やさしく書いた 
    本願寺の 貧乏な坊さんの 息子として
    うまれた 布袋丸。
    のちに 蓮如となる。

    親鸞を読んだので それなりに期待したのだが。

    蓮如の母親思い。
    なぜか 伊吹信介の母親への想いとだぶって見えた。

    蓮如は ヒトと解け合う能力があり、
    母親の言いつけを守って 立派な僧になった
    ということであるが、
    なぜか マザコン に思えてしょうがなかった。

    わかりやすく書くということの難しさを知る。

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    2014年03月26日
  • レッスン

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    久しぶりに五木寛之を読んでみた。

    いつ以来だろう、彼の小説を読むのは------
    高校時代に初めて読んで嵌り、大学に入ってからもかなり読んでいた。
    社会人になってからは殆ど読んだ記憶がないので、四半世紀ぶりくらいになるのかもしれない。

    あの頃は、純文学、大衆小説、推理小説と三つに色分けされていて、推理小説は別格でエンタメ小説として分類されていたが、彼のような大衆小説は、純文学より一段低いものとみなされていた。

    でも、それがとても面白かったんですね。
    もっとも、人気があって作品が売れたからこそ、“大衆小説”として純文学界から蔑まされていたということもあったのだけれど。

    「蒼ざめた馬を見よ」「さよならモスクワ愚連隊」「青年は荒野をめざす」など、細かい内容は忘れてしまったが、とにかく僕を夢中にさせる何かがあった。
    極めつけは「青春の門」だ。
    この大長編小説は、僕を東京へ誘う、言わば僕の人生に大きな影響を与える小説になったのだ。

    さて、この作品「レッスン」は、1990年代の女性誌に連載された恋愛小説。
    五木寛之の小説ってこんな感じだったかなあ、と別の意味で新鮮な驚きを覚えた。

    現代のエンタメ小説と比較しても、地の文が非常に平易である。比喩もありきたりだ。会話文に至っては、非常に古めかしい。20年前の作品、或いは女性誌の連載向けに創作したということを考慮しても、もどかしさを感じる文体である。

    年上の魅力的な女性に憧れるモータージャーナリストが主人公。
    その女性との邂逅から別れまでが淡々と綴られている。
    軽い性描写などもあるのだが、さほど官能的ではない。
    主人公が考える性に対する観念も非常に古めかしい。
    (バージンの女性とSEXしてしまったら、責任を取って結婚しなければならない、などと今の若い男性はまさか思わないでしょう?)
    今風の小説からは甚だ遠いところに存在するような作品である。
    うーむ。
    軽く読めて、ストレスは感じないのだが、今の僕にはあまり相容れない作品だった。
    かつてあれほどのめり込んだ五木寛之の魅力とは何だったのだろう?
    あらためて昔の作品を読んで検証したくなった次第である。

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    2015年12月29日
  • 新老人の思想

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    これから大多数をしめる
    ご老人たちの新しい老人の形のはなしでした。
    わたしにはちょっとはやいかな~

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    2014年02月22日
  • 選ぶ力

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    生きるヒント以来、この人の本は割と好きなんだけど、改めて読むとやっぱり内容は高齢者向けなのかな?
    人生をある程度歩んできた人にはしっくりくる話題が多いような気がした。タイトルは「〜力」の波に乗っただけであって特に内容とは関係ないですね。
    人生とは選択の連続というのは、まぁそら当たり前なわけでして。

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    2014年01月17日
  • 新老人の思想

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    最近こういう本が多いけど、これは新しい切り口だったなと思う。この時代を生きていくための老人のこころがまえというか。こんな柔軟な考え方の80歳に私もなりたい。

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    2013年12月30日
  • なるだけ 医者に頼らず生きるために私が実践している100の習慣

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    80歳の五木さんが実践している健康法。
    自分の身体とコミュニケーションをとること。
    長く続けられるように気やすくできること楽しく実践している。
    呼吸法、腰のための運動、姿勢、食事法、便通など幅広いことまでアドバイスしている。
    年齢にさからわずある程度の諦観と感謝の気持ちをもつこと重要。
    なるだけ医者に頼らない生き方をしようというのが立派だと思います。

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    2013年12月29日