あらすじ
虚栄心、ルーズ、臆病、根気がない……。そのために「損をしている」と思うことがある。でも、欠点だと思っているものは、自分の最良の部分ではないか。「歓ぶ」「惑う」「悲む」「買う」「喋る」「飾る」「知る」「占う」「働く」「歌う」日々の何気ない動作、感情の中にこそ生きる真実がひそんでいる。日本を代表する作家からあなたへ、元気と勇気が出るメッセージ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
嬉しいこと、楽しいこと、哀しいこともうまくいかないこともある、それが人生。悲観せず、絶望せずそういうものだと思い、生きていく。五木さんが勉強してた仏教の考え方もこういうことなのかな。
Posted by ブクログ
最初のテーマが「存する」で、料金メーターがあがるたびに「居てもたってもいられないような気分になる」と書いている。五木寛之って独特のカリスマ性があると思っていたが案外普通の人という記述があちこちにある。親しみやすいようにそう書いているのか、本当にそうなのかどうか。
主な論点をメモ。
努力しても直らない欠点は、たぶんその人の最良の部分に根ざしてる。欠点に否定的にならなくてもいい。
対治よりも同治。
体の声を聞いたほうがいい。
生命のリズムのような一人の人間の能力をこえた何かがある。努力したことを立派なことのように考えない。
規則正しい生活が出来なくても、乱れることを気にしない。
寝てるときの夢も大事。
一個の人格に与えられた能力の総量は一定である。利口な人は見えないところで愚かだったりする。
夢も、幸福も準備されていない。自分で作り出すものだ。
人間は不自由なものであるということを認め受け入れる勇気を持つ
平易で分りやすいが、強く心を打つということはなかった>