あらすじ
日々の営みは「選択」の繰り返しである。悔いなき人生をおくるための秘訣とは何か。
情報が氾濫する現代において、日常の一コマから、将来を左右する大きな決断まで、選択なしに世は渡れない。
それは自己責任とよばれる選択である。
黒か白か、瞬時に判断がつくようなケースは現実には少ない。選んだ道の結果は、時間軸をどこにおくかで分かれる。
この本は、選択の技術やノウハウを簡単に伝授する手引書ではない。
選びながら迷い、迷いながら選びつつ生きる。では悔いなき選択には、何が必要なのか。
それこそが本書で描かれる「選ぶ力」なのだ。
選ぶ覚悟を解き明かす「五木哲学」の集大成!
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Posted by ブクログ
若年の私にはきちんと解せなかった所も多々あるが、一つ印象に残ったのは「生きること」とは「選択」することである、という内容である。
自分自身が「選択」することで、人の運命や生き方も多少なりとも変わってくる。私達の年代は、今まさに修羅の真っ只中に差しかかろうとしているが、
常に自分が主体的に「選ぶ」生き方を大事にしなければならない。
後半部分でメインとなる「ナチュラル・エンド」等の死生観は壮大すぎて実感が沸かない。
今の私は、「今を生きる」ことに専念します。
Posted by ブクログ
五木寛之 著「選ぶ力」、2012.11発行。「生きる」とは「選ぶ」ことである。名言だと思います! 「私たちの毎日は、ほとんど選ぶことの連続によって成り立っている。人生とは選ぶことの連続。自主的に選ぶことができなくなったとき、私たちはすでに生きる意味を失っている。」五木寛之さんのエッセイは、読んでて楽しく、かつ示唆に富んでいます。5つの章立てです。いまを選ぶ力、健康を選ぶ、運命を選ぶ、深夜のモノローグ、終わりを選ぶ。
Posted by ブクログ
私が日ごろ思っているようなことがたくさん書かれていて、そうそうと思いながら読んだ。
選択することの難しさをつねに感じている。
五木さんが言葉にしてくれたおかげで客観しできた気がする。
Posted by ブクログ
正直肩すかしだった。
筆者も後書きで指摘していますが。
もっと重い内容かと想像していたのですが、著者のエッセイに近いと思いました。
しかし、筆者の養生という考え、孤独死に関する考えには大いに共感し勇気付けられました。
前半より後半の方が読み応えあります。
但し、個人個人の感覚で違いがあるかとは思いますが。
Posted by ブクログ
人生とは選択の連続である…とは,そのとおりです。
最近,テレビで見たお笑いのネタに,「レストランで,希望のメニューや量や味を必要以上に細かく聞かれる」というのがあって,笑ってしまいました。
こっちが選択しているつもりがなくても,私たちは,日々,選択しながら生きているんだと思います。意識しなくても…です。
今回の衆議院選挙は,選挙に行かなかった人も,「選挙に行かない」という選択をして,結果的には,多数派を支持していることになるのですよね。
選択しながら生きていることを,もう少し意識的にとらえることができれば,今より,主体的に生きていくことができるかも知れないなと思いました。
五木さんの文章は,読みやすくて好きです。
Posted by ブクログ
何を選び取るかで未来が変わってくるという話だった。健康も、何を食べ、どう運動し、睡眠は何時間とるのかなど、考えさせられた。五木寛之さんの本を読むと、様々なアイデアを見せられて、元気になる。
Posted by ブクログ
改めて日々『選んでいる』ことを実感させられました(^^)何をするにしても、大小はあるものの選んで生活しているんですね。本書では、“健康”というキーワードが多く、今のトレンドを映し出しているといった感じです。死ぬまで“選択”は続くんです(^^;)
Posted by ブクログ
以前途中まで読んでた下山の思想と比べるととても読みやすく感じた。
この人の考え方はどこか自分に似ているところがあって親近感を感じながら読み終えた。
ナチュラル・エンドあたりの話はまだ自分には想像のつかない話だけど、高齢の方の考え方・感じ方を垣間見れて勉強になった。
Posted by ブクログ
生きるヒント以来、この人の本は割と好きなんだけど、改めて読むとやっぱり内容は高齢者向けなのかな?
人生をある程度歩んできた人にはしっくりくる話題が多いような気がした。タイトルは「〜力」の波に乗っただけであって特に内容とは関係ないですね。
人生とは選択の連続というのは、まぁそら当たり前なわけでして。
Posted by ブクログ
時代がどのように変動しても価値が変わらない資産としての健康。
人間の歯は50年ぐらいで使えなくなるようにできている。
日本には100歳以上の長寿者が5万人ちかくいるが、その約80%が寝たきりの状態におかれている。