五木寛之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説というよりもポエム、
自己啓発というよりもスピリチュアル、
そんな本。
「食って寝るだけの人生なんて嫌だ」
「あいつらと私は違う」
“意識高い系”という言葉が一時期流行ったが、「意識が高いこと」、それ自体は何の問題もない。問題があるとするなら、「私はあいつらとは違う」と、周囲を下にみるような態度をとるときだ。はみ出しものでかまわないが、だからといって、私以外のその他を蔑めば、愛のない人となる。
では、周囲に手を差し伸べることが「愛」か。裕福な人が貧しい人を支援すれば、それが「愛」なのか。
──ぶっちゃけ、「胡散臭い本である」と、私はそう思った。
その印象は最終章を読むことで少し変 -
Posted by ブクログ
天国の中に天国はない。
地獄の中に天国があり、濃い闇を見て背後の光に気付き、夜があるから朝が来る。
「あれか、これか」ではなく「あれも、これも」と包括的に生きること。
親鸞の「寂しさから逃げてはいけない、寂しさはあなたを育てる運命」という言葉は印象に残った。
干天の慈雨に感謝して寛容に生きろということを伝えたかったのかなと思った。
今生きている世界では大多数の人が周りとの比較や自己顕示欲に囚われていることが事実。
そのため、私も生にランクの違いはなく、それぞれの想いを抱えて今日まで生きていることが偉業なのだと思いたい、思っているが、どこか隅の方で自分が他人より幸せではないと感じたり、幸せに