五木寛之のレビュー一覧

  • 雨の日には車をみがいて

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    五木寛之さんには珍しい作品。
    恋と車は青春の象徴のようなもの。「2CV」が雪の坂道を登って行く姿はなんとも言いがたいです。

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    2009年10月04日
  • おとな二人の午後

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    人気異邦人作家二人が古都ローマを散策し、人生の宝物について談笑する。ブランド・買い物・住まい・靴・車・ワイン・年齢・健康法・政治・宗教・教育etc。ユーモアあふれるカフェでの歓談にはじまり“二人の午後”は、時代の変わり目をどう生き抜くか、二十五歳以降いかに美しく生きていくか、についての結論へ―。五木思想と塩野哲学がコラボレイションする優雅でセクシーな旅とおしゃれと人生への誘い。

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    2009年10月04日
  • おとな二人の午後

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    I氏は季節に1度しか頭洗わないんだってよー。
    健康にいいとか言ってるし、確かにフサフサしてるけど、
    絶対に、ク・・・ク・・・

    S氏は、鼻がもげそうでは無かったのだろうかと
    そればっかり気になってしまった。

    この本を読む資格無し>私

    髪の毛が臭いのはおいておいて、おおっ、と
    思うことはたくさんあった。
    七生さんの力強さ、時に強情さ、私にはこちらがまだこころよい。

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    2012年07月10日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 晴れた日には鏡をわすれて

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    ブサイクな人だったら誰でもコンプレックスにもがき苦しんで毎日生きていると思う。そういう人に夢を見させてくれるような本、だとも勝手に思う。私は好き。

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    2009年10月04日
  • 大河の一滴

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    オーディブルで。書かれたのはもう二十年以上前。それだけ経っても子供のいじめはなくならないし、原因を突き詰めれば、自分の人生が上手くいかないことにあるような殺人のニュースも多くなっているような気がする。SNSが浸透したことにより、ますます他人と比べずには生きられない状況。本当に、生きることは苦しみの連続。中国、ロシアの脅威も、AIの脅威も、日に日に迫ってきているように思う。未来を考えることが辛い。それでも順応して生きて行くんだろうと思う。生きているだけで偉いと、みんな、自分で自分を許せるようになれたらなあ。

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    2026年10月22日
  • 下山の思想

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    「民」という字の語源には残酷な意味がある。『漢字源』によれば(目を針で刺すさまを描いたもので、目を針で突いて見えなくした奴隷をあらわす…物の分からない多くの人々、支配下におかれる人々の意)だから私は「民」という字が好きではない。
    太陽も、朝日として昇り、夕日として西のかたに沈んでいく。朝日にかしわ手を打つのが神道で、西方の空に沈む夕日に合掌するのが仏教である。

    はかなきこの世を過ぐすとて
    海山かせぐとせひほどに
    よろずの仏にうとまれて
    後生わが身をいかにせん

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    2026年10月18日
  • 大河の一滴 最終章

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    私はまだ死を意識したことがない。そのような境遇になった際、人はなぜ生きるのかを自ずと考えるようになるのだろうか。筆者は結論として自分のためでなく誰かのために生きると述べている。自分はまだその境地に達していない。達するかどうかは分からないが…最後の章「人生の四季」で日常なんとも言えない一種の虚無感のような深い愁いを感じるとき、それは人間が生きていることの真実に触れている瞬間だとある。元気に前向きにという感覚が善とされる一方で前述の愁いを排除されている時代。が、愁いを世界の全ての人々が共有し、長い歴史の中でそういうものを大切にしながら生きてきている。強く生きる必要はない、弱く生きたっていい。生きていることが大事。この箇所に大変感銘を受けた。

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    2026年09月27日
  • 一寸先は闇

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     五木寛之と佐藤優氏との対談なので、とても面白かった。特にお二人ともロシアに詳しいので、ウクライナ戦争以降のロシアの本当の実際がわかるのでとても良い。それと五木寛之氏が昭和7年の生まれなので、日本が戦争をやってた頃の国民の心情がよくわかっていい。

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    2026年09月25日
  • 大河の一滴 最終章

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    母のおすすめで読んでみた。
    五木寛之さんの著書を読むのは初めてなのに、最終章って、、エッセイって、、と思いながら読み進めた。 

    93歳の著者の現在地を知ることができる。迷いのない言葉に圧倒される。この先の世界の行く末を見たいと語る著者の好奇心に驚いた。私もこうありたいと思う。
    誰かのためにという思いがエネルギーとなり自分の命を支えるという。私はなぜ生きるのか?誰のために生きるのか?考えるきっかけを人生の先輩にいただくことができた。貴重な読書体験となった。ありがとうございました。

    著者が私と同じ年頃にはどのような作品を書いていたのか、興味がある。他の著書も読んでみようと思う。

    20260919

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    2026年09月19日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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     自分と同年代の時(72歳)の時書かれたエッセイなので興味深く拝聴した。この当時から、既に歳を重ねた老年の人生訓となっているのだが、それから20年以上経過した現在でも活発に執筆活動をしている五木寛之氏は立派だ。20年前からこんな心がけで生きていたのだということがわかって面白い

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    2026年09月19日
  • 青春の門 第九部 漂流篇 【五木寛之ノベリスク】

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    第十部で完結させる予定(2026年夏現在未出版)らしいので、それへのアプローチ的な作品で、なんかあんまり進展なし。特にロシア編は勉強になる以外にはイマイチに感じた。織江の方も、どう終わりにするんやろう・・・

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    2026年09月17日
  • 大河の一滴 最終章

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    若いころ読んだ「大河の一滴」
    著者は「かつて人生を大河の流れにたとえて書いたときは、その流れに身をまかせて、生命の海へと流れていく、そんなふうに考えていた。」
    そして、最終章
    「流れに逆らって、人には、何人かのために生きる責任がある。人々のはたさざりし思いを背負って生きる義務があるのではないか。何かのためではなく、誰かのために生きるのだ」
    とある
    『暗愁』という言葉が印象的だった

    いろんな著作を読んできた五木寛之さん
    93歳の人生論

    今も執筆し、ラジオの対談など精力的だ
    淡々とした語り口が好き

    ≪ 玄冬を 流れに逆らい 生きていく≫

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    2026年09月15日
  • 大河の一滴

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    本屋で文庫版を購入。
    帯に書いてあった「もう覚悟を決めるしかない」という文言と「濁世を生き抜く究極の人間論」という文言に惹かれて手に取った。

    押し付けがましくなく、とても謙虚というか柔らかく、それでいてはっきりと自分の考えを物申している…そんな風に受け取れた。言い回しに読者への配慮や敬意のようなものが感じられる気がして、穏やかな気持ちになれたというか。
    素直に内容を受け取ることができたように思う。

    初版が発売されたのが今から27年前。
    たしかに本の中で取り上げられる出来事やニュースにはだいぶ過去のものだなと感じるものもあったが、語られている内容そのものに古さは感じなかった。技術の進歩により、27年前当時の自分には想像し得なかった世の中になっているけど、人間の悩みみたいなものはずっと変わらない…むしろ世の中が便利になればなるほどそういう悩みが色濃くなってきてるのではないかと思った。

    本の中で特に好きな文章。
    「息絶えた秩序より、生きて〈命〉をもつ無秩序を愛する」

    「自分のなかにある濁って混ざりあったあざとい色、それをそのまま見つめ、認めてみる。そしてそのなかに流れる、大いなる宇宙からの生命の流れにまかせてみる。あたかも一滴の大河のように。」

    年に一度ぐらいの頻度で読み直して染み込ませたたいと思える1冊。

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    2026年09月11日
  • 大河の一滴 最終章

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    30年前の前著で予習してから読みましたが、60代の五木さんと90代の五木さんではちょっと違っていて、本著では全体的にやや達観している印象で、期待したほどではなかったです。

    ガンサバイバーとなった五木さんですが、いまでも毎日、日刊ゲンダイのコラムを書いている、というのが凄い。とんでもないエネルギーだと思いました。

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    2026年08月28日
  • 大河の一滴 最終章

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    オーディブルで。93歳になるのに、現代の風潮に敏感で、好奇心は青年と変わらないように思う。先生がそう生きているのは、敗戦後、北朝鮮から引き上げる時にお母様を亡くしていたかららしい。お母様は教師をしていて、文学を好み、東京に住むことを夢見ていた。そのお母様のぶんも、自分が生きようと思ったという。

    現代ではあまり聞かない「暗愁」という言葉。アメリカの「ブルース」にあたるものは、これではないかと言う。生きることに対する憂いというか、やりきれなさ、運命の抗えなさに対する諦め、かなしみ。どうしようもなさを受け入れること。漱石や鴎外は、好んで使っていたその言葉は、おそらく戦後の復興に際し、前を向き、発展することこそが尊ばれた過程において、すたれたのではないか。私の子供時代も根暗は嫌われていた。頑張ることが善という学校教育において、暗く沈んだ気持ちでいることは、悪いことだった。でも本当は、その気持ちは大事なことだったんじゃないか。そんな話を聞いて、腑に落ちた。あと、人間は誰かのために生きるものだということも。実感として、ようやくわかるようになった。

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    2026年08月25日
  • 大河の一滴

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    (文庫ではなく単行本で読みました。引用フレーズのページ番号で記載しています)

    『最終章』を読むにあたって、まずはこちらを読んでみたもの。五木さんの本は『青春の門』が記憶に強いのですが、こういったエッセイ的なものは読んだことがなかったです。

    63歳の氏はこんなことを考えていたんだなあ、と。

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    2026年08月26日
  • 大河の一滴

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    「人間は何かを成し遂げなくても、ただ生きているだけで尊い」という、この一言に尽きる。

    生きづらい、むずかしい時代だからこそ、生きていく。

    そう思わされた一冊です。

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    2026年08月18日
  • 続・孤独のすすめ 人生後半戦のための新たな哲学

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    隠遁、世捨て人、ボヘミアン等々は憧れ
    なるほど、誰とも交流しない訳でなく、一人でいる時間を大事にする生き方が真の孤独

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    2026年08月17日
  • 一寸先は闇

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    題名ほど悲観的な内容ではない
    第四部が良かったです
    徴兵制度の話は、正直悩みました
    そんなに先ではないのかも

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    2026年07月25日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    正直、思ったより普通だった。
    もちろん、伝えたいテーマは凄く分かる。
    「ただ生きるためだけに生きるな」
    「群れに流されず、自分の飛び方を見つけろ」
    みたいなメッセージはかなり強く感じた。
    たぶん時代背景込みで考えると、かなり多くの人に刺さった作品なんだろうなとも思う。

    でも、自分にはそこまで深くは刺さらなかった。
    理由を考えてみると、ジョナサンがあまりにも理想的すぎたのかもしれない。
    孤独を恐れず、周囲から否定されても折れず、自分の信念を貫き続ける。でも現実の人間って、そんなに強くないと思う。自分もそうだから、「かっこいい」「美しい」とは思うけど、完全には感情移入できなかった。

    あと、かなり神話っぽいというか、寓話的だった。
    現実の泥臭さより、“精神性”の物語という感じ。
    たぶん自分は、人間の弱さや矛盾、不完全さを描く作品の方が好きなんだと思う。
    それでも、この作品が長く読まれている理由は分かる気がした。「何のために生きるのか」という問いに対して、真正面から答えようとしている作品だから。

    もし読むタイミングが違ったら、もっと刺さっていた気がした。今の自分にとっての『ファイト・クラブ』みたいに、人生のバイブルになっていた可能性も普通にあると思った。

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    2026年05月11日