五木寛之のレビュー一覧

  • 百歳人生を生きるヒント

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    日本という国は未曾有の長寿時代を迎えている。経済の不安、衰えていく体の問題、介護は誰がしてくれるのか。そこにあるのは、これまでの哲学や思想で語ることのできない、100歳までの長い道をいかに歩むかという重い課題である―ミリオンセラー『生きるヒント』から四半世紀を経て語り下ろす、まったく新しい生き方の提案【目次】序章 突然、百歳人生が➖
    第1章 さあ準備をはじめよう第2章 五十代の事はじめ
    第3章 六十代の再起動‼️第4章 七十代の黄金期⁉️
    第5章八十代の自分ファースト 2023-4月再々
    第6章九十代の妄想のすすめ 2018、7/6再読

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    2017年12月23日
  • 玄冬の門

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    五木寛之(1932.9生まれ) 著「玄冬の門」、2016.6発行です。著者は75歳からを玄冬と設定して書かれています。現代の楢山送り「寝かせきり」で経済効果が上がってることに忸怩たる思いを抱きつつ、体力が衰えた後は想像の世界、精神世界での遊びが有効ではと。また、この時期に癌になったとき、治療するかしないか、これが大事だとも。(癌の部位、程度にもよるでしょうけど、確かに確固たる覚悟がいりますね)年寄りは身綺麗に機嫌よく。これは全く同感です(^-^) 

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    2017年11月25日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    著者による人生後半の生き方論は、これまでにも何冊も出ているが、本書では年金をもらって豊かに過ごす老人層と、それを支える若年層の間の世代間ギャップという社会問題にも焦点を当てている。長年苦労したのだから、老後は年金をもらってゆっくりと好きなことをしたいのは自然な考え方であるが、超高齢化社会と人口減を考えれば、豊かな層は年金をもらわず、老年層向けのビジネスに関わり、社会貢献すべきだと説く。
    人生100年時代といわれるが、超高齢化社会を迎える日本では、老年層の健康維持と社会参加がより重要になる。著者ならではの鋭い目線を感じられる1冊。

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    2017年11月06日
  • 金沢あかり坂

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    作者の五木寛之さんは、金沢に少し住んだことがあるらしい。しかも「金沢を選んで」住んだらしい。そんな人の描く金沢が、本物かどうかは別として(誰がどうやって本物と判断するか難しいが)金沢のとなり町・砺波で生まれ育ち、「街で遊ぶといえば金沢」だった私の感覚だがかなり金沢らしい気がする。金沢の華街ってなんかいいなあ。(コミュニティが)狭くて遊びづらそうな気もするけど。

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    2017年11月05日
  • 五木寛之の金沢さんぽ 【五木寛之ノベリスク】

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     福岡生まれの五木寛之さん、金沢はもうひとつの故郷、第二の人生は金沢でスタートしたそうです。九州の文化とは大きく異なり、最初は反発心の塊りだったようですが、やはり住めば都のようです(^-^) 二つの川が流れる街っていいですね。盛岡は中津川と北上川、それぞれ宮沢賢治と石川啄木を生んでいます。金沢は犀川と浅野川。犀川は父なる川(男川)と呼ばれ山の手の文化、室生犀星を生み、一方、浅野川は母なる川(女川)、下町的文化で泉鏡花を生む。~湯島通れば思い出す~♪ 湯島天神には鏡花の筆塚が今も残っています。
     五木寛之さん、1932年福岡生まれ、20代の末期から30代のはじめ、金沢で過ごされてます。1965年

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    2017年10月14日
  • 好運の条件―生き抜くヒント!―

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    ネタバレ

    五木寛之さんの楽しいエッセイ「好運の条件」、2015.6発行です。著者は昭和7年福岡生まれですが、立ちションするご婦人方はめずらしくなく、世間話をしたりしてすこぶる屈託がなかったそうです。のどかな時代でした。「愛の水中花」という歌がありましたが、「愛」を「老い」に変えて歌うとぴったりとか、笑ってしまいました。最近は「常識」が通用しないおそろしい時代と。特に健康・治療。血圧は200でもOK、メタボOK、素食は駄目・高齢者は朝からステーキを、卵は一日5個でも10個でもOK、塩分と血圧は関係なしetc
    ①人間、長く生きていれば結構面白いことに出会うもの ②当てにならない健康寿命。小太りでもやせ型でも

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    2017年10月04日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    現在世の中に流れている空気「嫌老」を長年の経験からどうみているのかがわかりやすく書かれていた。また、治すより治めるという、アンチエイジング批判も大切な考え方と思いました。

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    2017年09月07日
  • 青春の門 第八部 風雲篇 【五木寛之ノベリスク】

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    伊吹信介は、ユーラシア大陸横断の大望を胸に秘め、シベリアへの密航を果たす。国際情勢の複雑多岐な現実に戸惑いながらも、大自然に生きる人々との出逢いに心打たれる信介。未知の世界の息吹に触れ、冒険の旅は続く。

    北方領土問題、日米ソ3国の政治的思惑などを絡めたスリリングな展開で、これまた一気読み。多分にご都合主義的なところはあったけれど、そんなことは気にせず読み進めるだけの魅力は十分だった。
    (B)

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    2017年09月06日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    老人層と若手世代の対立の行き着くところの最悪シナリオには少し恐怖を感じた。しかし、全く非現実的ではなく、ありえるかも知れないと感じさせる説得力があった。そうならない為にそれぞれの世代のそれぞれの個人の役割は何か?また、現代社会における問題や課題をどのような方法で解決して行けるのかを考えていく必要があると思う。

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    2017年09月03日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    五木寛之著「孤独のすすめ」
    個人としての生き方を示したようなタイトルに対し内容はとても大きなこれからの日本のためにと言うものでした。
    その核となる考え方は高齢者にターゲットを当てた、しかも高齢者主導の社会の構築。
    今の日本が抱える不安、問題に対し目を背け心配することをやめる「心配停止」状態の社会ではならない。
    高齢化、少子化にきっちりと目を向け、むしろそれを逆手に取った発想で逆境を乗り切れ、と。

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    2017年08月15日
  • 養生のヒント

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    生まれてこのかた検査も病院通いもしたことがない著者は、自分の五感で身体を感じ、養生し、まさに自己責任で生きている。

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    2017年07月01日
  • 青春の門 第六部 再起篇 【五木寛之ノベリスク】

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    ぬくぬくと居心地のいい冬眠の季節はもう終りだ。人生の目的を見つける過程が青春なら、信介は、いまやそのただなかにいる。若さに賭けて、再会した織江とともに未知の芸能の世界へ踏みこんでゆく。いま信介の新天地への出発!

    御年84歳の五木寛之が年明けから23年ぶりに週刊現代で「青春の門」の連載を再開した。第九部からということだが、私はどこまで読んだか全く記憶がないので、適当なところから読み始めてみた。30分もあれば100ページ以上読み進めてしまうこの軽さが懐かしい。
    (B)

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    2017年04月23日
  • 金沢あかり坂

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    古都=金沢の不思議な魅力が、そこに暮らす人たちの人間模様によって表現されている。地に足を着けて生きる者。外の世界に憧れて逃げ出すもの。変革を求めて新しい風を持ち込むもの。そうしたすべての者たちを、金沢という街は常に暖かく包み込んでくれる。そんな全体像がこの作品から見えてくる。

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    2017年04月16日
  • 下山の思想

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    ここに書かれてあることに対しての賛否はともかく、今の自分のモードがまさに山の頂上から麓への着地という感じだったので、ドンピシャ。

    最近、確信があるんだ。

    これからは勝ち組の時代ではない。
    共生の時代が始まる。

    そこにどう臨むべきか。

    この本に答えはない。ただ賢者からの警鐘がある。

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    2017年03月15日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    終わりに鴨川で弥七?が言い放った「こんな世間を変える為に僧になったんちゃうか」みたいな台詞がこれからをワクワクさせる。

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    2017年03月13日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    怒濤の展開の下巻。凝縮されすぎていて感想を書くのが難しいくらいおもしろい。当時の宗教観や死生観は、心の支えでありながら、自らを律する鎖でもあったのだろうと思う。現代人には少し欠けてる部分なのかも。
    めちゃくちゃするやつももそれなりに出てくるのだが、皆真っ直ぐなので嫌いになれない。

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    2016年12月05日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    どこまでが実話?すべてが物語?よくわからないが、引き込む力はすごいと思う。これから、どうやって浄土真宗が興ってゆくのか先が気になるが、単なる青年僧の成長物語として読んでも面白い。

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    2016年12月01日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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     五木寛之氏(1932年生まれ)の「養生の実技」(2004.12)を読みました。治療より養生、もっともですね(^-^)内容は、すっと納得できるものと、えっ?と疑問に思うことと半々ぐらいでしょうか・・・w。「父の享年より長く生きたい」、その気持ちはよくわかります!
     五木寛之 著「養生の実技」(2004.12)、再読です。「話題の健康法には常に正反対の意見があり、自分の身体からの声をよく聞き、自らの養生スタイルを持つ」、著者のこの考え方に同感です。体によいこと、健康によいことは、「適度の運動をし、多くの食品をよく噛んで食べ、楽しく過ごして、ぐっすり眠る」といった万人に共通なことと個別なことがある

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    2019年02月27日
  • 親鸞(しんらん) 完結篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    親鸞の最晩年。親鸞を取り巻く人々が主役でもある。
    親鸞を中心に据えているものの、いろいろな怪しい人物も現れるエンターテイメント作品である。

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    2016年07月18日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    仏教(浄土真宗)の信者でもある五木寛之さんのエッセイ。押し付けがましいところが一切なく、肩の力が抜けていて自然体で読み易い。
    『見テ 知リソ 知リテ ナ見ソ』柳宗悦(心偈より)…見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしないほうがいい→予備知識や固定観念が邪魔になる事がある。直感を信じよ。
    『人生に希望はあるか、という問題ですが、ぼくはやっぱりないと思います。』
    『人間の一生というものが死へむかって進んでゆく旅行である』等々。
    2巻目以降も出ているみたいなので機会があれば読んでみたい。

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    2016年06月12日