五木寛之のレビュー一覧

  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    親鸞となるまでの幼年から青年期までの葛藤が人間らしく、歴史上の人物にとても興味を持つきっかけになりました

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    2024年05月12日
  • 人生のレシピ 疲れた心の癒し方

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    「妄想、回想、思想」の3つの想を大事にするという考え方がいいと思った。ラジオのお話をまとめた本。五木寛之さんの人生や人生への向き合い方がよく分かる。これからも、私の元気のバロメーターである五木寛之さんの本をたくさん読んでいきたいと思った。

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    2024年05月06日
  • 新・地図のない旅Ⅲ

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    本のあとがきによれば、最初の文集 風に吹かれて を出されたのが、55年前となるそうです(当時、九州の高校生だった私、地元の本屋で買って、愛読させて頂きました。ちなみに、この文集 風に吹かれて、は、今でも売れているという話です)。当時、五木さんは金沢に住んでおられ(犀川の畔での写真が載っており)ていたような気がします。今は横浜に住まわれている五木さんは、既に、90歳、そろそろエッセイも書き納めなのでしょうか、それにしても、55年前と変わらぬ雰囲気、文体、書きっぷりに★四つです。

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    2024年04月12日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    田川にもこんな時代があったのだなあ。
    知ってる地名がたくさん出てくる。
    人間の良いところも悪いところも書いてるし最後まで退屈せずに一気に読めた。

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    2024年02月27日
  • 宗教都市と前衛都市 ――隠された日本 大阪・京都

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    大阪は商売のまち―というのが現在の我々の認識だろう。しかし、大坂~大阪は宗教都市として発展してきた歴史がある。

    大阪を南北に貫く大動脈「御堂筋」は、もともとは北に津村御堂、南に難波御堂という2つの寺院を結び付けていたことに由来する。また、道頓堀にかかる橋は戎橋や大黒橋など、神様たちの名前がつけられている。当初は大坂と呼ばれていたが、土に返るという字を嫌って大阪と改められたという。

    16世紀に蓮如上人によって築かれた石山本願寺は、いまの大阪城の建っている場所にあったとされる。その周辺に寺内町と呼ばれる都市が形成されていき、現在の大阪の原型が出来上がった。寺内町には全国から訳ありの多様な人々が

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    2024年02月14日
  • 新・地図のない旅Ⅱ

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    丸い餅と四角い餅。私も雑煮の四角い餅に驚いた方。著者の何気ない事への感性が、素晴らしいと思う。年齢を経ても尚、世間の出来事に心を動かせるのは、心の若さを感じさせる。熊本の地方紙にも、このエッセイが連載されていたので、懐かしい!

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    2024年02月12日
  • 大河の一滴

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    ネタバレ

    五木寛之さんの作品を読んだこともなく、生い立ちも知らなく、ただこの本はおススメと言われ読んでみたら、なかなかよかったです。中身は共感できる言葉ばかりで、弱者、ネガティブな気持ち、がんばれない人たち、気持ちの切り替えが不可能なひとたち、そういう人や感情を受け入れて良しとすることを伝えてくれるから、勇気をもらえる気がする。

    初版は平成11年だけど、今にも通じる言葉がたくさん書かれている。全然古くない。

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    2024年02月07日
  • 大河の一滴

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    五木先生らしい平易で明瞭な文章による、生きることや言葉についての随筆集。題名にもなっている冒頭部分の「大河の一滴」に関する章に最も心打たれた。自分は全編通じて興味深く読めたが、何かストーリーがあるようなの本ではないので、エッセイや評論を読むのが苦手な人はしんどいかもしれない。

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    2024年01月25日
  • 新・地図のない旅Ⅲ

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    ずいぶん久しぶりに五木さんの本を読んだ。
    印象に残った言葉として
    思い出とは、決して後ろ向きの感傷だけではない。
    思い出もまた力なのではあるまいか。
    まさに私もそう思います。

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    2024年01月18日
  • 新・地図のない旅Ⅲ

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    高名な方だけに、私達が体験出来ない事を経験されておられる。自分の日常とあまりに異なる故、その折の心の動きを、追体験出来、面白い。本の妙味!

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    2024年01月11日
  • 人生のレシピ 人生百年時代の歩き方

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    ネタバレ

     70歳から百歳までの30年は、羅針盤のない航海に出ようとしているようなもの。月や火星に行ったりするより、もっと大きな問題に直面と言っていい。一方で、今日まで生きてきた。(その生命の営み)それだけで偉業と言っていい。五木寛之「人生百年時代の歩き方」、2022.11発行。①人生50年を2回エンジョイする(2回目は養生を真剣に)②70代こそ大人の黄金期、新しいことに挑戦する適期 ③80代は過去を振り返り、思い出を語る。回想で、豊かな時間を。④一人でいても、自分の心、自分の体、二人の同伴者がいる。 

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    2023年12月16日
  • シン・養生論

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    老後が長くなり、自分の心身の健康が頼りとなる。世間のいろいろな説に振り回されるよりも、自分の体感を信じるという著者。私も自分を信じて長生きしたい。長い老後をどのように心地良く生きていくか、今から考えたいと思った。

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    2023年11月20日
  • 雨の日には車をみがいて

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    父親から受け継いで、私が車が好きになった根底かも。
    五木寛之の車の表現は当時小学生だった私に大人の世界を覗いてる感じがすごく大人びて見えた。
    四季・奈津子にも出てくるSAABの表現は今でも大好きな描き方。

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    2023年11月19日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    開始: 2023/11/9
    終了:2023/11/10

    感想
    光り輝くカモメ。その姿を追って輝きを失うカモメ。大衆は愚かなのか。聖人は生まれつき成人なのか。宗教に救いはないのか。残響は消えない。

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    2023年11月10日
  • 異端の人間学

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    佐藤優と五木寛之の対談本。
    五木寛之さんがロシアに詳しいということはよく知らなかった。ロシア通として有名な佐藤さんが、五木さんの知識や経験に一目置いている感じがして、共に分かり合える部分と、二人それぞれの経験から見たロシアが紹介されていて、薄い本の割に内容が濃い印象だった。 ウクライナ戦争のロシアを見ていると、昔と変わらず一国で完結の考え方があり、周辺で何が起きようが他国に非難されようがお構いなし、唯我独尊の国という感じがする。だからこそロシアに嵌る人もいるのだろう。

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    2023年10月19日
  • シン・養生論

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    ネタバレ

     まず己の体質を知ること、そして持続することが大事。ちゃんと「噛む」、ちゃんと「飲む」(飲み込む)、ちゃんと「出す」、三大アクション。舌を動かすことを意識化する。嚥下を意識化する。五木寛之さんの養生は、次の2つ。自分がいいと実感すること、しないこと。しないことはやらない。その健康法は気持ちがいいか、悪いか。悪い健康法はしない。「シン・養生論」、2023.3発行。歩くのは、10本の足指をフルに使って歩く。目は瞼をパチパチ開閉、耳は耳たぶを摩擦、指で耳穴に栓をして素早く抜く。見る、聴く、触るの3つが大事。

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    2023年10月16日
  • 歎異抄手帳

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    五木寛之の訳はとても分かりやすかった。でも僕は根本の「南無阿弥陀仏」とさえ唱えればそれは阿弥陀が言わせてるのだからそれだけでいい(解釈間違ってる?)と言うのが、肌感覚で全然分からない。

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    2023年09月28日
  • 大河の一滴

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    1.著者;五木氏は小説家・随筆家。少年時代は、父親から古典の素読や詩吟を教えられました。小説を読む事を禁じられたので、坪田譲治や江戸川乱歩を隠れて愛読。中学以降は、ドフトエフスキー・ゴーリキー等を読み漁る。「さらばモスクワ愚連隊」で作家デビュー。「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、「青春の門」で吉川英治文学賞など、多数受賞。「大河の一滴」他、仏教に関する著作も多い。
    2.本書;五木氏が1999年に書いたエッセイ。構成は5章建て47項目。第一章;人はみな大河の一滴(なぜかふと心が萎える日に他) 第二章;滄浪の水が濁る時(この世に真実はないのか他) 第三章;反常識のすすめ(他人とは違うただ一人の自己他)

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    2024年03月20日
  • 青春の門 第九部 漂流篇 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

     8月9日の参戦、シベリア抑留、北方領土問題などでは反露感情を、一方トルストイ、ドストエフスキー、ロシア民謡などロシア文化には親近感を。五木寛之は愛憎が半ばする日本の対露感情を象徴する作家。「青春の門 第九部 漂流篇」、2021.9発行、630頁。本巻は1961年8月から1962年4月までの間のロシアの信介25歳~26歳と日本での織江の状況が交互に語られている。アムール、アニョータと馬で旅を続けた信介はイルクーツクで落馬、日本人医師宅で治療・リハビリとロシア語の勉強を。織江には伝説の高円寺竜三が面倒見を。

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    2023年09月05日
  • 青春の門 第七部 挑戦篇 【五木寛之ノベリスク】

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     五木寛之さんの大河小説「青春の門」。1970年代に書かれた一部から六部は、1950年代の若者を描き、1980年に刊行の六部から七部は13年後の1993年に刊行。「第七部 挑戦篇」、2011.3発行、688頁。時は1960年の終り、昭和35年の冬、織江を大きなプロダクションの所属にし、個人マネージャーを降りた25歳の伊吹信介は江差の地に。第七部は北海道の函館、江差を舞台に、日本とソ連との利権を巡る争いが展開。信介は数人とハバロフスクに向かうことに。

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    2023年09月04日