五木寛之のレビュー一覧

  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    浄土真宗を開いた親鸞上人を描いた大河小説。上人が仏教と向き合う苦悩だけではなく、歴史小説、ミステリー小説、冒険小説などあらゆる要素が詰まっていて、読み進むのに倦むことはない。

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    2025年04月27日
  • 一期一会の人びと

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    19人の回想録
    凄い人達とのインタビューや交友を
    通して感じたことを著者の感性で
    書いてありそれぞれの個性が感じられ
    面白い
    中でも時代の先端を歩いたアートディレクターの石岡瑛子
    私はカッコいい人としか捉えてなかったけど 文中に彼女の孤独が感じられ
    て切ない印象だった
    羽仁五郎との対談は面白い
    とにかくお行儀の悪い表現で
    破天荒な人柄が伝わって最高だった

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    2025年04月24日
  • 大河の一滴

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    五木寛之さんの本は初めて
    大河の一滴はかなり話題になっていたことは覚えている
    ただずっと小説だと思っていた
    無知の極み‥

    哲学的な書として紹介されているのをキッカケに手にとって見たが、
    数ページ目からもうすでに目から鱗?
    すべての文章が身体の中にストン!と落ちてきて
    じわっ〜と染み込んでいくのがわかった
    あーなんで今まで読まなかったかと悔やむ一方で
    今だから響いているんだろうか
    とも思った
    話題になっていた頃に読んでいても
    油ぎっていた身体に染みてはいなかったかもしれない

    「人が生きるということは苦しみの連続なのだ」
    マイナス思考から始まる人生、その中で思いがけず注がれるしあわせ
    「早天の

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    2025年04月14日
  • 大河の一滴

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    励まし、慰め、人の相談に共感できないことが多くて、嘘の励ましを乱用していたなと感じた。それは非常に無責任だったなと思う。共感できないことには素直に悩む姿勢が相手にとっても自分にとっても優しいのかな。

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    2025年04月12日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    大学入学で上京した信介は華やかさとは対極の学生生活を送る。授業に出ることもなくアルバイトに追われ、しまいには売血にまで手を染める。だが信介にとって幸いだったのは、兄貴分ともいえる緒方との出会いだろう。2人の共同生活はまさに貧窮の極みだが、そんな毎日でも決して暗くはない。蔵書を担保にして新宿二丁目の娼婦と交流したり、安酒で呑み語らったりする場面が愉しい。世間との交わりを本格化させてゆく若者の姿が生き生きと描かれているのが好い。

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    2025年03月18日
  • 人間の覚悟

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    五木寛之さんの作品は、「青春の門」などの小説やエッセイなど、若い頃によく読みました。本書も確か一度読んだと思うのですが、まだ若かった自分には、五木さんが仰ることが何か暗く、後ろ向きに感じて、当時はあまり本書に対する印象は良くなかったような記憶があります。五木さんの70代の作品(2008)で、これから日本も世界も自分も下り坂になっていくので、その中で覚悟を決めて生きていかねばならないと説いています。あれから17年。どうでしょう、本書で言っているような社会の閉塞感がまさに、日本、世界を覆ってきているではありませんか。自分も人生後半戦に入り、若い頃とは異なる人生観を持つようになってきました。なんと、

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    2025年03月08日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    自分はこの長大な物語をとても気に入っており、過去2度通読している。3度目となる今回も、主人公伊吹信介が通過していく時代と、関わっていくさまざまな人々とのやり取りを味わい尽くそうと楽しみにこの筑豊篇を手に取った。
    物語序盤のこの筑豊篇において大きな存在感を放つ登場人物は何と言っても塙竜五郎だろう。新興ヤクザの親分といういかつさを持ちながら、伊吹重蔵の忘れ形見である息子信介を実の息子のように慈しみ、竜五郎が信介にかける言葉のひとつひとつが重みと深みを持つ。厳しい渡世の中で人間模様を知り尽くした人物であることが伺え、器の大きさを感じるばかりである。

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    2025年03月05日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    働く喜び、生きる喜びを追求することによって、働く意味、生きる意味を自ら理解することができれば本望である。形式化、儀式化を通じて本質が変容することは避けられないのだろう。

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    2025年01月05日
  • 五木寛之傑作対談集Ⅰ

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    1970年代は、五木寛之さんの大ファンで、
    たくさんの著書を読み、映画やドラマを視た。
    その頃の時代を思い出しつつ、
    たくさんの著名人との対談集、楽しめた。

    村上春樹「言の世界と葉の世界」
    先日、デビュー作である「風の歌を聴け」を早速購入して今読んでいる。

    瀬戸内寂聴「京都、そして愛と死」
    お二方の京都についての話が、とてもよかった。

    福山雅治「クルマ・音楽・他力」
    この本を買うきっかけ。
    若き日の福山君はやっぱりしっかりしてる~

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    2024年12月23日
  • 大河の一滴

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    死生観が揺さぶられるような気持ちにさせられた。人の人生はは大河の一滴程度の儚いものだが、生きてるだけで価値があるということを言わんとしているのだと思う。大河に飲み込まれながらも一滴ほどの自分の価値をどう捉えるか考えさせられる一冊だった。

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    2024年12月14日
  • 大河の一滴

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    初めて五木寛之に出会った本。「大河の一滴」にもなろうという、その心掛けがすごいと思った。究極のマイナス思考から発せられる、生きることに対するエネルギーが強烈だった。

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    2024年09月17日
  • 健康という病

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    (2018/7/7)
    85歳の五木寛之さんの考えに全面的に賛成。
    騒ぎすぎるテレビ、週刊誌に振り回される人々。
    ヘルスを話題にしてきた日刊ゲンダイがヘルシーを話題にするようになる、、、

    病院に行かない五木さんがひざが痛くついに行くことを決心、、、

    極めつけは身体語を聴く。
    そう、医者は人間を同じものととらえ、パターンで病状を見る、治療法を考える。
    自分のことが一番わかっているのは自分。
    医学知識は豊富だが自分の身体がわからない医者の判断と、
    医学知識はないが自分の体は一番わかっている自分の判断、
    五木はどちらも半々だったら、自分の判断を取ろう、
    というのはまとも。

    いちいち頷ける。

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    2024年09月04日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    (2010/7/10)
    五木親鸞の下巻、上巻からちょっと間をおいて、ようやく読んだ。相変わらず一気に読める。
    法然の説く念仏教の意味をついに理解して弟子となり、かねてから愛する女性と再会し妻とする。いわゆる破戒。
    世俗にもまれながら、本当の念仏教を極め、広めてていく親鸞、、、ではなく、範宴、棹空、善信、親鸞!あら棚成長段階を迎えるごとに名を変える。

    仏教でもキリスト教でも、元の教えはシンプルなはず。釈尊(仏陀)もイエスキリストも民衆とともにあり、教えをたれていたはず。それがいつしか階層化する。修行したものだけが教えを理解できるような形にして、民衆を下におき、僧侶が、牧師が、神父がなんらか権限

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    2024年09月04日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    (2010/5/28)
    学生時代、歴史小説を読み漁った。
    巨人の星(梶原一騎)、心技体(二子山勝治)に続いて人生に影響を与えた宮本武蔵を皮切りに、吉川英治の長編は全部読んだ。新書太閤記、私本太平記、新平家物語、三国志、新水滸伝、そして親鸞。
    ついでに司馬遼太郎の坂之上の雲、竜馬が行く、国取物語、山岡荘八の徳川家康。
    話がそれた。そう。学生時代以来の「親鸞」を五木寛之で読んだ。

    ヒーローのいる小説と比べ、親鸞は理解しにくかった覚えがある。俗っぽいお坊さん、程度の認識だったかもしれない。「善人尚もて往生をとぐいわんや悪人をや」の意味も十分理解できなかった。
    今回の五木親鸞はまず、楽しい。冒険活劇

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    2024年09月04日
  • 大河の一滴

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    母に勧められ読んだ、本を読むことの面白さを知った最初の本。
    時々手にとって再読している。
    何度読んでも新たな発見がある。

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    2024年08月31日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    自分にとって五木寛之の初エッセイ作品。

    生きているだけで価値あるという考えが根底にある。一般的に世間で否定的に捉えられてる行動や言葉や、逆に肯定的に捉えられているものを違う視点の考えを提供してくれる本。

    新しい考え方を教えてくれるので、非常に良いエッセイ。エッセイ初心者にもお勧めできる。

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    2024年07月03日
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    捨てない生きかた
    マガジンハウス新書 001
    著:五木寛之

    断捨離と対極にある考え、それは、捨てないという精神です

    いやむしろ捨てられないという考え、記憶、そして、語り継ぐのは、ヒトであり、モノであると、筆者はいっています。

    モノとは、記憶を呼び覚ます装置である、それを「依代」(よりしろ)と呼んでいます。「憑代」(よりしろ)とも書きます

    捨て去ることの難しさ、記憶とは遺産、捨てようとしても捨てられない、身体に刻まれた、肉体的な記憶です

    最後に筆者はこう結んでいます。とても、いい言葉だと思いました。

    人は裸で生まれてきて、ゴミに囲まれて死んでいく そういうものではないでしょうか。

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    2024年04月21日
  • 百寺巡礼 第八巻 山陰・山陽

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    2024年に行くべき52カ所で紹介された山口市。そこで取り上げられた瑠璃光寺の五重塔は現在改修中。本書でこのお寺を巡っていることを教えてもらい購入。中国地方の10か所を巡った旅。お寺がその地域の歴史や文化を感じとれる場所となっているのは間違いない。そういう意味でニューヨークタイムズにも取り上げられているのかもしれない。この本を読み終えて、神社仏閣巡りと合わせてその土地の歴史にも眼を向け、そこの空気感や根付いている文化に触れることを楽しもうと決めた。

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    2024年04月14日
  • 錆びない生き方

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    折れない、錆(さ)びない諦(あきら)めない五木寛之93歳が日々のなかで見出した心に刺さる不朽の名言。「逆転の発想」で古今東西の名言を読む、大反響ロングセラー〈名言〉シリーズ最新刊!「私はこれらの言葉に支えられて生きてきた」右を見ても、左を見ても、息苦しい世の中である。誰も明日の世界を予測することはできない。そんな中で、磁石の針のように一つの方向を指し示してくれる言葉がほしい⁉️私が思う千年の名言とは『この時代に生まれて、今後、千年も後まで残る明日の言葉』である。学者や思想家の言葉だけでないアスリートや経営者、そして生活者の言葉のなかに、不朽の名言が隠されている。この一冊の本に集められた言葉たち

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    2024年05月02日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    ネタバレ

    人は人でしかないんだと思いたいと思った。

    能力、考え方、時代、色々な物事が混ざり合って今の自分がいると思った。

    そんな簡単じゃないぜえ、自由
    そもそも自由って自由じゃなかったりするぜ。

    それがそもそもの間違えだぜ
    そんな事を言ってちゃあなれねえぜ、自由。

    みたいな考えが右往左往しながら読みました。



    4章は、宗教とかニヒリズムを感じられて面白かったです。
    考え方も普遍的ものなんて無いのかもですね。
    ベルセルクの魔女さんが言ってたみたいに円環ではなく螺旋なんでしょうね。


    五木寛之さんの批評を全部読むと、色々な角度からの見方があると勉強になりました。

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    2024年02月14日