五木寛之のレビュー一覧

  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    モノを捨てることで新たなスタートって考えてたけと、モノを見ることで鮮やかに蘇る歴史もある、自分は自分の歴史とともに生きてる、死ぬときに自分が生きた記憶を忘れたくないなって思った。また、時代を伝えることも、モノであるんだって思った。日本史やってたから日本史とともにそれを学べて面白かった。
    自己啓発でもあるし、新たな考えを学べる1冊だった。

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    2025年11月22日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    ネタバレ

    はい、というわけでね
    トレードマークは荷台に描かれた聖徳太子の一万円札!
    恐妻家で子だくさん
    いつも明るくて、情にもろくて騙されることも多いそんな人
    運転技術もたいしたことなくて、腕っぷしもからっきしだし、けっこうなビビり
    だけど一番星桃次郎のピンチには必ず駆けつけ、恐怖に震えながらも4トン半の小さなトラックで倍以上あるトラックに立ち向かいます

    そうなんよ!わいのヒーローは桃次郎じゃなくて「やもめのジョナサン」やったんよ!

    なんでジョナサンはそんなことが出来たんだろう?
    それはきっと自分の心の声に常に忠実だったからじゃないか?と思うのです

    本当はすぐにでも逃げ出したい状況で、迷わずアクセ

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    2025年09月28日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    親鸞を読み始めて、東本願寺の朝のお勤めに参加。さすがに比叡山で音覚法印に読経と声明を修業しただけはある美しい読経だった。おまけに渉成園で朝ごはんをいただく。真宗が日本の歴史に、特に武士の時代に果たす役割は大きかったんだろうなぁと思い至った。

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    2025年09月28日
  • はじめての親鸞

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    親鸞について興味をもち、初めて手にとった本。

    親鸞の人生について分かっている事は少ないようだ。親鸞の思想についても深く暗い森の中にいるようで、その時々の置かれた状況や時、場所によっても変わる動的なもののよう。
    親鸞について共鳴する部分があって、小説親鸞を読んでみたいと思う本だった。

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    2025年09月10日
  • 親鸞(しんらん) 完結篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    親鸞3部作を読み終えた。フィクションであるが、色々と考えさせられる緊張感のある名作品だった。
    念仏の意味とか往生に関して、深く考えることは無かったけど、この小説でも専修念仏の考えが人々で大きく変わる。最後は、諸行無常とか盛者必衰、生者必滅とかが頭をよぎったが、悲観になることは無いと思うようにもなったかな。

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    2025年09月06日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    親鸞の決して平坦ではない修行を通じての生き様と、法然上人と易行念仏に行きつく過程が、常に迫力を持って描かれていて、とてもリアルに飽きることなく読み進めることができた。弥七がかっこよく、ファンになってしまった笑

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    2025年05月27日
  • 大河の一滴

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    五木寛之さんの著書を初めて読みました。
    なんて謙虚な人なんだろう、というのが第一印象。
    ・プラス思考だけでなく、マイナス思考も大切だ。
    ・病院でのブードゥー死
    ・面授
    ・癌細胞の捉え方
    ・心の内戦
    など、興味深い考え方がいっぱいありました。

    平成11年初版の本ですが、今にも通じるものが多い、、合理性を追及してきた結果、世の中がカラカラに渇ききっている。だから物の見方を寛容に変えていこう、、ほんとにそうだなと思う。

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    2025年05月04日
  • 大河の一滴

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    これからの時代は、頑張らなくてもいい。
    寂しいとか、悲しいとか思った時、今までは、頑張らないと!となったけれど、これからは、その気持ちに寄り添う時代。と書かれていて、すうっと力が抜けました。

    何かに追い詰められた時、頑張らなくても大丈夫。と思える1冊でした。

    健康な体と礼節さえあれば大丈夫。それを意識して生きたいと思いました。

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    2025年05月03日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    浄土真宗を開いた親鸞上人を描いた大河小説。上人が仏教と向き合う苦悩だけではなく、歴史小説、ミステリー小説、冒険小説などあらゆる要素が詰まっていて、読み進むのに倦むことはない。

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    2025年04月27日
  • 一期一会の人びと

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    19人の回想録
    凄い人達とのインタビューや交友を
    通して感じたことを著者の感性で
    書いてありそれぞれの個性が感じられ
    面白い
    中でも時代の先端を歩いたアートディレクターの石岡瑛子
    私はカッコいい人としか捉えてなかったけど 文中に彼女の孤独が感じられ
    て切ない印象だった
    羽仁五郎との対談は面白い
    とにかくお行儀の悪い表現で
    破天荒な人柄が伝わって最高だった

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    2025年04月24日
  • 大河の一滴

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    五木寛之さんの本は初めて
    大河の一滴はかなり話題になっていたことは覚えている
    ただずっと小説だと思っていた
    無知の極み‥

    哲学的な書として紹介されているのをキッカケに手にとって見たが、
    数ページ目からもうすでに目から鱗?
    すべての文章が身体の中にストン!と落ちてきて
    じわっ〜と染み込んでいくのがわかった
    あーなんで今まで読まなかったかと悔やむ一方で
    今だから響いているんだろうか
    とも思った
    話題になっていた頃に読んでいても
    油ぎっていた身体に染みてはいなかったかもしれない

    「人が生きるということは苦しみの連続なのだ」
    マイナス思考から始まる人生、その中で思いがけず注がれるしあわせ
    「早天の

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    2025年04月14日
  • 大河の一滴

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    励まし、慰め、人の相談に共感できないことが多くて、嘘の励ましを乱用していたなと感じた。それは非常に無責任だったなと思う。共感できないことには素直に悩む姿勢が相手にとっても自分にとっても優しいのかな。

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    2025年04月12日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    大学入学で上京した信介は華やかさとは対極の学生生活を送る。授業に出ることもなくアルバイトに追われ、しまいには売血にまで手を染める。だが信介にとって幸いだったのは、兄貴分ともいえる緒方との出会いだろう。2人の共同生活はまさに貧窮の極みだが、そんな毎日でも決して暗くはない。蔵書を担保にして新宿二丁目の娼婦と交流したり、安酒で呑み語らったりする場面が愉しい。世間との交わりを本格化させてゆく若者の姿が生き生きと描かれているのが好い。

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    2025年03月18日
  • 人間の覚悟

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    五木寛之さんの作品は、「青春の門」などの小説やエッセイなど、若い頃によく読みました。本書も確か一度読んだと思うのですが、まだ若かった自分には、五木さんが仰ることが何か暗く、後ろ向きに感じて、当時はあまり本書に対する印象は良くなかったような記憶があります。五木さんの70代の作品(2008)で、これから日本も世界も自分も下り坂になっていくので、その中で覚悟を決めて生きていかねばならないと説いています。あれから17年。どうでしょう、本書で言っているような社会の閉塞感がまさに、日本、世界を覆ってきているではありませんか。自分も人生後半戦に入り、若い頃とは異なる人生観を持つようになってきました。なんと、

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    2025年03月08日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    自分はこの長大な物語をとても気に入っており、過去2度通読している。3度目となる今回も、主人公伊吹信介が通過していく時代と、関わっていくさまざまな人々とのやり取りを味わい尽くそうと楽しみにこの筑豊篇を手に取った。
    物語序盤のこの筑豊篇において大きな存在感を放つ登場人物は何と言っても塙竜五郎だろう。新興ヤクザの親分といういかつさを持ちながら、伊吹重蔵の忘れ形見である息子信介を実の息子のように慈しみ、竜五郎が信介にかける言葉のひとつひとつが重みと深みを持つ。厳しい渡世の中で人間模様を知り尽くした人物であることが伺え、器の大きさを感じるばかりである。

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    2025年03月05日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    働く喜び、生きる喜びを追求することによって、働く意味、生きる意味を自ら理解することができれば本望である。形式化、儀式化を通じて本質が変容することは避けられないのだろう。

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    2025年01月05日
  • 五木寛之傑作対談集Ⅰ

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    1970年代は、五木寛之さんの大ファンで、
    たくさんの著書を読み、映画やドラマを視た。
    その頃の時代を思い出しつつ、
    たくさんの著名人との対談集、楽しめた。

    村上春樹「言の世界と葉の世界」
    先日、デビュー作である「風の歌を聴け」を早速購入して今読んでいる。

    瀬戸内寂聴「京都、そして愛と死」
    お二方の京都についての話が、とてもよかった。

    福山雅治「クルマ・音楽・他力」
    この本を買うきっかけ。
    若き日の福山君はやっぱりしっかりしてる~

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    2024年12月23日
  • 大河の一滴

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    死生観が揺さぶられるような気持ちにさせられた。人の人生はは大河の一滴程度の儚いものだが、生きてるだけで価値があるということを言わんとしているのだと思う。大河に飲み込まれながらも一滴ほどの自分の価値をどう捉えるか考えさせられる一冊だった。

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    2024年12月14日
  • 大河の一滴

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    初めて五木寛之に出会った本。「大河の一滴」にもなろうという、その心掛けがすごいと思った。究極のマイナス思考から発せられる、生きることに対するエネルギーが強烈だった。

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    2024年09月17日
  • 健康という病

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    (2018/7/7)
    85歳の五木寛之さんの考えに全面的に賛成。
    騒ぎすぎるテレビ、週刊誌に振り回される人々。
    ヘルスを話題にしてきた日刊ゲンダイがヘルシーを話題にするようになる、、、

    病院に行かない五木さんがひざが痛くついに行くことを決心、、、

    極めつけは身体語を聴く。
    そう、医者は人間を同じものととらえ、パターンで病状を見る、治療法を考える。
    自分のことが一番わかっているのは自分。
    医学知識は豊富だが自分の身体がわからない医者の判断と、
    医学知識はないが自分の体は一番わかっている自分の判断、
    五木はどちらも半々だったら、自分の判断を取ろう、
    というのはまとも。

    いちいち頷ける。

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    2024年09月04日