五木寛之のレビュー一覧

  • はじめての親鸞

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    ネタバレ

     「親鸞」3部作を著した五木寛之氏が語る「親鸞像」。

     氏が少人数のセミナー形式で語る親鸞とは。氏によれば、親鸞に自身が残した著作はなく、どのような人物だったかは想像するしかない、という。

     間違いなく、歴史に残る天才であり、偉大な足跡を残した宗教家。私個人としてもいままで親鸞をきちんと勉強したことがなく、まさに「はじめての親鸞」だった。

     当時の仏教や寺の位置づけについて。寺を作るにあたり、大工や庭師などさまざまな職人が大量動員される。これは一種の公共事業だった、とする。いったん大きな寺が出来れば、僧が集まり研究がなされる。その意味で大学の機能も果たし、仏教そのものも含め官僚養成所とし

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    2025年07月06日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    読んでいて、ハラハラさせられるが、展開がどうなっていくのか興味深く面白かった。歴史物の中では文章がわかりやすく、その時代を感じながら楽しく読むことができた。

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    2025年07月05日
  • 人間の関係

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    「人間関係」ではなく「人間の関係」っていうテーマに惹かれ購入しました。
    印象に残ったのは、五木寛之さんが更年期に訪れた3度の鬱の時に行った「歓びノート」「悲しみノート」「感謝のノート」を書いてみようと思った事。

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    2025年05月28日
  • 忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉(新潮選書)

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    著者が様々な方に会ってかわした言葉が紹介されていました。

    優秀な人ばかりで作りあげた仕事は、百点はとれても百二十点はとれない 石岡瑛子

    その土地に根ざしたものより、移植されて育った食物のほうが強い 林達夫

    どんな立場のちがう人とでも、会って話をしなさい 池島信平

    母音を美しく発生するには、口をあまり大きく開けないことが大切 桃山晴衣

    歌も芝居も、ダレ場というものが必要なんじゃないかな 星野哲郎

    きちんとひげを剃る。そんなタイプの男が、いざという時に強かった C・W・ニコル

    うまい歌じゃなくて、いい歌をききたいんだ 馬淵玄三

    外国人に気やすく謝っちゃ駄目だぞ 田村泰次郎

    べつに

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    2025年05月19日
  • 人生のレシピ 新しい自分の見つけ方

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    非常に軽快に読めた。筆者の知識と感覚にいつも共感する事が多い。裏日本が昔は主流な地だったとか、泣く事がないと本気で笑えないとか、日頃感じている事が言語化されて整理されて美味しい水を飲んでいるように心に入ってきた。

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    2025年05月11日
  • 大河の一滴

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    五木さんが今の日本や世界を見たらなんと言うだろうか。自殺者は一応、減ってきてはいる。けれど、液晶端末を見つめる人々に何を思うだろうか、と思う。
    弱々しくとも、社会に悪いことを及ぼす人間だとしても、生きているだけでものすごく頑張っているのだと、今言ってもらえるとしたら、どれだけの人が救われるだろう。
    全てのことには二面性がある、寛容に受け入れること、面白いエッセイ、たくさんのことを教えてもらえる本でした。

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    2025年05月04日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    第4章がよかった。読者一人ひとりの心に一羽のカモメが寄り添ってくれ、そのまま新しい景色の中へ連れていってくれるような作品だなと感じた。繰り返し読みたい

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    2025年04月20日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    国も人も下山時は登る時より注意が必要だが、まずは自分たちが下山中だと認識をする必要がある。
    その上で、シニア層が視野を広く持って賢く成熟して行く意識を持つと、世代間が理解しあえる社会になって行くはずと。
    このような発想がジワーッと浸透して行くといい社会になって行く気がする。

    自分も50代中盤。肩肘を張らずに、社会のために何を貢献できるのかの意識を持って、残りの仕事人生を歩んでいきたいと感じた。

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    2025年04月09日
  • 自力と他力

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     今年のはじめ、飼っているペットが亡くなりました。こういう日が来ることは、もちろんあらかじめわかっていました。この子がいなくなったら自分はどうなってしまうんだろう。そう想像したこともあります。しかし、そのとき私に訪れたのは、不思議に落ち着いた気持ちでした。それは、「こんなときだからこそ、この子のためにもしっかりしなくちゃ」と自分で自分を励ましたのではありません。悲しさよりも、「もうあの子はいないんだな」という淋しさがありました。そして、とにかく目の前のことをひとつひとつやろう。そういう気持ちになったのです。
     その瞬間ふと頭に浮かんだのが「他力」という言葉でした。私の中で、がらりと世界が反転す

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    2025年03月06日
  • 五木寛之×栗山英樹 「対話」の力

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    字が大きいのですぐ読み終わります。
    五木寛之先生も高齢なのに自分の考え方の偏りを自覚して、自分に対する戒めの気持ちみたいなものを持ち続けているのが凄いと思う。
    栗山監督の謙虚さ。博識なのにさらに学びたいという姿勢が滲み出ている気持ちの良い対談です。

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    2025年03月03日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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    無数の病をかかえつつ、50年病院に行かない作家が徹底的に研究し実践しつくした、常識破りの最強カラダ活用法、満載。【目次】
    第1章 不信と不安の時代に折れずに生き抜く知恵(健康は人生の目的;「身体語」をマスターする〜
    第2章 私の「気やすめ」養生法(私はこんなふうに養生につとめてきた;非常識といわれても〜
    第3章 私の実感的養生法(できるだけ病院にいかないという生きかた;きょう一日の養生を考える 
    第4章 腰痛との長い付き合い(腰痛が訴える命の悲鳴;腰痛かかえて東北紀行〜
    第5章 私が感じる素朴な疑問(ストレスは本当に悪玉か?;現代はストレスが激化しているのか?
    私自身の体験と偏見による養生の実

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    2025年02月07日
  • 五木寛之×栗山英樹 「対話」の力

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    印象に残った五木さんの言葉。

    本を読むのも大事だけれど、それよりも「人を読む」、できるだけ人と会う、話をすることが大事なのではないかと思います。

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    2025年01月12日
  • 大河の一滴

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    わたしも人の一生は水流が巌にぶつかって弾け飛んだ水一滴のように感じてたので、この本に引き寄せられた。
    1998年当時、ポジティブとネガティブを包摂するとか、多様性とかいえる人間性に脱帽する。

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    2025年01月02日
  • 大河の一滴

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    傷心的になった時に再度読み返したい
    何もやらなくて良い、失敗した人生であっても良い、それはそれで人間として生まれてきて、そして人間として死んでいく、そのことにおいて、まず価値がある

    ラジオ深夜一夜物語では、著名人が発した言葉などを引用に五木さんの意見を述べる。どの話も面白かった。どんな出来事も自分の糧となっている、マイナス思考から抜け出すのことを考えるのではなく、人生はマイナスだらけでプラスなんてほんの少し、そういうもんなのかと。

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    2024年10月12日
  • サンカの民と被差別の世界 ――隠された日本 中国・関東

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    江戸時代にも戸籍に類するものがあったけれど、人別長にも載らなかった人達を探っての五木寛之さんの旅。
    学術書ではないので読みやすい。
    一芸に秀でる事は良い意味で語られるけれど、秀でなければ生きられなかった人達には生きる術でしかなかったんだろうと、感慨深い。

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    2024年10月11日
  • うらやましいボケかた(新潮新書)

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    御年九十歳になる著者、五木寛之さんは九十歳の壁を「直撃せずに 迂回する」 「よじ登るのではなく回り込む」と知恵のあることを仰っています。そんな五木さんでも「加齢の難しさは、全身くまなく 均一に衰えるのではなく各所バラバラに変化していくことにある」そうで、変形性ひざ関節症を抱えて今は杖の生活とのこと。そうであったとしても、九十歳で明瞭な文筆活動が出来ることに驚きです。作家を生業(なりわい)としてきた人の脳は衰えないのですね!

    六十五歳で大好きな車の運転をやめた著者。懸命ですし、柔軟です。運転は「できるけど、しない」という一つの美学を感じます。「要するに老人は〈邪魔をせずに〉生きていけばいいのだ

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    2024年10月12日
  • こころは今日も旅をする

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    特に感想なし。
    なんとなく読み終わったという感じ。
    もっと心に響くものが欲しかった。
    ただ心に残ったのは百寺巡礼の本が出てきたこと。
    以前、理由があって十巻全てを読んでいた頃を
    思いださしてくれた。

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    2024年09月19日
  • 蒼ざめた馬を見よ

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    今更ながらに五木寛之を読む。青春の門以来か。冷戦期の東は、今では考えられないかもしれない。と思いきやロシアや北などはまだ残ってるか。1人による強権だと、行き着く先は同じか。ある種のディストピィア小説だが、短すぎて更なる恐怖も感じる。
    ヒュブリス症候群。人は少人数でしかまとまらないのか。

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    2024年09月14日
  • 人生のレシピ 本を友とする生き方

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    ラジオ深夜便の内容を再構成したもの。

    91歳の大先輩の本を友とする生き方。

    たしかに、最近読書に目覚めて前ほど虚しさや孤独を感じなくなった。

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    2024年09月01日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    噂で聞いていたがビレバンでふと出会い読んでみることに。星の王子さまとも対比される人生の喜びについて書かれている寓話らしいのだが断然こちらの方が良い!とにかく生きる喜びや好きなことを追求して、それを愛を持って人に伝えていくこと。「われらすべての心に棲むかもめのジョナサンに」という冒頭の言葉がよく示している。生活に気を取られてばかりいずに、ちゃんと生きる意味を追求すること、群衆に思考を停止して同調しないことを肯定してくれ、勇気をくれる作品。

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    2024年09月01日