五木寛之のレビュー一覧
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昨年の夏にインド旅行に行った際にお供として持って行った「大河の一滴」。刺激的なインド旅行に花を添える一冊だった。
発刊から約30年後のこのタイミングでまさか「最終章」が発売されるとは思ってもなく、書店で偶々見つけた時は思わず「マジか!」と声が漏れ出てしまいそのまま流れるようにセルフレジに向かい購入してしまった本書。
これも偶々ではあるが、友人がインド旅行に10数年振りに行く数日前にこの本に出逢ってしまったのもなにかしらの「運」めいたものを感じる。
「孤独」に対する筆者の考え方に恐ろしい程に共感を覚えた。道に迷うようなことがあれば、時折この本に立ち返りたいと思った。 -
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瀬戸内寂聴さんとの対談と福山雅治さんとの対談は本当に面白かった。
特に瀬戸内寂聴さんとの話の中で、「〜でもその人間が今の自分より一歩でも二歩でも前に行こうという気持ちだけでも持っていないとわかったときに、女は男を軽蔑しますね。一歩でも二歩でも前に行きたいと思いながら出来ないでいる、あるいはそういう自分に自己嫌悪を感じている、それがわかれば、それはそれで男を許してくれるんです、女性は。しかし、そういう焦燥さえ感じていない男を、女はばかにすると思いますね。それで男が女に軽蔑されるときは、もう愛情もなにも、最後のものがなくなるときでね。男と女の愛とかセックスとか、それがたとえばもう三十代でなくなっ -
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ネタバレ「親鸞」3部作を著した五木寛之氏が語る「親鸞像」。
氏が少人数のセミナー形式で語る親鸞とは。氏によれば、親鸞に自身が残した著作はなく、どのような人物だったかは想像するしかない、という。
間違いなく、歴史に残る天才であり、偉大な足跡を残した宗教家。私個人としてもいままで親鸞をきちんと勉強したことがなく、まさに「はじめての親鸞」だった。
当時の仏教や寺の位置づけについて。寺を作るにあたり、大工や庭師などさまざまな職人が大量動員される。これは一種の公共事業だった、とする。いったん大きな寺が出来れば、僧が集まり研究がなされる。その意味で大学の機能も果たし、仏教そのものも含め官僚養成所とし -
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著者が様々な方に会ってかわした言葉が紹介されていました。
優秀な人ばかりで作りあげた仕事は、百点はとれても百二十点はとれない 石岡瑛子
その土地に根ざしたものより、移植されて育った食物のほうが強い 林達夫
どんな立場のちがう人とでも、会って話をしなさい 池島信平
母音を美しく発生するには、口をあまり大きく開けないことが大切 桃山晴衣
歌も芝居も、ダレ場というものが必要なんじゃないかな 星野哲郎
きちんとひげを剃る。そんなタイプの男が、いざという時に強かった C・W・ニコル
うまい歌じゃなくて、いい歌をききたいんだ 馬淵玄三
外国人に気やすく謝っちゃ駄目だぞ 田村泰次郎
べつに