五木寛之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「他力」というと、普通は、「人まかせ」「他人を頼る」といったネガティブな意味にとらえられがちだが、もともとの仏教語としての意味は、「自己修行の功徳によらず、阿弥陀仏の本願力にたよつて成仏するのを願うこと」の意味とのこと。
この世の中には、その大きな「他力」の力が働いている。
それに気づくこと、その「他力」に委ねることに、救いがある。
人に頼ることは出来ない。そして、自分の限界もはっきり見えた。これ以上絶望することさえできないどん底を自覚したとき、私たちは他力の感覚に出会う。
「自力」の果てに「他力」大きな世界があり、「他力」への信頼から「自力」が生まれてくる。自力と他力は、相反するもの -
Posted by ブクログ
新聞を開けば健康情報、テレビは健康番組だらけで、間に流れるコマーシャル。本当に巷に健康情報が溢れている。本質的に心配症で、心気症の気さえある私は、この手の情報を極力見ないようにしているけれど、どうにも防ぎ切れるものではない。健康は産業と結びついて、心の隙間に入り込んでくる。
五木さんのように健康長寿の人ばかりではなかろうが、確かに日本中が健康ノイローゼなのではないか。人間どこかしらに不具合があるのが常態なのだと達観できればいいけれど、今日も明日も不安を抱えていくに違いない。
アラン・グリーンの名作ミステリ『くたばれ健康法』を読み直して、健康問題なんて笑い飛ばそうか。