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妻に蒸発され、小学生の息子二人を抱えてまじめに働いていた父親が、「疲れた」といって子供たちと心中した。父親のズボンのポケットには10円銅貨一枚、子供の手帳には「おかあさんもじ国(地獄)へ行け」と書かれていた。四十数年前にあった悲惨な事件だが、なんともいえないリアルさと、自分の胸に指を突きつけられる思いが今もする。お金も家族も健康も、支えにもなるが苦悩にもなる。人生はそもそも思うにままならぬもの。ならば私たちは何のために生きるのか――。人々に寄り添うその深い洞察が大反響を呼んだ衝撃の人生論。時代が変わる今、再読したい心の羅針盤。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年05月27日
人生に目的などはないが、他者と触れ合いながら自分の人生を一生懸命生きることによって、色々なことがつながってきて、生きる意味は後から理解できることなのかなと感じる。
対外的にいえば、世の中には色んな考えの人がいるから、個々人のキャパを広げ、それら凡ての人々を許し許されるようなあたたかい社会(世界)を作...続きを読む
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