五木寛之のレビュー一覧
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夫の本棚から選んだ一冊。
五木寛之さんの本は2冊目です。
たくさんの作品を書かれているのに、小説は読んだことがない。
1冊目も夫の本棚にあった【人間の覚悟】だったから。
五木さんの書かれるこの類の本がしっくりする年代に入ったのだと思う。
戦後の日本の発展は凄まじかった。
敗戦国でありながら、他国が驚くスピードでGDP世界第2位にまで登りつめた。
それが中国に抜かれ、じわじわと下降線をたどっているような実感がある。
登山と同じ、頂上を目指してただがむしゃらに登ってきた。
しかし、登ったからには当然、下らなければならない。
五木さんは、「戦後六十年の「登山の時代」が終わって、「下山」にかかる -
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「孤独のすすめ」が面白かったので、こちらも読んでみました。50代は人生後半戦の準備期間。しっかりと気持ちと生活を切り替えて60代以降に備える。60代からいよいよ心身ともに思い通りにいかなくなるが、徐々に重荷を下し、70代は人生後半の黄金期、80代でいろいろと人生の精算をして、90代は体が動かなくても人生振り返りつつつ想念の中で過ごす。
100年ライフ時代では、惜しまれつつ去るという意識はなくなり、去ってあたりまえという認識になる。今よりも、孤独で去るという感覚が増すかもしれない。
まだまだ余生という感覚を持つには早いのだが、超高齢化社会を迎える日本の40代、50代はこのような意識を持ちつつ人生 -
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五木寛之は、昭和6年生まれで現在85歳であるが、70代頃から自らの年齢に合わせて人の生き方に関するエッセイを多数執筆している。
本書は、2015年刊行の『嫌老社会を超えて』を再構成し、大幅加筆した上で書下ろしを加えたもの。
題名は「孤独のすすめ」であるが、全体を通して書かれているのは、副題の「人生後半の生き方」であり、原本題名に繋がる「嫌老社会」(老人を嫌悪する社会)を回避するための社会の在り方である。
本書から何を感じ取るかは、世代や現在の環境などにより異なるのだと思うが、知命を超えつつアラフィフとは言えない年齢に達した私としては、今後の自分の人生も想像しつつ、人生後半の生き方として以下のよ -
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日本という国は未曾有の長寿時代を迎えている。経済の不安、衰えていく体の問題、介護は誰がしてくれるのか。そこにあるのは、これまでの哲学や思想で語ることのできない、100歳までの長い道をいかに歩むかという重い課題である―ミリオンセラー『生きるヒント』から四半世紀を経て語り下ろす、まったく新しい生き方の提案【目次】序章 突然、百歳人生が➖
第1章 さあ準備をはじめよう第2章 五十代の事はじめ
第3章 六十代の再起動‼️第4章 七十代の黄金期⁉️
第5章八十代の自分ファースト 2023-4月再々
第6章九十代の妄想のすすめ 2018、7/6再読 -
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ネタバレ福岡生まれの五木寛之さん、金沢はもうひとつの故郷、第二の人生は金沢でスタートしたそうです。九州の文化とは大きく異なり、最初は反発心の塊りだったようですが、やはり住めば都のようです(^-^) 二つの川が流れる街っていいですね。盛岡は中津川と北上川、それぞれ宮沢賢治と石川啄木を生んでいます。金沢は犀川と浅野川。犀川は父なる川(男川)と呼ばれ山の手の文化、室生犀星を生み、一方、浅野川は母なる川(女川)、下町的文化で泉鏡花を生む。~湯島通れば思い出す~♪ 湯島天神には鏡花の筆塚が今も残っています。
五木寛之さん、1932年福岡生まれ、20代の末期から30代のはじめ、金沢で過ごされてます。1965年 -
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ネタバレ五木寛之さんの楽しいエッセイ「好運の条件」、2015.6発行です。著者は昭和7年福岡生まれですが、立ちションするご婦人方はめずらしくなく、世間話をしたりしてすこぶる屈託がなかったそうです。のどかな時代でした。「愛の水中花」という歌がありましたが、「愛」を「老い」に変えて歌うとぴったりとか、笑ってしまいました。最近は「常識」が通用しないおそろしい時代と。特に健康・治療。血圧は200でもOK、メタボOK、素食は駄目・高齢者は朝からステーキを、卵は一日5個でも10個でもOK、塩分と血圧は関係なしetc
①人間、長く生きていれば結構面白いことに出会うもの ②当てにならない健康寿命。小太りでもやせ型でも