五木寛之のレビュー一覧

  • 下山の思想

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    夫の本棚から選んだ一冊。

    五木寛之さんの本は2冊目です。
    たくさんの作品を書かれているのに、小説は読んだことがない。
    1冊目も夫の本棚にあった【人間の覚悟】だったから。
    五木さんの書かれるこの類の本がしっくりする年代に入ったのだと思う。

    戦後の日本の発展は凄まじかった。
    敗戦国でありながら、他国が驚くスピードでGDP世界第2位にまで登りつめた。
    それが中国に抜かれ、じわじわと下降線をたどっているような実感がある。
    登山と同じ、頂上を目指してただがむしゃらに登ってきた。
    しかし、登ったからには当然、下らなければならない。

    五木さんは、「戦後六十年の「登山の時代」が終わって、「下山」にかかる

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    2018年02月16日
  • 百歳人生を生きるヒント

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    「孤独のすすめ」が面白かったので、こちらも読んでみました。50代は人生後半戦の準備期間。しっかりと気持ちと生活を切り替えて60代以降に備える。60代からいよいよ心身ともに思い通りにいかなくなるが、徐々に重荷を下し、70代は人生後半の黄金期、80代でいろいろと人生の精算をして、90代は体が動かなくても人生振り返りつつつ想念の中で過ごす。
    100年ライフ時代では、惜しまれつつ去るという意識はなくなり、去ってあたりまえという認識になる。今よりも、孤独で去るという感覚が増すかもしれない。
    まだまだ余生という感覚を持つには早いのだが、超高齢化社会を迎える日本の40代、50代はこのような意識を持ちつつ人生

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    2018年01月13日
  • 異端の人間学

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    前から、ロシアに縁のあるお二人のコラボがないかなと思っていましたが、夢の対談が実現し、楽しく読ませていただきました。
    五木寛之さんの歴史の瞬間に立ち会う引きの強さや、一時の経験から時代を切るとる感覚の鋭さなどを改めて感じるとともに、佐藤優さんのあらゆる分野への知識の豊富さに驚きました。
    これを読んで、そういえば随分前に、五木さんは仏教を勉強するために大学で勉強されてましたが、お二人の共通項として宗教もあるなあと気付きました。
    また、他の切り口でもいつか対談して欲しいなと思いました。

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    2018年01月07日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    孤独を癒すためのハウトゥーものではない。社会背景をメインに解説している。
    そういう意味でタイトルと内容がミスマッチしていると思う。
    回想をすすめる。過去を振り返ろう。断捨離は過去を思い出す糸口を捨ててしまう。

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    2018年01月01日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    五木寛之は、昭和6年生まれで現在85歳であるが、70代頃から自らの年齢に合わせて人の生き方に関するエッセイを多数執筆している。
    本書は、2015年刊行の『嫌老社会を超えて』を再構成し、大幅加筆した上で書下ろしを加えたもの。
    題名は「孤独のすすめ」であるが、全体を通して書かれているのは、副題の「人生後半の生き方」であり、原本題名に繋がる「嫌老社会」(老人を嫌悪する社会)を回避するための社会の在り方である。
    本書から何を感じ取るかは、世代や現在の環境などにより異なるのだと思うが、知命を超えつつアラフィフとは言えない年齢に達した私としては、今後の自分の人生も想像しつつ、人生後半の生き方として以下のよ

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    2017年12月31日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    発売5ヶ月で早くも13版の本書を店頭で見かけて即買いで読みました。論語からひいて、人生は青春 朱夏 白秋 玄冬と25年刻みで巡るといい、まさに玄冬の只中に居る五木さんからのメッセージ、さらりと読めるし特に反論する箇所もない判りやすい本です。青春の門 の頃は青春を謳歌されていた五木さんからの警鐘、超高齢化の日本に高齢者階級と若者勤労者階級との闘争が起きる懸念も看過出来ないかも! 白秋に居る私にも色々と考えさせてくれる良書でした。

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    2017年12月29日
  • 百歳人生を生きるヒント

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    日本という国は未曾有の長寿時代を迎えている。経済の不安、衰えていく体の問題、介護は誰がしてくれるのか。そこにあるのは、これまでの哲学や思想で語ることのできない、100歳までの長い道をいかに歩むかという重い課題である―ミリオンセラー『生きるヒント』から四半世紀を経て語り下ろす、まったく新しい生き方の提案【目次】序章 突然、百歳人生が➖
    第1章 さあ準備をはじめよう第2章 五十代の事はじめ
    第3章 六十代の再起動‼️第4章 七十代の黄金期⁉️
    第5章八十代の自分ファースト 2023-4月再々
    第6章九十代の妄想のすすめ 2018、7/6再読

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    2017年12月23日
  • 玄冬の門

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    五木寛之(1932.9生まれ) 著「玄冬の門」、2016.6発行です。著者は75歳からを玄冬と設定して書かれています。現代の楢山送り「寝かせきり」で経済効果が上がってることに忸怩たる思いを抱きつつ、体力が衰えた後は想像の世界、精神世界での遊びが有効ではと。また、この時期に癌になったとき、治療するかしないか、これが大事だとも。(癌の部位、程度にもよるでしょうけど、確かに確固たる覚悟がいりますね)年寄りは身綺麗に機嫌よく。これは全く同感です(^-^) 

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    2017年11月25日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    著者による人生後半の生き方論は、これまでにも何冊も出ているが、本書では年金をもらって豊かに過ごす老人層と、それを支える若年層の間の世代間ギャップという社会問題にも焦点を当てている。長年苦労したのだから、老後は年金をもらってゆっくりと好きなことをしたいのは自然な考え方であるが、超高齢化社会と人口減を考えれば、豊かな層は年金をもらわず、老年層向けのビジネスに関わり、社会貢献すべきだと説く。
    人生100年時代といわれるが、超高齢化社会を迎える日本では、老年層の健康維持と社会参加がより重要になる。著者ならではの鋭い目線を感じられる1冊。

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    2017年11月06日
  • 金沢あかり坂

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    作者の五木寛之さんは、金沢に少し住んだことがあるらしい。しかも「金沢を選んで」住んだらしい。そんな人の描く金沢が、本物かどうかは別として(誰がどうやって本物と判断するか難しいが)金沢のとなり町・砺波で生まれ育ち、「街で遊ぶといえば金沢」だった私の感覚だがかなり金沢らしい気がする。金沢の華街ってなんかいいなあ。(コミュニティが)狭くて遊びづらそうな気もするけど。

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    2017年11月05日
  • 五木寛之の金沢さんぽ 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

     福岡生まれの五木寛之さん、金沢はもうひとつの故郷、第二の人生は金沢でスタートしたそうです。九州の文化とは大きく異なり、最初は反発心の塊りだったようですが、やはり住めば都のようです(^-^) 二つの川が流れる街っていいですね。盛岡は中津川と北上川、それぞれ宮沢賢治と石川啄木を生んでいます。金沢は犀川と浅野川。犀川は父なる川(男川)と呼ばれ山の手の文化、室生犀星を生み、一方、浅野川は母なる川(女川)、下町的文化で泉鏡花を生む。~湯島通れば思い出す~♪ 湯島天神には鏡花の筆塚が今も残っています。
     五木寛之さん、1932年福岡生まれ、20代の末期から30代のはじめ、金沢で過ごされてます。1965年

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    2017年10月14日
  • 好運の条件―生き抜くヒント!―

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    ネタバレ

    五木寛之さんの楽しいエッセイ「好運の条件」、2015.6発行です。著者は昭和7年福岡生まれですが、立ちションするご婦人方はめずらしくなく、世間話をしたりしてすこぶる屈託がなかったそうです。のどかな時代でした。「愛の水中花」という歌がありましたが、「愛」を「老い」に変えて歌うとぴったりとか、笑ってしまいました。最近は「常識」が通用しないおそろしい時代と。特に健康・治療。血圧は200でもOK、メタボOK、素食は駄目・高齢者は朝からステーキを、卵は一日5個でも10個でもOK、塩分と血圧は関係なしetc
    ①人間、長く生きていれば結構面白いことに出会うもの ②当てにならない健康寿命。小太りでもやせ型でも

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    2017年10月04日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    現在世の中に流れている空気「嫌老」を長年の経験からどうみているのかがわかりやすく書かれていた。また、治すより治めるという、アンチエイジング批判も大切な考え方と思いました。

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    2017年09月07日
  • 青春の門 第八部 風雲篇 【五木寛之ノベリスク】

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    伊吹信介は、ユーラシア大陸横断の大望を胸に秘め、シベリアへの密航を果たす。国際情勢の複雑多岐な現実に戸惑いながらも、大自然に生きる人々との出逢いに心打たれる信介。未知の世界の息吹に触れ、冒険の旅は続く。

    北方領土問題、日米ソ3国の政治的思惑などを絡めたスリリングな展開で、これまた一気読み。多分にご都合主義的なところはあったけれど、そんなことは気にせず読み進めるだけの魅力は十分だった。
    (B)

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    2017年09月06日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    老人層と若手世代の対立の行き着くところの最悪シナリオには少し恐怖を感じた。しかし、全く非現実的ではなく、ありえるかも知れないと感じさせる説得力があった。そうならない為にそれぞれの世代のそれぞれの個人の役割は何か?また、現代社会における問題や課題をどのような方法で解決して行けるのかを考えていく必要があると思う。

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    2017年09月03日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    五木寛之著「孤独のすすめ」
    個人としての生き方を示したようなタイトルに対し内容はとても大きなこれからの日本のためにと言うものでした。
    その核となる考え方は高齢者にターゲットを当てた、しかも高齢者主導の社会の構築。
    今の日本が抱える不安、問題に対し目を背け心配することをやめる「心配停止」状態の社会ではならない。
    高齢化、少子化にきっちりと目を向け、むしろそれを逆手に取った発想で逆境を乗り切れ、と。

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    2017年08月15日
  • 養生のヒント

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    生まれてこのかた検査も病院通いもしたことがない著者は、自分の五感で身体を感じ、養生し、まさに自己責任で生きている。

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    2017年07月01日
  • 青春の門 第六部 再起篇 【五木寛之ノベリスク】

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    ぬくぬくと居心地のいい冬眠の季節はもう終りだ。人生の目的を見つける過程が青春なら、信介は、いまやそのただなかにいる。若さに賭けて、再会した織江とともに未知の芸能の世界へ踏みこんでゆく。いま信介の新天地への出発!

    御年84歳の五木寛之が年明けから23年ぶりに週刊現代で「青春の門」の連載を再開した。第九部からということだが、私はどこまで読んだか全く記憶がないので、適当なところから読み始めてみた。30分もあれば100ページ以上読み進めてしまうこの軽さが懐かしい。
    (B)

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    2017年04月23日
  • 金沢あかり坂

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    古都=金沢の不思議な魅力が、そこに暮らす人たちの人間模様によって表現されている。地に足を着けて生きる者。外の世界に憧れて逃げ出すもの。変革を求めて新しい風を持ち込むもの。そうしたすべての者たちを、金沢という街は常に暖かく包み込んでくれる。そんな全体像がこの作品から見えてくる。

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    2017年04月16日
  • 下山の思想

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    ここに書かれてあることに対しての賛否はともかく、今の自分のモードがまさに山の頂上から麓への着地という感じだったので、ドンピシャ。

    最近、確信があるんだ。

    これからは勝ち組の時代ではない。
    共生の時代が始まる。

    そこにどう臨むべきか。

    この本に答えはない。ただ賢者からの警鐘がある。

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    2017年03月15日