五木寛之のレビュー一覧

  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    今年の2月に第1巻を読んだのに続き、第2巻を読んだ。
    主人公の伊吹信介は、大学入学のために、筑豊から東京に出て来る。初めての東京で、筑豊にはいないタイプの人たちと出会い、戸惑いながら大学生活を始める信介の姿を描いている。
    この小説の年代は小説には書かれてはいない。ネットで調べると、信介が大学に入学したのは、昭和29年(1954年)であるという記述がいくつか見つかった。正確に昭和29年かどうかは別にして、おおよそ、それくらいの年代の話であろう。
    信介が大学に入学したのは、私が生まれる前の話であるが、それでもモデルになっている大学は、私の母校であり、親しみを感じる。私自身も九州出身であり、大学に入

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    2022年05月01日
  • 一期一会の人びと

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    印象深かったのは、ガン末期の森よう子の見舞いのベッドサイドで、あんなに華やかだった彼女が痩せて、バケツに入った氷をがリリといくつも口に運ぶ描写。
    まだブレイクする前の浅川マキが、スイカを抱えて金沢の五木寛之のもとを訪ねて来た場面。
    個性的で独特な低い声で歌う、思い出すな、あの時代を。
    夜が明けたら、一番早い列車に乗るのよ、、、。!
    どことなく不安を感じていたあの頃に、ぴったりはまった感じの歌い手だった。

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    2022年04月27日
  • 青春の門 第三部 放浪篇 【五木寛之ノベリスク】

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    若い頃読んだ時は、函館の街並みに憧れた思い出があったが、今回読んでそうでもなく、トミちゃんいいなぁと思いました。
    織江に再会できて、良かった。良い女になってた。

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    2022年03月19日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    1章「歓ぶ」では、『歓び上手』って素敵だな、思いましたし、3章「悲しむ」で『悲しいではないか』と明治のころの文学青年や政治青年らが挨拶を交わし議論する話では、日本が成熟していく過渡期の良き時代に思いを馳せ、アサガオ研究家の話で『アサガオの蕾は朝の光によって開くのではないらしいのです。逆に、それに先立つ夜の時間の冷たさと闇の深さが不可欠である』という報告に、詩的な感動を覚えたと言う著者の感性にこそ感銘を受けました。
    7章「知る」では、柳宗悦の言葉『見テ 知リソ 知リテ ナ見ソ』ー見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしない方がいい、は同感です。アートを見るとき、人と接するとき、先入観によら

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    2022年03月13日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    学生時代、新宿のジェスパ、どん底、しょんべん横丁の信濃屋?で屯していました。
    新宿の寿司屋の大将が作った、イカの塩辛はいまでも、思い出します。 大将と良く飲んだなー、学生ですので、安酒です。

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    2022年03月01日
  • 背進の思想(新潮新書)

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    36のテーマ、ひとつのテーマ約5ページ前後。今の時代にどう適応していくのか?前に進む事だけでは無い、反時代的に生きる事も必要とのこと。「確かに」と思える事多々あり。

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    2022年02月20日
  • 金沢あかり坂

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    懐かしい金沢、内灘、浅野川、間の抜けた方言。五木寛之が金沢に住んでいた事を初めて知った。私の場合高校の3年間を過ごしただけだが、この街に永く住むと抜けられなくなるという感覚はわかる気がする。

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    2022年02月16日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    40年以上前に読んだことがあるが、織江のことしか、思いだせなかった。 私より、20年前の時代であり、自立編も楽しみ!
    私の時代は、赤線は、ありませんでした。
    仕送りで、3畳の下宿は、3500円で、毎日ジーンズで過ごしました。 童貞でした。

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    2022年02月15日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    「青春の門」は物語自体も長いが、非常に長い期間をかけて書かれている小説である。1969年、というから今から50年以上前に「週刊現代」で連載が始まっている。1970年に「第1部筑豊編」の単行本が発行された後、1980年の「第6部再起編」までは定期的に単行本の形で発行がなされている。その後、発行のペースがゆっくりとなり、1993年に「第7部挑戦編」、2016年に「第8部風雲編」、そして、2017年からは第9部に相当する「新・青春の門」の連載が書かれ、2019年に「新青春の門第9部漂流編」の単行本が刊行された。ネットで見ると、作者の五木寛之は、第10部の構想をインタビューで話しており、少なくとももう

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    2022年02月12日
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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     親鸞、浄土真宗の話しは、JR上野駅公園口を思い出した。浄土真宗は子供が多く、食べる為に外に出る。
     捨てないでエントロピーが増加して死ぬのかな〜

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    2022年01月30日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    京都の東本願寺、西本願寺、知恩院、六角堂、青蓮院、ゆかりのある史跡を訪れて、法然、親鸞の跡を訪れてみたいと思いました。5巻、6巻と、京都へ向けて何が起こるのか楽しみでなりません。

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    2021年10月30日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    親鸞として改名して越後に流罪として流されるまでが描かれている青春篇。面白くて一気に読んでしまいました。

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    2021年10月24日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    とても面白く読みました。はじめは、時代小説なのに文体は普通で違和感を感じていましたが、最後にはすっかりなれてのめり込みました。下巻が楽しみです。

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    2021年10月20日
  • 林住期

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    人生100年時代、4分割すると50~75才が林住期と。ある程度役目を果して迎える黄金期、人に寄って差はあれど本当にやりたかった事をやれる時期、色々考えさせられました。

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    2021年09月24日
  • 風の記憶

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    ネタバレ

     五木寛之「風の記憶」、2001.1文庫、1994.4刊行。作家の自画像、人間を探す旅、語りながら見えてくること、時分の花を読むの4部構成エッセイです。表紙は五木玲子夫人の「向日葵」、解説は村松友視氏。①直接会って肉声で教えを受けることを面授(めんじゅ)という。私は面授しか知りませんが、これからはオンラインが増えるのでしょうか・・・。②免疫とは風邪や怪我を自然に治す働きだけでなく、一個の人間の人格、自己を成り立たせる根源的な活動である。③人はみな大河の一滴。

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    2021年07月13日
  • 人間の運命

    購入済み

    希望の光を求めて

    作者が巻末に、過去の体験談を元に考え方の道筋を照らしてくださった気がした。心のどこかで読み手の私が求めていた言葉が見つかった気がして、少しだけ心が軽くなり、生きるヒント道筋に気付けたと思います。

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    2021年06月25日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    ●年をとると、どのように生きるべきか戸惑っている人が少なくないと言われます。
    ●本書はそうした人々に老いの現実を肯定的に受け止めて生きていく言葉を贈っています。孤独な生活の友となるのが、例えば本だと。読書とは、著者と一対一で対話する行為で、心強い友。人生の後半期は自分で登ってきた山を降りていく時期なので、景色を楽しんで下山することだと言う。
    ●確かに、リタイアした人の中には、仕事一筋でやってきた人ほど何かしていないと自分だけが取り残されたという不安に駆られる人が多いと言われます。私は、老いを気楽に受け止めて、現役より自由な時間が膨大に増えるメリットを活かして、好きな事をやれば良いと思います。社

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    2021年08月01日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    人生は生まれた時から死へむかって1日ずつ接近してゆく旅。自分の五感(第六感も)を大切にして感謝の気持ちで過ごすこと。謙虚にそして自分を肯定しつつ。

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    2021年05月03日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    ネタバレ

    さくっと読める長さ。生きていくうえで、うんうんそうだよね、確かに、と頷ける内容や、新しい知見もあり、こう思っていたのは私だけじゃなかったのか!や、そうかこういう捉え方もできるのか、と考えながら読めた。

    以下読書メモ
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    ・〈よろこばせ上手〉は、自分を喜ばせることから始めた方が良さそうです。その結果として、他人に対してもひらかれた暖かい視線で接することができるのではないかと思います。

    ・ 知恵の悲しみ=知的に充実すればするほど、大きな悲しみを味わうことになりかねません。

    ・ 偶数と奇数と比べてみると、偶数は、割り切れて合理的で儒教に近い。奇数は、2で割

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    2021年04月05日
  • 心が挫けそうになった日に(新潮文庫)

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    現代日本は識詞率が低いと書かれているのを読んで、はっと我に帰った。詩を詠むのは古臭い、分からない、難しいという意識が先行して詠まないが、五木さんの御本を読んで、詩の面白さがどこにあるのか、詩を通して異文化を知ることの魅力を感じることができた。
    詩を詠んだから何かが起こるわけではない。しかし識詞率が低いことで知らない詞の世界を知ることはできない。知らないことを知ることの面白さ、そのことの大切さを実感した。
    自分を異端児と捉えて日本人を見詰める五木さんの考え方から日本人はいかにのんびりしていて呑気なのか改めて気付かされた。難民の話が途中で出てくるが、情勢が目まぐるしく変わる今、難民の話を対岸の火事

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    2021年03月30日