五木寛之のレビュー一覧

  • 百寺巡礼 第一巻 奈良

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    以下、2008年12月に読み終えて、当時別サイトに寄せていたレビューです。

    文庫になったのを見つけ、本日購入した。
    先ほどまでCAFEで読みふけり、たまらずレビューを寄せている。
    まず、冒頭の「百寺巡礼の旅のはじめに」から、私は強く引き込まれた。
    人生を4つの時期に分けるという古いインドの考えに触れているのだが、
    読んでいて心休まり、その冒頭部分は、
    まるで寺院へ向かう参道のような役割を果たしているかのように思われた。
    本書は決して本格的な仏教本ではなく、
    純粋に寺や仏像を好きである私達のような普通の人間に、手にとりやすいものとなっている。
    読むほどに寺の美しさが伝わり、仏像との出会いに憧れ

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    2022年08月28日
  • 青春の門 第九部 漂流篇 【五木寛之ノベリスク】

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    織江は、まだヒットしないのか。
    福岡のミツバチの小嶋扶美さんに興味を持ちました。
    マネージャーの山岸君頑張れ❗️

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    2022年08月27日
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    五木寛之さん、捨てない生き方も悪くない、と。人生100年と言われる時代ですから、60歳から90歳の時代をいかに大切に生きるが問われています。そのためにも、様々な思いがこもっているモノは、欠かせないパートナーなのでは、と気づかれたようです。モノは、古い物語への依り代、ではないか、とも。モノに囲まれて暮らすことで、記憶を呼び戻すことができる、という所には、納得です。御年90歳の五木さんの呟きに、★四つであります。

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    2022年08月22日
  • 大河の一滴

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    ネタバレ

    「世界一受けたい授業」で取り上げられていて、キャンセル待ちをしてようやく手に入れた本を、ようやく読みました。

    読み手の年齢や時代や個人の状況によって、受け取り方が大きく異なってくるかもしれませんが、私にはとっても心に沁みるお話ばかりでした。
    本当そうだなぁー…と頷きながら読んでいました。
    そしてこの本の初版が発行されたのが平成11年で、著者が“昔と比べて今はこんな風に変わってしまった(ネガティブな意味)”というようなことを語ったりするのですが、それから23年が経ち、世の中はもっと悪くなってしまったと嘆いていらっしゃるのではないかと想像してしまいます…。
    20年以上も前の本ですが、現在の私たち

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    2022年08月14日
  • 青春の門 第四部 堕落篇 【五木寛之ノベリスク】

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    北海道での短い織江との暮らしの後、信介と織江は北海道を後に上京する。織江はプロダクションに所属し、歌手を目指すことになる。信介は大学に戻る。大学に戻った信介は政治運動の団体に入り、筑豊を後にして以来、初めての充実感を感じるが、それも長くは続かず、盛り場のチンピラや水商売の女たちとの関りを深めていく。

    主人公の伊吹信介は、「直情径行」型の人間という紹介のされ方を、物語の中でされている。その直情径行型人間像を強調するために、出身を九州、それも気性の激しい筑豊とされている。が、実際に物語で描かれている伊吹信介は、どちらかと言えば煮え切らない男だ。行動力はあるが、あれこれ悩み、なかなか腰が据わらない

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    2022年08月07日
  • 青春の門 第三部 放浪篇 【五木寛之ノベリスク】

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    今年になって、「青春の門」の文庫版を再読し始めた。2月に第1巻を読み、5月に第2巻。そして、今月になって、この第3巻を読んだ。
    東京の大学に進学した主人公の伊吹信介は、誘われて、学生の劇団に加わり、北海道の函館に渡る。当時の多くの学生がそうだったのかは分からないが、劇団のメンバー達の多くは社会主義・共産主義の社会の実現を願っている。自分達の芝居の興行を行い、観に来てくれる人たちの反応を見ながら、大衆の、民衆の演劇を作り上げることを目指している。大学に通うエリートとしてではなく。
    こういうことを書いても時代背景が異なるので分かりにくいと思う。昭和30年頃、大学進学率がまだ高くなく、大学生が社会の

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    2022年07月20日
  • 〈新版〉夜明けを待ちながら

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    ネタバレ

    『止まない雨はない』『明けない夜はない』とは言え、どうにもならず参った時には、そのまま受けとめる術は身に付けたい。そうしてやり過ごしてから、留まるもよし、歩き出してみるもよし。

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    2022年06月19日
  • 百寺巡礼 第一巻 奈良

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    寺を巡ってゆくエッセイとなれば、和辻哲郎「古寺巡礼」が有名だが、鬱々としたそれと比べて本シリーズはあっけらかんとかなり明るい。前書きを見れば、編集者と一緒に「モノローグをつづけ、語り、文章を書いた。そのすべてを記録し、肉声も、メモも、原稿も、まるごと集録して一冊の本が生まれた」とある。2年間で百寺を巡る企画なので、そういう形になったのだろう(あとで知ったが、もともとはテレビ番組で、これはその書籍化らしい)。旅ガイドにもなっているし、時々自分の人生も振り返っている。当然、京都で修行した仏教知識は全開である。旅の前後のお供本としては丁度良いものだろう。

    私は全く別の感想を持った。
    潤沢な資金を持

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    2022年06月06日
  • 青春の門 第六部 再起篇 【五木寛之ノベリスク】

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    信介とヤクザのケンカには、うんざりする。 林家のみどりさんは、ドラマでは、誰が演じるのかと想像する。上白石萌音さんか? 兎に角、織江の新曲がヒットしてくれ!と祈る。

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    2022年05月22日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    初めての時代小説への挑戦。言葉の意味や時代風景を理解できるか不安があったが何ということはなかった。
    伊吹信介の成長過程における複雑な心境の変化を的確に表現する五木寛之さんの文章力に感動した。 自分にもそんなことがあったなぁと感じる場面、特に性への異常なまでの執着に共感。信介と同じように、「自分は変なのだろうか?大丈夫だろうか?」と不安に思っていた時期があった。

    次巻からは東京での生活になるのだろうか? 信介と梓先生、牧織江との関係性がどうなっていくのか楽しみだ。

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    2022年05月19日
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    断捨離が流行る昨今、このような考え方もよいな、とは思う。
    しかし、わが家はもう片付けなければいけない限界にきているのである!

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    2022年05月12日
  • 青春の門 第五部 望郷篇 【五木寛之ノベリスク】

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    織江の曲がヒットすることを願った。
    塙竜五郎が、亡くなり、信介の飛躍を願う、無駄なケンカやツッパリがなくなると
    人生が動き出す。

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    2022年05月07日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    今年の2月に第1巻を読んだのに続き、第2巻を読んだ。
    主人公の伊吹信介は、大学入学のために、筑豊から東京に出て来る。初めての東京で、筑豊にはいないタイプの人たちと出会い、戸惑いながら大学生活を始める信介の姿を描いている。
    この小説の年代は小説には書かれてはいない。ネットで調べると、信介が大学に入学したのは、昭和29年(1954年)であるという記述がいくつか見つかった。正確に昭和29年かどうかは別にして、おおよそ、それくらいの年代の話であろう。
    信介が大学に入学したのは、私が生まれる前の話であるが、それでもモデルになっている大学は、私の母校であり、親しみを感じる。私自身も九州出身であり、大学に入

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    2022年05月01日
  • 一期一会の人びと

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    印象深かったのは、ガン末期の森よう子の見舞いのベッドサイドで、あんなに華やかだった彼女が痩せて、バケツに入った氷をがリリといくつも口に運ぶ描写。
    まだブレイクする前の浅川マキが、スイカを抱えて金沢の五木寛之のもとを訪ねて来た場面。
    個性的で独特な低い声で歌う、思い出すな、あの時代を。
    夜が明けたら、一番早い列車に乗るのよ、、、。!
    どことなく不安を感じていたあの頃に、ぴったりはまった感じの歌い手だった。

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    2022年04月27日
  • 青春の門 第三部 放浪篇 【五木寛之ノベリスク】

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    若い頃読んだ時は、函館の街並みに憧れた思い出があったが、今回読んでそうでもなく、トミちゃんいいなぁと思いました。
    織江に再会できて、良かった。良い女になってた。

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    2022年03月19日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    1章「歓ぶ」では、『歓び上手』って素敵だな、思いましたし、3章「悲しむ」で『悲しいではないか』と明治のころの文学青年や政治青年らが挨拶を交わし議論する話では、日本が成熟していく過渡期の良き時代に思いを馳せ、アサガオ研究家の話で『アサガオの蕾は朝の光によって開くのではないらしいのです。逆に、それに先立つ夜の時間の冷たさと闇の深さが不可欠である』という報告に、詩的な感動を覚えたと言う著者の感性にこそ感銘を受けました。
    7章「知る」では、柳宗悦の言葉『見テ 知リソ 知リテ ナ見ソ』ー見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしない方がいい、は同感です。アートを見るとき、人と接するとき、先入観によら

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    2022年03月13日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    学生時代、新宿のジェスパ、どん底、しょんべん横丁の信濃屋?で屯していました。
    新宿の寿司屋の大将が作った、イカの塩辛はいまでも、思い出します。 大将と良く飲んだなー、学生ですので、安酒です。

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    2022年03月01日
  • 背進の思想(新潮新書)

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    36のテーマ、ひとつのテーマ約5ページ前後。今の時代にどう適応していくのか?前に進む事だけでは無い、反時代的に生きる事も必要とのこと。「確かに」と思える事多々あり。

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    2022年02月20日
  • 金沢あかり坂

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    懐かしい金沢、内灘、浅野川、間の抜けた方言。五木寛之が金沢に住んでいた事を初めて知った。私の場合高校の3年間を過ごしただけだが、この街に永く住むと抜けられなくなるという感覚はわかる気がする。

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    2022年02月16日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    40年以上前に読んだことがあるが、織江のことしか、思いだせなかった。 私より、20年前の時代であり、自立編も楽しみ!
    私の時代は、赤線は、ありませんでした。
    仕送りで、3畳の下宿は、3500円で、毎日ジーンズで過ごしました。 童貞でした。

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    2022年02月15日