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健康を過度に気遣うことは、一種の病気である 津波のような健康情報の中で 何が正しくて何が必要かを選択する ヘルスリテラシーのすすめ
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Posted by ブクログ
(2018/7/7) 85歳の五木寛之さんの考えに全面的に賛成。 騒ぎすぎるテレビ、週刊誌に振り回される人々。 ヘルスを話題にしてきた日刊ゲンダイがヘルシーを話題にするようになる、、、 病院に行かない五木さんがひざが痛くついに行くことを決心、、、 極めつけは身体語を聴く。 そう、医者は人間を同じ...続きを読むものととらえ、パターンで病状を見る、治療法を考える。 自分のことが一番わかっているのは自分。 医学知識は豊富だが自分の身体がわからない医者の判断と、 医学知識はないが自分の体は一番わかっている自分の判断、 五木はどちらも半々だったら、自分の判断を取ろう、 というのはまとも。 いちいち頷ける。 自分で考えて自分で決めたい! 段階の世代800万人が駆け抜けるこの数10年。 人生100年時代とはいえ後数十年で去っていく。 その時代をどう生きるか。 その15年あとの私もうかうかしてはいられないが。 いい本。 字が大きくて1時間で読める。 「健康でありたい病」の私たち (日本列島を覆う「健康という病」 風呂にもおちおち入れない ほか) 健康情報とどうつき合うか (どの記事も充実していておそろしい 医学は進歩し、専門家の意見は分かれる ほか) 養生するか、病院頼みか (ついに軍門にくだるか 左脚の痛みとの格闘 ほか) 「身体語」を聴くということ (養生は「身体語」をマスターすることから 片頭痛を治めようとした話 ほか) 健康寿命と老いについて (年寄り笑うな、あしたの自分 元気で長生き、が叶う人は少い ほか)
新聞を開けば健康情報、テレビは健康番組だらけで、間に流れるコマーシャル。本当に巷に健康情報が溢れている。本質的に心配症で、心気症の気さえある私は、この手の情報を極力見ないようにしているけれど、どうにも防ぎ切れるものではない。健康は産業と結びついて、心の隙間に入り込んでくる。 五木さんのように健康長寿...続きを読むの人ばかりではなかろうが、確かに日本中が健康ノイローゼなのではないか。人間どこかしらに不具合があるのが常態なのだと達観できればいいけれど、今日も明日も不安を抱えていくに違いない。 アラン・グリーンの名作ミステリ『くたばれ健康法』を読み直して、健康問題なんて笑い飛ばそうか。
作家の五木寛之が、ちまたの健康ブームに一石を投じる一冊。 彼独自の健康法はさておき、自身の極力医者にかからないという生き方はとても説得力があった。
五木さんのように昼夜逆転生活を送っていても病院にほとんど行ったことのない人もいる。ヘルシーブームにより情報がたくさんあふれている今だからこそ、自分の判断で有益な情報を選択して、日々の行動に生かしていく重要性が分かった。
五木寛之の健康感が情緒的に記述されている。「健康という病」という表題に同感である。人生100年時代の身体との付き合い方のヒントがある。
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健康という病
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