五木寛之のレビュー一覧

  • こころは今日も旅をする

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    五木寛之が91歳なのか
    この中で漢字が読めない現代の若者
    親鸞の作品の本棚を通り過ぎるカップル これなんと読むのかしら?に
    男性がウーン おやトリか何か?
    以来必ずふりがなを付けるとのこと
    時代だな本当に漢字が読めない人は
    いるし 多い

    五木ひろしの名前の由来が
    この人からきているのには驚いた
    銀座のママで作家の山口洋子の名前が
    出て来た時は懐かしささえ覚えた
    彼のような戦争体験はないけど
    同じ時代を生きて来たんだ と
    感じた
    老人も荒野を目指すか

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    2025年02月01日
  • こころの散歩(新潮文庫)

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    昔に五木さんが体験したことや私が知らない当時の文化人のエピソードなど新鮮な話が多かった。

    戦後の大変な時代のエピソードは逞しくもあり、勇気づけられる想いがした。

    五木さんは大学生時代はアルバイトに明け暮れており、授業料が払えず大学に休学を申し込むが、その場合未納の授業料を全額払うように言われた。だが、それは無理だと伝えると中退とはならず結局抹籍扱いとなった。中退は一つの公的な資格らしい。著名人の学歴詐称が時々問題になることがあるが、その裏には事情がある場合もあるのかなと思った。
    後年、作家として活躍するようになってから大学総長にお会いして未納の授業料を払って中退扱いにしてもらったエピソード

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    2025年01月31日
  • 人生のレシピ 異国文化の楽しみ方・味わい方

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    短時間で読めて旅行に行ったような楽しみがあった。ポルトガルのファドを現地で聞いたが、今一度聴きたくなった。

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    2024年12月28日
  • 自分という奇蹟

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    1深く悲しむ―いのちの、真の活性化にむけて
    2自分という奇蹟―何がいのちを支えているのか
    3風土と人間、そして歌―時代を生き抜くちから
    4免疫のおしえ―何がいのちを決定するのか
    5「悲しみ上手」の復権―「心の内戦」をこえて
    6“慈”の力“悲”の力―痛みを共有すること
    7布施と慈悲―人にやさしくあるために
    「泣く」のは日本の文化―生きるエネルギーの源とは
    9喜びの底にある哀愁―「明るさ」を知り、「暗さ」を知ること
    10「生きている」ことの価値―生命の実感を取り戻すこと
    11「泣く」ことの浄化作用より深い喜びを知るために
    12感情表現の効用―豊かな「喜怒哀楽」に生きる
    13「罪」の文化「恥」の文化

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    2024年12月28日
  • こころは今日も旅をする

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    「親鸞」が面白かったので、作者に興味をもち読んでみる。
    さらーっと読めるエッセイ的な本。

    御年90才を超える五木寛之さんですがユーモアがあって柔軟な発想はさすがです。

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    2024年11月19日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    年をとってからの人間不信と自己嫌悪は回想することで癒やされると筆者は言う。年をとると明るい未来を見ることがなくなるので過去を振り返り回想するのがいいということ。お年寄りと話しているとやはり今まで生きてきた思い出を振り返ることが多い。それは悪いことではないのだなと思った。私も人生の下山を始めたけれど、嫌老されないように自分の考えや行為を見つめ、自分の思い込みになっていないか、気づきを忘れず暮らしていけたらと思う。

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    2024年10月23日
  • 異端の人間学

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    ウクライナ侵攻によりロシアの存在感が高まる中、ロシアという国、ロシア人のものの考え方を知ることが大切である。

    前書きには、「人間とは何かというテーマに対して、ロシアを切り口にして人間について語り合った。人間力をつけるための究極の実用書として活用してほしい。」とある。

    テレビ映画「捕虜大隊・シュトラフバット」では、捕虜大隊は、下がったら撃ち殺される。諜報部隊のスメルシュは、狼藉を働いた囚人兵を打ち殺し、恐怖である。

    ウクライナのクライは、辺境という意味。ロシアとウクライナでは、捉え方が違う。ウクライナ西部のガリツィア地方は、第二次世界大戦中はドイツについた。ロシアとは相入れない地域。ソ連時

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    2024年09月21日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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    昔の定義では”初老”に差し掛かったもんで読みました。
    無理をせず、分をわきまえて、熟する ということかな

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    2024年08月03日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    平安から鎌倉に変わる動乱期に、日野忠範として生を受ける。

    御白河上皇の助けもあり、叡山に入山し、範宴として修行を積む。

    そんな中、法然に出会う。叡山の修行は研究に似ていると思った。

    黒面法師になぜ狙われるのか不明。ようやく山を降りる決意をする。

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    2024年07月30日
  • 青春の門 第六部 再起篇 【五木寛之ノベリスク】

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    林氏の運転手を2年してようやく安定すると思いきや織江のマネージャーになり、歌手業の手伝いをすることに。

    まだまだ信介のフラフラした旅は続く。

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    2024年07月30日
  • 青春の門 第四部 堕落篇 【五木寛之ノベリスク】

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    舞台は札幌から東京へ。

    平凡な学生生活に物足りなさを感じていた信介は学生運動に出会い、のめり込んでいく。

    結局学生運動もやめて、緒方という友を無くし、自暴自棄になっていたところで新宿のヤクザに絡まれ、仕事をすることに、自暴自棄になった信介はどうなるのか?

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    2024年07月30日
  • 青春の門 第三部 放浪篇 【五木寛之ノベリスク】

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    共産主義者の劇団と一緒に地方を放浪することにした信介。

    函館でアルバイトをしながら劇の題材を模索する。

    タイトルの通り北海道では結局織江を見つけただけで何事も成していない。

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    2024年07月30日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    伊吹信介、大学にもロクに通わず、何をするでもなく、日々を過ごす悶々とした青春編。

    二部は自立編だが、いったい何者になるのか?自分探しは続く

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    2024年07月30日
  • 雨の日には車をみがいて

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    ネタバレ

    ある雑誌の書評で「日本における自動車小説の絶対的最高峰である」と高い評価をされていたので読んでみる。1960年代から70年代にかけて主人公が所有したヨーロッパ車と、それにまつわる女性の思い出を語る。著者の車への情熱が熱い。

    それぞれの車に、それぞれの季節があった。そしてそれぞれの季節に、それぞれの記憶があった。

    1988年6月に単行本が刊行され、1990年、1998年と文庫本化されているロングセラー。2022年1月に新装版として発行されている。

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    2024年07月28日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    久々に読んだらすごい体育会だな〜という感想になった。マッチョイズム。
    Part Four初めて読んだ。滑稽さが好きだった。
    五木寛之のあとがきがとてもよかった。原著との距離感が近すぎず淡々としていつつも色んな視点から語っていて頷きながら読んだ。

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    2024年05月16日
  • 大河の一滴

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    40代にもなるとある程度人生の先行きが見えてきて、希望がない感覚に陥ることがある。「ミドルエイジ・クライシス=中年の危機」と呼ばれるこのアイデンティティや自己肯定感の喪失は、人生100年時代と言われても残りの時間がただ延長されて辛いだけみたいな絶望感に苛まれる。

    そんな人生の有意義・無駄を評価するメリトクラシー的な価値観こそが傲慢であり、自分自身だけではなく他者にもそんな考えを押し付けようという在り方が、実はその苦しさの正体なのではないか。とくに経済的な成功や社会的地位の上昇など、都市的な分かりやすいアイデンティティにこそ落とし穴があると筆者は指摘する。

    人間は時代という大河を流れるほんの

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    2024年04月16日
  • 孤独のすすめ 人生後半の生き方

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     五木寛之は年配の男性だ。年配の男性はおおむね孤立する傾向にあると言われ非難されるが、実は非難されるにはあたらないと論じてくれると思っていた。

     なんだか若年層と老年層に横たわるのは世代間ギャップでなく、階級闘争だと言われてもなあ。

     回想こそ老後の時間を豊かにすると言われると安心するが、もっと男性老人の孤独を応援してほしい。

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    2024年03月24日
  • 一期一会の人びと

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    五木さんは色々な人に会っている。ミックジャガー、キースリチャーズにも。羽仁五郎との対談は可笑しくて笑ってしまった。

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    2024年03月03日
  • 仏教のこころ

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    著者の仏教にかんするエッセイのほか、臨床心理学者の河合隼雄、作家で禅僧の玄侑宗久との対談を収録しています。

    著者は、作家業を休止して龍谷大学で仏教学を修めており、また親鸞や蓮如をはじめとして仏教を題材にした多くの作品を刊行していることで知られています。そうした著者の仏教に対する関心は、一方では現代人にとって仏教のもつ意義を問いなおすことへと向かっていき、他方では日本における仏教受容の前史へとさかのぼっていきます。著者は、百済から仏教が渡来する以前にも、民間の交流を通じてさまざまなしかたで仏教がこの国に伝えられていたと考えており、そこでは口誦伝説や生活体験、迷信のようなものを含みもっていたにち

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    2024年02月04日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    後の親鸞が範宴と名乗り、六角堂に百日参籠することを決めるところから始まる。
    そして、流罪によって越後へ旅立つ。この時親鸞と自称する。とこの本はそこまでのお話。
    (範宴29歳〜親鸞34、5歳)

    絶体絶命のピンチに見舞われても、親鸞は周りの人々に守られ、窮地を脱す。
    どんなオーラを纏った人物だったのかなと実際に見てみたい気持ちが湧いた。

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    2024年02月01日