五木寛之のレビュー一覧

  • 無力 MURIKI

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    五木寛之による、他力でも自力でもない無力(むりき)を説いた一冊。

    実際、自力でできることは限られるし、運などの他力に左右されることも多いので、非常に参考になった。

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    2016年04月11日
  • 蒼ざめた馬を見よ

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    戦後20年ばかりに書かれたものであり、戦争の名残が全体的に残っている。残っているというかそれに常に囚われているという方が近いかもしれない。つまり全体に暗く重い印象が付きまとっている。

    短編集はあまり好きではなかったが、本短編集はそれぞれの作品に何か共通するようなものを感じたし、多くを語らないことの効果も感じた。
    多くを語らない良さを感じたのは、作家の芸によるものか読み手の心情変化によるものかは分からないが新しい感覚だった。

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    2016年04月09日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    親鸞の俗っぽいところに共感を感じさせる。
    人に、南無阿弥陀とは何か、を問われ、また自分にも問い続ける。完結篇は、京が舞台。歴史に名を刻むべく行いが見られるはず。

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    2016年01月19日
  • 林住期

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    古代インドは人生を4区分する。学びの学習期、働きの家住期、そのあとに林住期と遊行期を迎える。定年後は林住期の時期にいる。気持ちが落ち込み生気を失いがちだ。五木氏はそうではなく、新しいスタートだという。それまでの、学校、家庭、会社、社会にしばられてきた生き方をリセットして、本当に自分がやりたいことを始める時期だ。趣味、社会奉仕、大学再入学等々いろいろあるはずだ。▼わたしも、その考え方に同意する。会社や社会や家族にしばられた考え方でなく、本来の自分自身の考え方で生きる。そんな時期だと思う。言葉通り林の中で静かに生きるのもよい。▼本の最後に解説者の立松和平氏が、林住期に重要なのは、「放下」であると説

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    2015年12月17日
  • 人間の覚悟

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    生きているだけで価値がある、というのは、実は人は生まれた時から何らかの関係を持っていて、そこで繋がりがあるから価値があるのだと思います。
    僕は、純粋に『生きているだけで価値がある』とは思いません。やっぱり、何か自分にしかできない事やアイデンティが持てないと価値が見出だせないと思います。で、生きていれば誰かと某かの関係を築き、刺激し合ったり、心地よくなったり、深く関わり合ったり、その関係の連続性が、現代では見えづらくなっているのではないでしょうか。その事に気付き、他力を信じる事が、著者の言いたい事なのだと思います。

    熊木杏里の『一千一秒』という曲の歌詞に、
    いつまでもあなたの傍らで
    冬の後の春

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    2015年12月02日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    友だちに借りた五木寛之の「親鸞」を読んでいますと、
    親鸞が説法の中で、当時、庶民の間で流行った歌、
    つまり今様(いまよう)を詠い出すシーンがあります。
    調べてみますと、これは梁塵秘抄の中に収められている歌なんですね。

    その梁塵秘抄は後白河法皇が巷で歌われている歌が
    このまま廃れてしまうのをおそれ、書き留めたものだとされています。
    また、万葉集は詠み人知らずや防人の歌なども文字を知らない人たちが歌ったものを
    大伴家持などが書き留めたものだとされています。
    詩人、安東次男は
    『この時代の歌は、現代のように目で読むために作られた歌ではない』
    何度も口に出し繰り返しているうちに
    このような歌が出来上

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    2015年11月12日
  • 自分という奇蹟

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    閉塞感が漂い、なんだか嫌な事件も多い気がする最近。著者は、これからは励ましではなく、癒しの時代だといいます。明るく前向きに、だけではなく、悲しみをしっかりと受け入れることで人は元気を取り戻せる。わかる気がする。このご時世、前向きなだけな人ってあまり信じられない気もする。そういえば、今年観た映画「インサイドヘッド」のテーマも同じようなものだったか。

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    2015年10月24日
  • 生きるヒント5 ―新しい自分を創るための12章―

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    ネタバレ

    小学校だったかの時に、教科書で読んで「人は皆泣きながら生まれる」っていうのに視点が変わって面白かったのでそのまま買って、なんとなく手離せなくて持っていた。エントロピーの法則とかもなんか引っかかって。けど、あれ、今なんか手離せるとすんなり思ったので。さらっと捲ったけどお喋りの上手な人の雑談を目の前で聞いてる感じがした。すごい聞きやすく話すなあ…と吃驚しておもしろいかんじ。でもこういうのは考えすぎちゃってなんか当時動きづらかったような気がする…今思うことだけども。

    『道教というのは、海のような思想なんですね。きれいな水も濁った水も、流れてくるものすべて受け入れて、その中でもう一遍新しい水を水蒸気

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    2015年10月05日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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    ネタバレ

    やはり自分の身体語のささやきに従うようにしている 免疫というのは、単に病気の予防とか治療に関わる機構ではないもし、それが天の命ずるところならば。「わが計らいにあらず ストレスはなくせない。このことから健康の問題をあらためて考え直す必要があるのではないか 自分を叱咤激励して行う養生は役に立たない。気持ちがいいからやる、これが基本だ 

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    2015年07月14日
  • 仏教のこころ

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    真宗の仏教徒である五木寛之さんのエッセイ。玄侑宗久さんとの対談などもあります。

    現代に即して仏教には変わるべきところがあるという話が面白く、共感できた。
    確かに極楽の描写は昔のひとにとってはさぞ魅力的だったと思うけど、美しい色彩はあちこちの公園やイルミネーションで見られるし、妙なる音楽もダウンロードしてイヤホンで聞ける。そして、お釈迦さまが「無記」としたあの世のことについても語るべきなのではないかと。老いと死に関わる仕事が増える世の中、仏教からはどうやってアプローチするのがいいんだろう。

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    2015年05月05日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 雨の日には車をみがいて

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    最後に乗るのがポルシェというのは、好みかもしれないけど納得。ドライバーズシートとかイタリアやイギリスのクルマに比べたら、ワクワクするようには思えないけど、だからこそ走ることだけに夢中にさせてくれそう。江上が若くもなく、さほどキレイとも言えない人に惹かれるところも何となく頷ける。そんなものはなくても惹きつける人は確かにいる。正解なんてないと思う。

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    2015年03月12日
  • なるだけ 医者に頼らず生きるために私が実践している100の習慣

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    チェック項目5箇所。病気が治らない、完治しないのであれば、私たちにできることは、それが顔を出して暴れないように、なだめすかしておとなしくさせておくことだけです。人間が自分でできることなど、たかが知れている、「できるときはできる。できないときはできない。人事をつくしたあとは天命を待てばよい」。「加」は加えること、「減」は引くことです、ものごとを足したり引いたりして、ちょうど適当な「いい加減」が「良い加減」なのです。「清潔」という言葉には、何かしら不自然な感じがつきまといます、人間は本来、バイ菌と共生しているのです、皮膚には何十種類もの常在菌がすんでますし、体内にも無数の微生物が暮らしていて、それ

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    2015年02月12日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    越後に流された親鸞が河原坊の招きで関東へ行きそこで念仏を拡げる。法然亡き後の京での念仏の廃れを聞き、再度上京するまでの話。
    その間にいろいろな人との出会いや、恵心との夫婦喧嘩などの話が有る。
    宗教ぽい話は少ないが、所々に挟まる念仏に対する論争は、面白い。

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    2015年02月06日
  • 他力

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    10年前の本だけど、今でも十分勉強になる本だ。
    折に触れて、読み返したくなる。

    人の手本にはなれないが、見本にはなれる。
    確かに。

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    2015年01月05日
  • 下山の思想

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    まさに自分の境遇,心境にピッタリで非常に心に響いた.
    実際には少し早いのかも知れないが,いろいろ考えさせられた.
    最後の「ノスタルジーのすすめ」だけ流れが違うと言うか違和感と言うか取って付けた感がある.
    ここが無ければ無条件に数少ない5点評価だったのだが.

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    2014年11月09日
  • 人生案内 夜明けを待ちながら

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    眠れない夜中に、お茶を飲みながらひそひそとお喋り‥自分の悩みを伝えて相手の意見を聞く‥そんなイメージの本です。五木氏の言葉は押し付けがましくないのがいい。

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    2014年10月23日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    歓ぶ、惑う、悲む、買う、喋る、飾る、知る、占う、働く、歌う、笑う、想うというカテゴリーに分けて、人生のささやかな喜びを教えてくれる。

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    2014年10月21日
  • 神の発見

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    五木寛之と森一弘の対談。キリスト教と仏教を中心に、宗教で通じるものとは何か、現代の宗教観とは、など幅広い宗教の話。かしこまっておらず、肩の力を抜いて宗教に触れられる。
    以前から宗教に興味はあったのですが、関連する本はどれも難しすぎたり偏りすぎたりして中々読めませんでした。本書は異なる宗教に属するお二方がユーモアを交えながら対談されているのでとても読みやすいです。

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    2014年09月30日
  • ゆるやかな生き方

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    生きづらい世の中を、のんびりとゆっくりと生きる。どんなことでも、「これ一つ」でいいなんてことはない。五目炒飯のように、いろんなものがあり、いろんな価値観があるからいい。五木さんの本音が見える余生の過ごし方指南。

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    2014年08月04日
  • 親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    比叡山を飛び出し、法然のもとへと走った範宴は、綽空と名を改めることになります。彼は、弁才とともに病人の治療に当たっていたときの彼に手巾を渡してくれた紫野という女性に惹かれていきます。

    しかし、やがて紫野は病を得て故郷へと帰ってしまい、彼女の代わりに紫野の妹の鹿野という女性が彼のもとへとやってきます。範宴は、鹿野が彼に寄せる想いに気づきながらも、紫野への思慕を断ち切ることはできません。そんな範宴の態度に傷つけられた鹿野は、彼の兄弟子である安楽坊遵西という僧のもとへと走ることになります。

    範宴は、やがて法然の厚い信頼を得るようになりますが、兄弟弟子の間には、そんな範宴に対する妬みがくすぶってい

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    2015年07月07日