あらすじ
今日までこの自分を支え、生かしてくれたものは何か。明日をも知れない時代に、信じうるものははたしてあるのか。次から次へと際限なく襲ってくる日常のトラブル、身体の不調、老化のきざし、自己嫌悪とやり場のない怒り、脱力感と諦め――。それでも私たちは、生きている。生かされている。〈他力〉の風に吹かれて……。「人生に希望というものは本当にあるのだろうか」。法然、親鸞の思想から著者がたどりついた、乱世を生きる「一〇〇のヒント」!
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Posted by ブクログ
今まで「他力」という意味を勘違いしていました。
この宇宙の大きな流れの中で、私も生かされている。
この時代を上手に生きるには、「悲」を知ってこそ、本当のプラス思考が生まれ、「同治」の必要性があること。
いま、読んでよかったと思った。
Posted by ブクログ
仏教の世界では、人間は生まれてきた時から“四百四病”をその身に秘めているそうです。
天然痘を発見したパスツール以来の西洋医学とは真逆。
そこには“闘病”という発想は無く、“病と共に生きていく”という肯定のこころがあります。
仏教ではこのことを“同治”というそうです。
ボクは仏教のこともブッダのこともあまりよくわかりません。
でもこの本を読んでいると、「仏教って、いまの時代に必要なんじゃないかな・・・?」と大いに考えさせられます。