五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 雨の日には車をみがいて

五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 雨の日には車をみがいて

616円 (税込)

3pt

3.7

1966年。街にビートルズが流れるその年の夏、ぼくは1台のおんぼろ外車を手に入れた。シムカ1000――。風変わりな色に塗られたその車に魅せられたぼくは、女ともだちの意外な成功と突然の転落のドラマを乾いた心で見つめていた。ぼくの愛した9台の車と、9人の女たち。ぼくの青春はなにを失くし、なにを得たのだろうか? 恋と車の奇妙な遍歴の季節を描く、青春恋愛小説。

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五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 雨の日には車をみがいて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    本当にクルマを愛情こめてかいている作品です。タイトルだけでちょっとぐっときて買いました。作者の私小説風であるところも悪くない、と思います。女の人にはなかなか理解出来ない部分だと思いますが、男性は無生物に愛情を注ぎます。コンピュータやクルマ、時計、趣味のものもの。それは女の人が子供を創造出来る、男性に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年03月12日

    最後に乗るのがポルシェというのは、好みかもしれないけど納得。ドライバーズシートとかイタリアやイギリスのクルマに比べたら、ワクワクするようには思えないけど、だからこそ走ることだけに夢中にさせてくれそう。江上が若くもなく、さほどキレイとも言えない人に惹かれるところも何となく頷ける。そんなものはなくても惹...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月15日

    気に入った車に愛情を注いで大切に乗る。
    車にも感情があるのかな? って、そんなこと考えたりしました。
    (でも、愛情をかけすぎると、コワイことに・・ っていうお話も入っています)
    9つのお話が収録されていて、それぞれ、9種類の車種が題名になっています。
    シムカ1000 アルファロメオ・ジュリエッタ・ス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月03日

    筆者のクルマと女の遍歴・・・
    こういう本が受け入れられていたというのは、ある意味幸せな時代だったなぁ、と今ではしみじみ思う。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    主人公の恋と車の遍歴を綴った連作短編集です。
     次から次へとお気に入りの車を乗り換えて、その時々の人生をそれらの車とともに過ごしていく設定です。そして、恋もまた、移ろっていきます。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年03月20日

    クルマが若者の憧れではなくなってどれくらい経ったのでしょうか・・・
    クルマは男のロマンというけれど、あの時代、どれだけロマンチックな存在だったかすごくよくわかる1冊です。

    女子でもクルマが特に好きでなくても十分楽しめました。
    個人的には最初の話が好き。

    0

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