五木寛之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本のタイトルですが、「むりょく」ではなく「むりき」と読みます。80歳になった五木寛之さんの本ですが、先行きのはっきり見えなくなった現在においては、必要な考えと思いました。
「むりき」とは、物事に白黒をつけるのではなく、どちらにもつかず不安定さを肯定する事を意味しています。要は物事にはグレーゾーンがある事を理解し状況に応じてどちらの側にもつけれるような物の見方をする事が必要だとの考えです。
考えのブレナイ人は尊敬されがちな世の中ではありますが、ひとつの価値観で物事を正常だ異常だと仕分けする方が間違いであり、人間はむしろブレがあるのが当り前であり、時代の流れと共にブレル事こそ「生きる」事で -
Posted by ブクログ
人生とは選択の連続である…とは,そのとおりです。
最近,テレビで見たお笑いのネタに,「レストランで,希望のメニューや量や味を必要以上に細かく聞かれる」というのがあって,笑ってしまいました。
こっちが選択しているつもりがなくても,私たちは,日々,選択しながら生きているんだと思います。意識しなくても…です。
今回の衆議院選挙は,選挙に行かなかった人も,「選挙に行かない」という選択をして,結果的には,多数派を支持していることになるのですよね。
選択しながら生きていることを,もう少し意識的にとらえることができれば,今より,主体的に生きていくことができるかも知れないなと思いました。
五木さん -
Posted by ブクログ
「1960、70年代の青年のバイブルだった」と帯にあるように日本が敗戦から、いや敗戦後に生まれた世代にとって海外に出て行くことが新しい価値観や思想を手に入れていく過程であり、今ならば外こもりと言われるような旅の中で出会う人たちと様々な出来事は未知である部分が多かったのがデカいのだろう。
日本が内籠りになってしまった前の十年は海外の文化を取り入れて熟成されたガラパゴス的な日本文化のひとつの形だったが世界へ目を向けれる人が、若い世代が減ったようにも感じられた。世界に目を向けなくても日本自体が進んでいる国で面白いのだから、でも内側からも外側からも見える客観性が必要だと思うのは僕がやはり年をとって青