五木寛之のレビュー一覧

  • 無力 MURIKI

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    この本のタイトルですが、「むりょく」ではなく「むりき」と読みます。80歳になった五木寛之さんの本ですが、先行きのはっきり見えなくなった現在においては、必要な考えと思いました。

    「むりき」とは、物事に白黒をつけるのではなく、どちらにもつかず不安定さを肯定する事を意味しています。要は物事にはグレーゾーンがある事を理解し状況に応じてどちらの側にもつけれるような物の見方をする事が必要だとの考えです。

    考えのブレナイ人は尊敬されがちな世の中ではありますが、ひとつの価値観で物事を正常だ異常だと仕分けする方が間違いであり、人間はむしろブレがあるのが当り前であり、時代の流れと共にブレル事こそ「生きる」事で

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    2013年07月15日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    単なる物語から、次第に教義の深みに迫っていく。
    弟子や信者から素朴な疑問が投げかけられ、親鸞がそれに答えていく。そして、徐々に真理に近づいていくような気がする。
    様々な人物が登場し、去っていく。退屈な宗教小説でなく、ストーリーとしても面白い。

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    2013年07月07日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    法然、逝く。
    親鸞は、京での縁により関東・笠間に誘われ、越後を離れる。
    これが転機となり、法然の念仏から、自分の新しい念仏を作ろうする。

    すぐに物語に引き込まれる。

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    2013年06月23日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    配流された直江津で見た、貧者、病者、弱者が連なって行進する行列が、親鸞を動かす。
    新しい仲間を得、法然の新しい念仏を広めようと苦闘する。
    堅苦しい性格の親鸞に立ちはだかる世間。

    すっと読んでしまいました。

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    2013年06月23日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    深い!早合点は災いの元。自分を取り戻す文字通りの呪文、それが念仏の原点。これが宗教の原点。何とセット販売したら浄土真宗は日本の母宗教として定着したのだろうか。。この考え自体が煩悩かぁ。放埓かぁ。

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    2013年06月22日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    純粋は人の心を動かす。自分を放埓と言って戒めるところが原点。自分を知っているものは強い。修行とは自分の弱点を知り尽くすことなのかも。自戒の念を込めて。

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    2013年06月21日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    読みやすい文体であっという間に読み終わった。
    親鸞という堅苦しい題材ながら、娯楽性を重視した内容で、面白かった。おそらく史実とはかけ離れていると思うが。

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    2013年06月19日
  • 選ぶ力

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    私が日ごろ思っているようなことがたくさん書かれていて、そうそうと思いながら読んだ。

    選択することの難しさをつねに感じている。

    五木さんが言葉にしてくれたおかげで客観しできた気がする。

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    2013年06月12日
  • 下山の思想

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    今の時代のベクトルに拒否感を示し、抗おうと水面下で藻掻く時代は、確かに過去のものとなろうとしている。そんな感覚は震災のあとさらに強く感じていました。いま必要なのは、しっかりと周りを見渡し、ゆっくりと着実に下山していくこと。
    下山は終わりではなく、次にまた登るため。ひとつ時代が終われば、新しい時代を登らなければならない。そのひとつの時代の終わらせ方を、エッセイとして読みやすく書かれています。
    個人的にですが、その考え方は好きです。

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    2013年03月20日
  • 選ぶ力

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    人はいつも何かしら選び取って日々を暮らしている。
    これまでをふり返り、今を捉えた80才の著者の生き方をめぐるエッセー集。
    さらりと読めます。

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    2013年02月09日
  • 選ぶ力

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    正直肩すかしだった。
    筆者も後書きで指摘していますが。

    もっと重い内容かと想像していたのですが、著者のエッセイに近いと思いました。
    しかし、筆者の養生という考え、孤独死に関する考えには大いに共感し勇気付けられました。

    前半より後半の方が読み応えあります。
    但し、個人個人の感覚で違いがあるかとは思いますが。

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    2013年02月04日
  • 百寺巡礼 第九巻 京都2

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    金閣寺、銀閣寺、清水寺と、修学旅行定番のメジャだった3巻(京都Ⅰ)から一転、比較的マイナな(というのは、不勉強なだけかもですが…)落ち着いたラインナップの京都Ⅱ。
    東福寺、法然院、高台寺あたりはぜひ行ってみたくなりました。
    追記>
    東福寺、法然院、高台寺いずれもメジャーだという突っ込みが・・・
    教養のなさ露呈。

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    2013年01月10日
  • 下山の思想

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    日本はさんざんここまで上り調子で来た。
    だからここからどのようにソフトランディングをして身の丈にあった生活レベル、考えになるかが重要と著者は説く。
    その意見には賛成だし、ドイツやオランダはその思想でつましく生活をする人がほとんどである。
    結局、消費で得られる幸せというのは幻想であり、持ち家を所有する、生活が便利になるというのはバブルのような泡沫的幸福に過ぎない。
    消費するだけで幸せは得られない。

    本書の大筋は共感するが、全体が散文的なエッセイの寄せ集めになってしまったのは残念である。

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    2013年01月03日
  • 選ぶ力

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     人生とは選択の連続である…とは,そのとおりです。
     最近,テレビで見たお笑いのネタに,「レストランで,希望のメニューや量や味を必要以上に細かく聞かれる」というのがあって,笑ってしまいました。
     こっちが選択しているつもりがなくても,私たちは,日々,選択しながら生きているんだと思います。意識しなくても…です。
     今回の衆議院選挙は,選挙に行かなかった人も,「選挙に行かない」という選択をして,結果的には,多数派を支持していることになるのですよね。
     選択しながら生きていることを,もう少し意識的にとらえることができれば,今より,主体的に生きていくことができるかも知れないなと思いました。
     五木さん

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    2012年12月27日
  • 下山の思想

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    筆者も認めているが、暗い(笑)
    まあ、題名からして暗い。。。

    中身はエッセイ。
    話がアチコチいくし、同じ内容も。
    それでも引き込まれて読んでしまいました。

    登山したら、下山。
    まさに下山中の日本。ポジティブも大事だが、それだけでは乗り切れない。
    でも逃げるわけにはいかない。ちょっと肩の力を抜いてみようか。
    そんな気にさせられる本でした。

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    2012年12月10日
  • 下山の思想

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    ある方から進められた本です。

    林住期の続編とも言うべき一冊。

    「登った山からは降りなければいけない」単純だがなかなか日本人には納得できない心情ではないか。私の年代(50歳)だと戦後派の五木寛之氏ほどではないですがずっと国も会社も自分も成長し続けるもの、と思い込んでいるように思います。

    ただ、観念して下り坂に足を運ぶのではない。降りてこそまた上がることもできる。

    心情をシンクロさせるために何度か読み返しが必要な本だと思いました。

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    2012年11月25日
  • 青年は荒野をめざす

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    「1960、70年代の青年のバイブルだった」と帯にあるように日本が敗戦から、いや敗戦後に生まれた世代にとって海外に出て行くことが新しい価値観や思想を手に入れていく過程であり、今ならば外こもりと言われるような旅の中で出会う人たちと様々な出来事は未知である部分が多かったのがデカいのだろう。

    日本が内籠りになってしまった前の十年は海外の文化を取り入れて熟成されたガラパゴス的な日本文化のひとつの形だったが世界へ目を向けれる人が、若い世代が減ったようにも感じられた。世界に目を向けなくても日本自体が進んでいる国で面白いのだから、でも内側からも外側からも見える客観性が必要だと思うのは僕がやはり年をとって青

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    2012年10月09日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    幸福は身近なところで自身で見つけ出していかなきゃならない。
    そんな気はしていたけれど、これを読んで確かにそう思った。
    幸福を探し得る自由な状態にあることに感謝。

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    2012年09月11日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    松原健之の歌う「織江の唄」に惹かれ、原作を読んでみた。
    歌のイメージでは、織江が信介に会いに行ったと思ったのですが、
    信介が会いに行ったのですね。
    原作では細かく書かれなかった織江の気持ちが歌となったのでしょうか?
    最初は時代背景が古く、難しかったのですが
    信介が思春期を迎える頃、
    タエへの気持ち、先生への気持ちなど
    面白くなってきました。

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    2012年07月22日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    生涯打ち込めるものを探して早稲田大学に入学。仕送りなしでバイト三昧。ボクシングから演劇へ。マルクス、弁証法、映画、文学、クラッシック音楽、コーヒーに赤線といった、学生時代にはまりやすいものが沢山出てくる。すっかり学生気分。

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    2012年07月17日