あらすじ
五木寛之氏の最新刊エッセイ『ゆるやかな生き方』は、2004年から2013年にかけて各紙誌に執筆された膨大なエッセイの中から、これまでの既刊本に未収録のものを抜粋し、再構成、編集した集大成版といえます。人はだれでも、雑事に追われながらせわしく生きていくものです。そのようなあわただしい日々の中、自分に「ご苦労さん」と言いつつ、生きづらい世の中を、身軽に、ゆるやかに生きるヒントがちりばめられた書です。
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Posted by ブクログ
五木寛之さん、カツカレーがお好きとのこと、「ゆるやかな生き方」、2014.7発行のエッセイです。印象に強く残ったことをいくつか: ①人生で最も重要なことは、毎日を気持ちよく生きること。その土台は、そこそこに快適な体調を維持すること ②お年寄りは幼児ではなく人生の功労者、「さあ、おメメをふきましょうね」、そんな言葉遣いをするべきではない。また、高齢者を一律に扱ってはいけない ③食べ物は口から、呼吸は鼻から ④ブータンの人たちは生きものに優しい。この世の生きものは皆、自分の親戚。
五木寛之「ゆるやかな生き方」、2014.7発行。ゆるやかに生きる、健康と日常、気ままな旅 の3部構成。①人が転ぶのは、万事に余裕がないから。のんびりと、ボチボチと。そして、毎日を気持ちよく生きること。そのためには、そこそこに快適な体調の維持を。 ②風邪や腰痛に現代医療はお手上げ。息は鼻、口は食事。腰は曲げないで、折る。③著者の気ままな旅は金沢からスタート。インド・ガンジス河、中国・広州、ブータン、韓国、アメリカ・・・、最後は福岡。④高齢者は、人生の功労者であり幼児ではない。看護師、介護士は言葉に注意を。