五木寛之のレビュー一覧

  • 百寺巡礼 第一巻 奈良

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    お寺に参る前に読むと行きたくなり、参った後に読めばまた行きたくなる、という本です。おかげでお寺巡りが趣味になりそうです。

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    2010年12月23日
  • 百寺巡礼 第三巻 京都1

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    金閣寺、銀閣寺に始まり、清水寺に至るまでさながら修学旅行のような豪華ラインナップです。

    しかし、そうした派手さとは裏腹に、五木氏の仏教に対する宗派を越えた洞察の鋭さには敬服します。

    ちょうど銀閣寺の章を読んでいるときに、NHKで銀閣寺の創建当初の姿に迫る非常に興味深い番組が放送されていました。何でも、白壁に明礬を塗りこめた、きらきら輝く白亜の建物だったとか。
    こうした知見を踏まえると、また新しい角度から銀閣寺、足利義政を理解することが出来るのではないかと思います。ぜひ、五木氏の意見も聞いてみたいです。

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    2010年10月17日
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 風に吹かれて

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    五木寛之が、異次元の時間と空間へのた旅を続ける青春の軌跡とある
    戦中派にも戦後派にも楽しめる、懐かしい話のいっぱいに詰まった小説である。

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    2010年03月22日
  • 百寺巡礼 第十巻 四国・九州

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    善通寺に着くと

    まず、有岡古墳群の中の大墓山古墳を訪れている。

    善通寺駅から車で5分位走ると

    突然右手に出現する大墓山古墳。

    この古墳の上にのぼると飯野山が見える。

    そして

    「さらに、その讃岐富士から視線を転じていくと

     森の向こうに五重塔がそびえているのが見えた。」とある。

    ここにある古墳群の多くは

    空海の家の墓であると考えられている。


    この大墓山古墳のすぐ南にも

    宮が尾古墳があった。

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    2009年10月16日
  • さらばモスクワ愚連隊

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    五木寛之は1965年、かねてから憧れの地であったソ連・北欧を旅します。そしてその地が舞台となったデビュー作「さらばモスクワ愚連隊」や「GIブルース」、「白いオルフェ」をはじめとした収録作品。

    主人公は、いずれも夢破れ一線を退いた、もしくはあまりにも早く何かを悟ってしまった男たちです。行間から音楽が聞こえてきそうな文章力がさすが!どの作品も結末の悲劇が物悲しいです。

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    2009年10月04日
  • 百寺巡礼 第十巻 四国・九州

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    百寺巡礼の旅も遂に最終巻で私の故郷の九州へ。
    どんなお寺を巡るのか楽しみにしていたのだけど、なるほどまだまだ知らない場所やお話は沢山あって、最初の巻にあった新鮮な感嘆は最後まで途切れることなく。
    お遍路さんを見ては、『人はなにもかも自力のままに行動するのではない』という、「縁」とか「他力」の不思議さ大切さに思い巡らせ、「隠れ念仏」の口伝には人吉の地に埋まっている多くの人々が紡いだ歴史の痛みが知れる。
    そしてこれまでに何度も出てくた神仏習合に対しても、『巨木や巨石や山や海などに対する畏怖と尊敬の念のなかから自然に育まれてきた』日本人の神の意識と中国大陸や朝鮮半島から伝来した仏教の自然な融和につい

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    2011年07月18日
  • 青年は荒野をめざす

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    ジャズミュージシャンを目指す20歳のジュン。
    行きつけのBarで「お前さんには何か欠けているものがある」
    「音がキレイすぎて、こっちに共鳴させるものがないわ。鑑賞用演奏なのよ」
    と言われ自分はもっと苦労しなければならないとソ連へ旅立つ。

    旅はソ連からヨーロッパへ続くが、その先々でハプニングや強烈な人々との出会いに遭遇することになる。
    自分は、ジュンがそれらの出会いを通じ一歩一歩成長していく姿にとても励まされた。
    自分もジュンの様にチャレンジ精神を持って、生きていきたいと強く思った作品。
    名言が沢山ちりばめられていて大学生活の中で出会った本で一番心に残っている本です。
    人生のバイブルにします・

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    2009年10月04日
  • 林住期

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    50歳からが、本来の自己を生かす。自分を見つめる。心の中で求めていた生き方をする。他人や組織のためでなく、ただ自分のために残された時間と日々を過ごす。人生の黄金期

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    2011年05月28日
  • 人間の覚悟

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    生きることの大変さと儚さを胸に、この一日一日を生きていくしかない。そう覚悟しているのです。五木氏はこの本でこう締めくくっている。無条件にこの本は良かった。

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    2011年07月19日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    大学生(特に早大生)は必読書にするべきではないかと。
    大学生という人生のモラトリアムと呼ばれる時期に何を思い、何を選び、何をするか。そんな事を考えさせられる本。
    昭和の時代の大学生の生き様を生き生きと描いている。
    青春という青臭くて、少し甘酸っぱく、エゴイスティックな人生の特別な時期を主人公の心の揺れ方を中心に描いた名作。

    読んでよかったと思う。

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    2009年10月04日
  • 愛について 人間に関する12章

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    2006.4.8 松島にて

    先日講演を聴いたばかりだったので
    ☆アウシュビッツ
    極限状態におかれたとき、人は何によって
    生き延びるのか 感動
    精神的に高い生活していて繊細な人間のほうが
    頑強な肉体の持ち主より過酷な収容所生活を
    耐え抜いた
    ☆小さいものへの愛と感動が人間を生かす

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    2009年10月04日
  • 青年は荒野をめざす

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    主人公であるジュンは「大学の講義を聴くよりも、数倍良い経験が出来た」と言う。

    旅を通して色々な経験をし成長していく。

    旅の魅力、そしてなにか煽動力がある。


    今まで読んだ旅物語の中でも最高の作品であることは間違いない。

    一晩で読みきってしまった。


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    2009年10月04日
  • 青年は荒野をめざす

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    「善い事とか、悪い事とか、そんな事はどうだっていい事だ。おれたち人間は、自分の生命をおびやかす行為を悪、その反対を善と名づけただけさ。」

    「音楽は、クラシックも、ジャズも、ポピュラーも、みんなひっくるめて、やはり人間だという感じがするのです。道徳的な意味や、教養とは別な、人間性。どんな飲んだくれの魂の中にある、あの広い永遠の荒野。どんな無知な人間も持っている、その深い魂の淵。国境や、肌の色をこえて、なにかの共通するものが、そこにあると僕は思うのです。そして、それを音で表現するのが音楽だと考えるようになりました。」


    ユダヤの若い娘の肌全身にタトゥーをほどこし、その皮を剥ぎランプを作った

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    2009年10月04日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 晴れた日には鏡をわすれて

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    「雨の日には車をみがいて」そしてこれ
    題名がホントにステキですね。
    脱帽です。
    この表装は文庫版ですが、ハードブックいいですよ。

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    2009年10月04日
  • 愛蔵版 全一巻 生きるヒント

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    タイトルは少々、思い感じもしますが、五木さんならではのユーモアが溢れた本です。読み終わる頃には元気出ます。

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    2009年10月04日
  • 愛蔵版 全一巻 生きるヒント

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     著者の「生きるヒント1〜5」が1冊にまとめられたものです。
     素晴らしい思想だと思いました。
     同著者の「夜明けを待ちながら」もオススメです。

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    2009年10月04日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    題名が啓発本のようでなかなか手をつけてなかったのだけれども、とてもおもしろかった。12個の動詞?についての著者独自の見解が12章に渡って書かれている。織り交ぜてあるまめ知識が特に為になった。

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    2009年10月04日
  • 弱き者の生き方

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    五木寛之と考古学者である大塚初重との対談本。戦中・戦後の悲惨な体験が、糧というよりは重荷となりながらも生きてきた二人の話は、やはり深い。考えさせられる一冊。2007/10/08

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    2009年10月04日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    自立編・放浪縁・堕落篇・望郷篇・再起編
    映画 高瀬春菜やら大竹しのぶ、田中健…
    筑豊編が力強くて好きです。

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    2009年10月04日
  • おとな二人の午後

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    対談だし、写真も多いので読みやすいと思います。お洒落で格好いい「おとな」のエッセンスが厭味なくちりばめられていて、こうやって年をとり、素敵な年齢の重ね方をしたいなって感じさせられます。

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    2009年10月04日