五木寛之のレビュー一覧

  • 人生のレシピ 疲れた心の癒し方

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    ラジオ放送のまとめ本

    五木寛之という人がありのまま垣間見れる内容でした。
    ノンフィクションや小説、ペンをとればどれも深い作品となる作家であるが、語りもとても心を打つもの。
    戦前から敗戦そして戦後。五木寛之さんに与えた心の在り方が読者にもたくさんの響をもたらすでしょう。

    本は小さな雑誌のよう、文庫本だったらなぁかと欲張りに思います。

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    2023年07月03日
  • 親鸞(しんらん) 完結篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    人間味ある親鸞がとてもよく描かれている。
    全編に渡りストーリーはフィクションであるものの、親鸞のその深い人物像に感動しました。

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    2023年06月26日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    完成版として発売時から新たにPart Fourが追記された本書で初めてこの作品に触れたが、あとがきでも書かれていたように、Part Threeまでだったらあまり面白いとは感じられなかったかもしれない。
    当時はアメリカのヒッピーから人気が広がったという話だが、それは理解出来つつも現代ではあまりウケないだろうなとも感じた。
    Part Fourにおいて、始まりに戻り時代は回るという事を感じさせられたのが良かった。

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    2023年06月17日
  • 林住期

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    ちょうど50歳、まさに林住期の入り口、人生の帰岐路に立っていた自分に大きな影響を与えた本、再度読み返してみた。

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    2023年03月05日
  • 百歳人生を生きるヒント

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    ネタバレ

    五木氏は人生の先達者として私が最も傾倒している作家です。本書は、五木氏へのインタヴューをもとに、50代~90代までを、10年毎に各年代の心構え等をコメントする構成で、百歳人生を生きるヒントを開陳したものです。自分の経験をもとにしたヒント集ですので、流行等には合致していません。例えば、無理して人と関わる必要は無いと主張し、「高齢者は何が何でも社会と繋がることが肝要」と説く最近の風潮には迎合しない生き方に、私は大いに賛同します。とにかく、示唆に富んだ指摘が多く、50代以降の方には一読を勧めます。

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    2023年03月05日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    まさに激動な人生を歩んだ親鸞の心情がとても良く書かれていて、仏教や浄土真宗への理解も得やすいストーリーでした。

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    2023年02月19日
  • 人生のレシピ 孤独を越える生き方

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    コロナ禍の中、五木寛之さんが考えたことをまとめた本です。
    とても考えさせられ、コロナ禍だからこそ読む人に響くものがあると思いました。

    孤独と孤立は違うという考え方にとても納得させられ、一人でいる時間にどのようにして豊かな時間を過ごしていったら良いか考えながら生活したいと思いました。
    一方で、孤立する人がいないように社会としてどのようにサポートしていけばいいか考えていかなければならないと思いました。

    五木さんは90歳ですが、色々なことを知っていてまた精力的に活動されており素晴らしいと思いました。
    今後も五木さんの本から多くのことを学びたいと思います。

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    2023年01月19日
  • 歎異抄手帳

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    いわゆる善人、すなわち自分の力を信じ、自分の善い行いの見返りを疑わないような傲慢な人々は阿弥陀仏の救済の主な対象ではない。謙虚に他力本願のお力を信じて生きていこう。あらゆる煩悩に取り囲まれているこの身ゆえ。南無阿弥陀仏。

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    2022年12月11日
  • 無力 MURIKI

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    末世に荒野を目指す
    自力や他力だけではない
    四季のように人の価値観も移りゆく
    それを楽しみ、苦しみながら歳を重ねていければいい

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    2022年11月28日
  • 大河の一滴

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    直球で書いたエッセイ。作者68歳くらいの時の作品。ゆっくり下り坂を歩いていく年齢にさしかかったときの所感を論理的にまとめられている。

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    2022年10月26日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    上巻は京より流された越後での姿が、そして下巻では家族で移った関東での約20年がおさめられていました。

    師と仰ぐ法然の死、関東での生活を支えてくれた香原崎浄寛の死。

    凶作、病、下人の逃亡で苦しむ実家の手助けをするため、恵信は子供を連れ越後へと戻ることを決意する。

    そんな中で60歳を過ぎた親鸞の決意とは、自らの決断にて都を目指すことに。

    さて、残すはシリーズ完結篇。

    このまま読み進めていきます。

    説明
    内容紹介
    雨乞いの法会を切り抜けた親鸞は、外道院と袂を分かち、越後に施療所を開設する。恵信とともに訪れる人びとと話し合う穏やかな日々を過ごしていた折、法然の訃報が届く。とうとう師を喪った

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    2022年09月10日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    本シリーズの始まりとなる青春篇を読み終えたのが2020.3.22、続編となる本作を手にするまでに約2年と半年。

    先日、著者の別作品を読み終えた時に何かに吸い寄せられるように自然と本書に手が伸びました。

    今が本書を読む時ということなのでしょう。

    と言うことで久々の再会となった親鸞ですが、いやはや面白い。

    無知故にどこまでが史実なのか、全くわかりませんが、仮に全てがフィクションであったとしても純粋に読み物として読み応えがあります。

    京を追放され、妻である恵信の故郷である越後に流された親鸞。

    1年の労役を務め上げながらも法然の教えを守ろうと人々に念仏の心を伝えようとする。

    そんな中で出

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    2022年09月07日
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    ネタバレ

     昭和7年生まれ、軍人勅諭も教育勅語も全文覚えていると言われる五木寛之さん、愛着ある「ガラクタ」は人生の宝物と。モノは記憶を呼び覚ます装置、モノによって蘇る自分自身の物語。「捨てない生きかた」、2022.1発行。捨てることの是非。断捨離全盛の時代に、敢えて捨てない生きかたを提唱される著者の生き様に共鳴します。確かに、ガラクタに溢れた部屋こそ自分の城です(^-^) なお、著者は捨てないという概念を人の生きかたから、国家のあり方にまで敷衍し言及されています。町に残された歴史の依代(よりしろ)、奥行きにまで!
     捨てなくていい。服、靴、鞄、本、小物・・・。愛着ある「ガラクタ」は人生の宝物である。五木

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    2022年07月18日
  • 生き抜くヒント(新潮新書)

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    とても面白いエッセーでした。
    健康に関するご自身の研究や考え、昔の体験談等をユーモラスに描いていて一気に読んでしまいました。
    読んでいると五木さんの人柄が伝わってきて心が少し軽くなるように感じるのが不思議でした。
    コロナ禍により、五木さんも当然のことながら、生活が大きく変わってしまったのだなと思いました。色々なことが落ち着いて、五木さんが心穏やかに作品を書ける日が来ることを願いたいです。

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    2022年07月16日
  • 大河の一滴

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    2度目の完読。

    1度目は「世界一受けたい授業」で五木先生のこの「大河の一滴」が取り上げられていて、なんだか面白そう、と軽はずみながらもちゃっかり後日、本屋で買った後のことだった。暗い中にも包み込んでくれる様な温かさを感じる文章に虜になり、必ずや、時をあけてまた読み返すことを誓ったことを覚えている。

    2度目となった今回だが、1度目とは違った温かみに包まれた感覚になった。というのも初回は言ってしまえば、まだ人生に希望を持てていた時期だったのに反して、今回はある意味人生の“果て”の渦中にいる中での読書だったからなのかもしれない。また、初回は月日をかけて読み切ったのに対して今回は2日で読破したから

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    2022年06月25日
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    捨てない生きかた  
     記憶と記録、歴史は要約、時代を抽象するもの
     改めて歴史というものの 一面性を感じました。
     勝者、生き残った側から見た正当性、それが歴史
     年表なんだと再認識。
     モノ、場所に記憶が付随している事を考えながら
     これからの後半生を過ごしたいと思わせて頂き
     ました。

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    2022年06月21日
  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    私も「捨てられない人」の一人です。昨今の断捨離ブームにうんざりしていたところに、この本のタイトルが目に入ってきました。「そうそう、それそれ!」とガッテンを連打したくなるくらいに、普段思っていたことを代弁してくれている一冊でした。

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    2022年06月03日
  • 大河の一滴

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    ラジオ深夜一夜物語がよかった。

    ライ麦の根から気づいた、人間は生きてるだけでいちばんの大きなかちがあるということ。ぼんやり生きてきたように見えても、じつは大変な闘いをしながら生きてきている。なにを成し遂げたかなんて、二の次でよいという。まさにそのとおりだと思う。生きるために、生きている、そのことですでに誰もが懸命に必死に戦っている。それだけで素晴らしいと思いながら、また生きること。このことを大切にしながらこれからも生きていきたいと思う。

    子どもたちにもこのことは親としてしっかり伝えていきたい。

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    2022年05月24日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    ・雨の日
    ・紅茶屋
    ・ヒッピーの聖典。
    ・お店に置いてたのでナナメ読み。

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    ・アルケミストと同様にスプーンの油にも触れている。
    ・ジョナサンの教えはやがて本質ではなく形式のみが受け継がれていく。
    ・パート4が書かれたのは近年、40年かかったそうな。
    ・すべてが茫洋としてすべてが確信系の本。
    ・印象的だった部分↓
    ・ジョナサン:「自分を追い出した者に教えてあげなさい」
    ・ジョナサン:「私は皆と変わりない、自分の事を知り、すでに練習を始めていることが重要だ。」

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    ・飢えた事がある世代と、そうでない世代では大切にしているものが違う。

    ・大切なのは丸が重な

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    2022年04月03日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    形而上学の学びと人間が陥りやすい(現在の人間社会が陥っている)罠、宗教や権威についてカモメの社会を通じてフィクションでありながら、はっきりと描かれている作品

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    2022年04月03日