五木寛之のレビュー一覧

  • 捨てない生きかた(マガジンハウス新書)

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    捨てない生きかた
    マガジンハウス新書 001
    著:五木寛之

    断捨離と対極にある考え、それは、捨てないという精神です

    いやむしろ捨てられないという考え、記憶、そして、語り継ぐのは、ヒトであり、モノであると、筆者はいっています。

    モノとは、記憶を呼び覚ます装置である、それを「依代」(よりしろ)と呼んでいます。「憑代」(よりしろ)とも書きます

    捨て去ることの難しさ、記憶とは遺産、捨てようとしても捨てられない、身体に刻まれた、肉体的な記憶です

    最後に筆者はこう結んでいます。とても、いい言葉だと思いました。

    人は裸で生まれてきて、ゴミに囲まれて死んでいく そういうものではないでしょうか。

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    2024年04月21日
  • 百寺巡礼 第八巻 山陰・山陽

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    2024年に行くべき52カ所で紹介された山口市。そこで取り上げられた瑠璃光寺の五重塔は現在改修中。本書でこのお寺を巡っていることを教えてもらい購入。中国地方の10か所を巡った旅。お寺がその地域の歴史や文化を感じとれる場所となっているのは間違いない。そういう意味でニューヨークタイムズにも取り上げられているのかもしれない。この本を読み終えて、神社仏閣巡りと合わせてその土地の歴史にも眼を向け、そこの空気感や根付いている文化に触れることを楽しもうと決めた。

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    2024年04月14日
  • 錆びない生き方

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    折れない、錆(さ)びない諦(あきら)めない五木寛之93歳が日々のなかで見出した心に刺さる不朽の名言。「逆転の発想」で古今東西の名言を読む、大反響ロングセラー〈名言〉シリーズ最新刊!「私はこれらの言葉に支えられて生きてきた」右を見ても、左を見ても、息苦しい世の中である。誰も明日の世界を予測することはできない。そんな中で、磁石の針のように一つの方向を指し示してくれる言葉がほしい⁉️私が思う千年の名言とは『この時代に生まれて、今後、千年も後まで残る明日の言葉』である。学者や思想家の言葉だけでないアスリートや経営者、そして生活者の言葉のなかに、不朽の名言が隠されている。この一冊の本に集められた言葉たち

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    2024年05月02日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    ネタバレ

    人は人でしかないんだと思いたいと思った。

    能力、考え方、時代、色々な物事が混ざり合って今の自分がいると思った。

    そんな簡単じゃないぜえ、自由
    そもそも自由って自由じゃなかったりするぜ。

    それがそもそもの間違えだぜ
    そんな事を言ってちゃあなれねえぜ、自由。

    みたいな考えが右往左往しながら読みました。



    4章は、宗教とかニヒリズムを感じられて面白かったです。
    考え方も普遍的ものなんて無いのかもですね。
    ベルセルクの魔女さんが言ってたみたいに円環ではなく螺旋なんでしょうね。


    五木寛之さんの批評を全部読むと、色々な角度からの見方があると勉強になりました。

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    2024年02月14日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    休学している今、私を支えてくれる一つになった。
    こうして自分と向き合っている時間が生きる糧になるんだと励まされたように思う。

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    2024年01月29日
  • 大河の一滴

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    新しい視点をもらいました。
    この世は地獄。
    その中に極楽がある。
    マイナスの中のプラスが希望の光。
    冷たい夜と闇の中にこそ朝顔が咲く。
    暗黒の中でないと、小さな光は見つけられない。
    暗黒の中で見つけた光は、小さくても強い輝きのように感じる。

    ここからは読んで考えたこと。
     AIが医師や教師の代わりになるという意見がある。それに反対する意見もある。なんか、世の中が、AI対人間という考えに向きすぎている気がする。
     本の中に「面授」という言葉がある。面と向かって教えてもらうことが大切で、知識だけなら本で得れば良い。会って直接聴いて得るものがある、という考えだが、そうなるとAIにはできないことを医

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    2024年01月27日
  • 人間の覚悟

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    生きていることに価値があり、大変さと儚さを胸に、一日一日を感謝して生きていく覚悟が必要だとあった。読みごたえがある一冊だった。私も向上心ばかりでなく、毎日の無事に感謝する心を持って、寿命まで元気に健康で仲良く暮らしたいと思った。

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    2023年10月16日
  • 青春の門 第八部 風雲篇 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

     織江は本名牧オリエに戻り、「あの夏に帰りたい」が大ヒット、ベストテン上位に。一方、伊吹信介25歳は、西沢、ジョン、カオルらと、公安の監視下、非合法でハバロフスクに。日本人捕虜の中には現地のロシア娘と結婚した者、ウクライナ人の娘と結婚した者もいた。ロシアは何10万人ものウクライナ人をシベリアに強制移住させ原子力の施設を建設。信介はウクライナ人の母の娘アニョータとユーラシア大陸横断の旅をすることに。パスポートなしでの横断、命がけでロシア語をアニョータから学ぶ信介。明日は出発。♪夜霧の彼方へ別れを告げ♪ 五木寛之「青春の門 第八部 風雲篇」、2016.12発行、427頁。

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    2023年09月05日
  • 青春の門 第二部 自立篇 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

     五木寛之「青春の門 第二部 自立篇」、1989.12発行、553頁。18歳の伊吹信介、大学入学、東京に。友人緒方の下宿の沢野英子19歳、インテリ美人怜子21歳、新宿2丁目赤線のカオル、九州小倉から牧織江、やくざの英治に惚れてるお英、ボクシングのトレーナー石井忠雄と早瀬理子、そしてうたごえの大スター梓旗江。様々な経験を重ね、自立への道を進まんとする伊吹信介。

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    2023年08月31日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

     五木寛之さんの大作「青春の門」。20代にテレビ・ドラマを見ました。江藤潤さんと秋吉久美子さんの共演でした。「青春の門 第一部 筑豊篇」、1989.12改定新版、559頁。幼少から高校まで伊吹信介を取り囲む愛すべき筑豊の男たち、女たち。父重蔵は鉱山の30数名を救助するため殉死(信介5歳)、重蔵に助けられた朝鮮人金山朱烈、タエ争奪で重蔵と死闘を演じた塙竜五郎。10歳まで抱いて寝てくれた義母のタエ、幼なじみの牧織江、音楽教師の梓旗江。信介は高校卒業、タエ病没、梓旗江が待つ東京の大学へ。

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    2023年08月30日
  • からだのサプリ 「こころ・と・からだ」改訂新版

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    五木寛之の自分のからだに対する向き合い方、考え方がよくあらわれていて、参考になる。いつもは究極のマイナス思考と言っているが、自分のからだに対しては前向きなことを言っていた。宇宙の真理や神秘を信じたり感じたりして、自分のからだと向き合い、一日一日を大事にして生きることの大切さを感じた。

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    2023年08月28日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    こんな長いシリーズとは知らずに読み始めてしまったがBOOKOFFに続きがあれば買おうと思う。

    大事な人に対しても思ってしまう周りからすれば酷いと思われるような感情を抱えてしまう気持ちがよく分かる。

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    2023年07月12日
  • 眠れぬ夜のために―1967-2018 五百余の言葉―(新潮新書)

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    眠れぬ日々が続いていたので、思わず手に取った。
    短い文章なので、読めるし、不思議とすっと気持ちに入ってくる。
    手元に置いて、時折り読み返したい本。
    親鸞の事が、気にかかる内容でもあった。

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    2023年07月09日
  • 心が挫けそうになった日に(新潮文庫)

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    かつて「徹子の部屋」に五木寛之さんがゲストで出られた時、戦争の話になって涙ぐむ黒柳さんに五木さんが「貴女はまだ流す涙があるからいい」と話した言葉がずっと頭に残っていました。
    この本を読んで、五木さんの壮絶な忘れられない体験と共に生きてきた人生を思いました。
    話を聞いた高校生たちにも、今はピンと来なくても、この先にああいうことだったのかと分かる時がいつかきて、聞いておいてよかったと思えるのではないかと。
    貴重な講演を再録してもらえて、共有できたことに感謝です。

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    2023年07月08日
  • 青春の門 第九部 漂流篇 【五木寛之ノベリスク】

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     シベリアにいる信介の物語と歌手として成長しつつあるオリエの物語が、奇妙に結びついていく。それは、1917年ロシア革命が起きた時に、ロマノフ王朝の持っていた財産がどこに行ったのかという謎に深く関わる。300年の歴史を築いたロマノフ王朝は、途方もない金持ちだった。金に換算すると1240トンに達した。世界の金の20%の量だった。エルミタージュ宮殿に世界の美術品を集める財力もあった。
     世界各国は、ロマノフ王朝の財産を収奪するために、ロシアに派兵した。日本も7万数千人のシベリア派兵をしたのだった。バイカル湖は、大きく透明な湖と知られているが、1600m近くの水深があり、そこにはたくさんの死体とロマノ

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    2023年07月03日
  • 人生のレシピ 疲れた心の癒し方

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    ラジオ放送のまとめ本

    五木寛之という人がありのまま垣間見れる内容でした。
    ノンフィクションや小説、ペンをとればどれも深い作品となる作家であるが、語りもとても心を打つもの。
    戦前から敗戦そして戦後。五木寛之さんに与えた心の在り方が読者にもたくさんの響をもたらすでしょう。

    本は小さな雑誌のよう、文庫本だったらなぁかと欲張りに思います。

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    2023年07月03日
  • 親鸞(しんらん) 完結篇(下) 【五木寛之ノベリスク】

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    人間味ある親鸞がとてもよく描かれている。
    全編に渡りストーリーはフィクションであるものの、親鸞のその深い人物像に感動しました。

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    2023年06月26日
  • かもめのジョナサン【完成版】

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    完成版として発売時から新たにPart Fourが追記された本書で初めてこの作品に触れたが、あとがきでも書かれていたように、Part Threeまでだったらあまり面白いとは感じられなかったかもしれない。
    当時はアメリカのヒッピーから人気が広がったという話だが、それは理解出来つつも現代ではあまりウケないだろうなとも感じた。
    Part Fourにおいて、始まりに戻り時代は回るという事を感じさせられたのが良かった。

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    2023年06月17日
  • 林住期

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    ちょうど50歳、まさに林住期の入り口、人生の帰岐路に立っていた自分に大きな影響を与えた本、再度読み返してみた。

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    2023年03月05日
  • 百歳人生を生きるヒント

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    ネタバレ

    五木氏は人生の先達者として私が最も傾倒している作家です。本書は、五木氏へのインタヴューをもとに、50代~90代までを、10年毎に各年代の心構え等をコメントする構成で、百歳人生を生きるヒントを開陳したものです。自分の経験をもとにしたヒント集ですので、流行等には合致していません。例えば、無理して人と関わる必要は無いと主張し、「高齢者は何が何でも社会と繋がることが肝要」と説く最近の風潮には迎合しない生き方に、私は大いに賛同します。とにかく、示唆に富んだ指摘が多く、50代以降の方には一読を勧めます。

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    2023年03月05日