五木寛之のレビュー一覧

  • サンカの民と被差別の世界 ――隠された日本 中国・関東

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    副題は「隠された日本」。日本の歴史を語る上でまず表舞台には上がらない人々に焦点をあてるシリーズ。第1巻では海山に生きた漂泊の民と関東地域の被差別階層の人々を取り上げている。
    日本人単一民族論について冒頭でイリュージョンと評しているが、私も知識の上ではそれらがファンタジーであると知っている。だが、民族的もしくは民俗的少数派の人々というものについて実感として持ちものはほぼないし、多くの人にとってもそうだと思う。
    これは不思議なことであり、私の理解としては不当とか悲劇とかいう以前にもったいないことだと思う。こういう人間の力強さを感じる話は好き。

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    2014年05月12日
  • 雨の日には車をみがいて

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    心に響いたり何かを残したりする内容では決してないのですが、読んでいて心地良くおもしろいのでつい何度も(と言っても数年に一度ですが)読み返してしまう小説です。時代はだいぶ古いですし車好きでもありませんが今読んでもおもしろいです。

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    2014年02月23日
  • 退屈のすすめ

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    尻のふき方を考える 自分の裸体を全身鏡に映して観察することなど手元に何もなくても楽しめる方法が提案されていた。

    なんだこの著者は、くだらんことを書いてるな!とおもう人もいるとおもったが俺は凄く著者の考え方に共感できた。

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    2014年02月19日
  • 人間の関係

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    五木先生の思想は、私の感覚に素直に入ってきます。
    いろんなことで苦しんだり、迷ったりしているときには、先生の本を手に取っていることが多いなあ。

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    2014年02月06日
  • 人間の運命

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    五木さんの雑記のような、頭の中を覗いてしまったような、仏教のあれこれやら、戦後のあれこれやら。

    五木さんの生きてきた道を一緒に歩いてるようで、引き込まれました。
    贅沢な一本な気がした。
    いままでもやもやしてたものが、少し軽くなった。ありがとう。

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    2013年11月18日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    ネタバレ

    念仏に求められるものが、地方に流されたことで違ったものになった。

    人は生きるためには殺生せずにはいられない悪人であるという前提で、底辺に暮らす人々がその業を背負う仏であるという解釈は、悲惨な境遇の人を、本人の、前世の、先祖のせいにしがちな人民にとって、どこか救いのある考えに思えた。自らを生き仏としたあたり、権力を欲した外道院の限界であるように思う。

    念仏は仏にご利益を依頼するものではない。しかし、「世のならい」という法然の教えと、目の前で違うことを人々に納得させるため、親鸞は雨乞いを決意する。一番の動機が「捨身」であることに気づき、念仏にふける親鸞は、これまでとはまた考え方が滲んでいて、や

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    2013年10月31日
  • 青年は荒野をめざす

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    テーマ「若者の狂気」
    ビブリオバトルで知った小説。
    青年が行き先を決めずに"旅することそのもの"を目的として日本を出る所や、自分も住んでいたことのある北欧に長く滞在するらしいことを知って興味が湧いた。
    主人公のジュンはジャズとトランペットをこよなく愛する高校生だが、なじみのバーでバンドを組む仲間からは「音がお坊ちゃんすぎる」と評されてしまう。どうしても本物のジャズが知りたい彼は旅に出て自らを試そうと決意するが、善は急げとばかりにわざわざ大学受験に失敗するところは尊敬する。わざとだとは書いていないがどう考えてもわざとだ。
    自分もいい加減無鉄砲だが、そこまでの勇気は出なかった。

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    2013年10月23日
  • 親鸞(しんらん) 激動篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

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    面白くてあっという間に読んでしまった。

    前回罪人として越後の国に流されたところで終わり、今回はその続きから。

    相変わらず親鸞の周りに集まってくる面々の個性的で魅力的なこと。
    前回ではツブテの弥七、河原坊浄寛、法螺房弁才との交流、そして黒面法師なんて悪人もいたっけ。

    今回はなんだか不気味なゲドイン一行。
    外道院金剛、薄気味悪い彦三房玄海、名香房、早耳の長次・・・
    テンポが良くて、思わず笑ってしまったり、とても小気味いい。

    下巻が楽しみ~

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    2013年06月19日
  • 選ぶ力

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    若年の私にはきちんと解せなかった所も多々あるが、一つ印象に残ったのは「生きること」とは「選択」することである、という内容である。
    自分自身が「選択」することで、人の運命や生き方も多少なりとも変わってくる。私達の年代は、今まさに修羅の真っ只中に差しかかろうとしているが、
    常に自分が主体的に「選ぶ」生き方を大事にしなければならない。

    後半部分でメインとなる「ナチュラル・エンド」等の死生観は壮大すぎて実感が沸かない。
    今の私は、「今を生きる」ことに専念します。

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    2013年05月07日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 晴れた日には鏡をわすれて

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    ネタバレ

    この本を何度も何度も読み返していた時期がありました。
    余程自分の容姿にコンプレックスを抱いていたのかな。
    そして世の中のみんなが美醜についてどう考えているのかとても気になっていた。
    このお話の展開は大好き。
    整形手術で完璧な容姿を手に入れる主人公が、もともと内面が素晴らしい女性だっていうのが好きだな。
    内面の美しさに外側も追いついたってところが面白い。
    いくら中身が美しくても見た目が悪かったら見向きもされない世の中なんだっていう現実を見せてくれるお話が面白い。
    それでも、色んなエピソードを読んでると見た目だけ良ければいいなんて、やっぱりおかしい考えなんじゃって思ってくる。
    最後の最後、ラストの

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    2013年04月08日
  • 青年は荒野をめざす

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    バックパッカーをやっている時に持って行った一冊。

    読みながらこんな旅いいなーと思いながら、それ以上の旅が出来たのは、この本のおかげかも…

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    2013年01月11日
  • 青春の門 第七部 挑戦篇 【五木寛之ノベリスク】

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    これからもの凄く面白くなりそう、というところで終了。北方領土に関する実状は、実話なのか、フィクションなのか、調査したい。隣国のロシア語も勉強したくなってきた。

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    2012年10月15日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 晴れた日には鏡をわすれて

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    醜い外見のために諦観の中で生きてきた女性が、容姿や才能に恵まれながらも生きることをやめようとしていた男性と出会い、お互いが変わっていく。
    恋愛ものか、あしながおじさんものか、と思いきや、物語はとても無機質に、淡々と進んで行く。

    誰もが惹きつけられるような容姿を手に入れても驕らない彼女の聡明さと、そんな彼女に執着した醜い男の顛末が、なにやらとても悲しく、温かかった。

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    2012年10月05日
  • 青年は荒野をめざす

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    後半の大所帯はかなりわざとらしいが、青春の発するパワーがいたるところでフツフツ煮えたぎっていて、勢いを感じる。

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    2012年09月29日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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    「生老病死」から人間(生命体)は逃れられない。

    だから、無常に任せた生き方がある。

    くたびれかけた時に心に利く。。。

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    2012年08月29日
  • 百寺巡礼 第六巻 関西

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    本巻に限らず、シリーズ全体を通じていえることですが、「民間信仰」に対する著者の敬意のこもった目線が印象的です。

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    2012年08月23日
  • 愛蔵版 全一巻 生きるヒント

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    無職のときから約2ヶ月かけて読み終わった。迷ったとき、不安になったとき、考えすぎたとき、何度この本に助けてもらったか分からない。90年代既に日本はドライになり、人との付き合いも薄れていった。それはもうものすごいスピードで。昔には宗教が根付いていた。しかし現代、誤解を恐れずに言えば信じるにたる神は存在せず、自分が自分を信じることが重要となった。だが、その自己の確立は、高度経済成長、バブル、そしてバブル崩壊、阪神淡路大震災、オーム事件、などで価値のよりどころが見つからない。そういっている間にどんどん関係性は希薄化し、軽佻浮薄なものへとなっていった。そうするとただ「生きている」ということが大切であり

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    2012年07月31日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    北九州の自然や文化、気質がふんだんに表現されており、ここに出張で来ている者にとっては「なるほど」とうなずかされることが多くあった。また初々しい思春期を思い出させてくれる。少しは、自分の子供の目線でものを見れるようになったかもしれない。

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    2012年07月04日
  • 他力

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    今まで「他力」という意味を勘違いしていました。

    この宇宙の大きな流れの中で、私も生かされている。
    この時代を上手に生きるには、「悲」を知ってこそ、本当のプラス思考が生まれ、「同治」の必要性があること。

    いま、読んでよかったと思った。

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    2012年06月13日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    現代の若者はある程度幸福であることは自覚している。しかし、将来への漠然とした不安が心の底からの幸福を妨げているのではないか。若者が不安なくイキイキとした人生を送れる国を取り戻すために国のカタチを変えていく必要がある。

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    2012年06月11日