五木寛之のレビュー一覧

  • 青春の門 第七部 挑戦篇 【五木寛之ノベリスク】

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    これからもの凄く面白くなりそう、というところで終了。北方領土に関する実状は、実話なのか、フィクションなのか、調査したい。隣国のロシア語も勉強したくなってきた。

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    2012年10月15日
  • 五木寛之自選文庫〈小説シリーズ〉 晴れた日には鏡をわすれて

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    醜い外見のために諦観の中で生きてきた女性が、容姿や才能に恵まれながらも生きることをやめようとしていた男性と出会い、お互いが変わっていく。
    恋愛ものか、あしながおじさんものか、と思いきや、物語はとても無機質に、淡々と進んで行く。

    誰もが惹きつけられるような容姿を手に入れても驕らない彼女の聡明さと、そんな彼女に執着した醜い男の顛末が、なにやらとても悲しく、温かかった。

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    2012年10月05日
  • 青年は荒野をめざす

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    後半の大所帯はかなりわざとらしいが、青春の発するパワーがいたるところでフツフツ煮えたぎっていて、勢いを感じる。

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    2012年09月29日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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    「生老病死」から人間(生命体)は逃れられない。

    だから、無常に任せた生き方がある。

    くたびれかけた時に心に利く。。。

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    2012年08月29日
  • 百寺巡礼 第六巻 関西

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    本巻に限らず、シリーズ全体を通じていえることですが、「民間信仰」に対する著者の敬意のこもった目線が印象的です。

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    2012年08月23日
  • 愛蔵版 全一巻 生きるヒント

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    無職のときから約2ヶ月かけて読み終わった。迷ったとき、不安になったとき、考えすぎたとき、何度この本に助けてもらったか分からない。90年代既に日本はドライになり、人との付き合いも薄れていった。それはもうものすごいスピードで。昔には宗教が根付いていた。しかし現代、誤解を恐れずに言えば信じるにたる神は存在せず、自分が自分を信じることが重要となった。だが、その自己の確立は、高度経済成長、バブル、そしてバブル崩壊、阪神淡路大震災、オーム事件、などで価値のよりどころが見つからない。そういっている間にどんどん関係性は希薄化し、軽佻浮薄なものへとなっていった。そうするとただ「生きている」ということが大切であり

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    2012年07月31日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    北九州の自然や文化、気質がふんだんに表現されており、ここに出張で来ている者にとっては「なるほど」とうなずかされることが多くあった。また初々しい思春期を思い出させてくれる。少しは、自分の子供の目線でものを見れるようになったかもしれない。

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    2012年07月04日
  • 他力

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    今まで「他力」という意味を勘違いしていました。

    この宇宙の大きな流れの中で、私も生かされている。
    この時代を上手に生きるには、「悲」を知ってこそ、本当のプラス思考が生まれ、「同治」の必要性があること。

    いま、読んでよかったと思った。

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    2012年06月13日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    現代の若者はある程度幸福であることは自覚している。しかし、将来への漠然とした不安が心の底からの幸福を妨げているのではないか。若者が不安なくイキイキとした人生を送れる国を取り戻すために国のカタチを変えていく必要がある。

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    2012年06月11日
  • 新・幸福論―青い鳥の去ったあと―それでも私たちは、幸せを探している。

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    童話「青い鳥」兄妹が部屋に戻ったら青い鳥がいた。原作ではでその後すぐに鳥は逃げてしまうらしい。そして今の日本が、青い鳥が去った後の状態だという。それでも皆幸せを探している。

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    2012年05月14日
  • 養生の実技 ――つよいカラダでなく

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    ネタバレ

    ある日、お風呂につかって、身体、頭を泡立ててゴシゴシ洗っている人達を見てた時に、以前本で読んだ無農薬りんごの木村秋則さんの顔がでてきました。お風呂あがって洗面台の前では、育毛剤をバシャバシャ頭にふりかけ、パンパンとマッサージしてる人が多いことに気づきます。(特に髪が薄い方は特に)
    はて??と思い、何の知らせかな??と考えていたら、無農薬・自然農法で立派にりんごを育てることができることを証明した木村さん。ふっと石鹸やシャンプー、育毛剤等が農薬・科学肥料みたく思えて、洗うことに疑問をもち、ネットで検索をかけたところ→タモリの体をあらわない入浴法→五木さんがでてきました。この方、髪をほとんど洗わない

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    2013年08月15日
  • 弱き者の生き方

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    経験者の言葉ほど重いものはない。
    私はどこの地に立っても、足元の土を感じながら、あの頃何があったのか、どれだけの人が命を落としたか、どんなに無念だったか、考えずにいられない。
    その命と犠牲の柱の上に私たちは生きてるわけでしょ。
    ならば、やっぱり今の時代をガンガン切り開いてアドレナリン出しながら生きていこうと思うんだよね。

    P5 絶望におちるのではなく、希望にすがるのでもなく、微笑みながら夜をいく人、というのが私の感じたことだった。

    P39 東京大空襲:日本人の、敵を恨むという感情をわりあい早く消し去る国民性というものは古代からあるんでしょうか。

    P57 極寒のシベリアで夜中、虱が隣で寝て

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    2012年02月26日
  • 朱鷺の墓 上

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    今まで読んだ中で最高傑作!大好きな一冊です。

    戦争や差別にも負けず、ひたすらイワーノフを愛しぬいた染乃。
    愛する人とただ静かに生きたいという信念を持ち、どんな厳しい環境にも負けない染乃に心を打たれました。

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    2012年02月15日
  • 人間の覚悟

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    五木寛之・著。
    初版・2008年11月、191ページ。

    重い。暗い。深い。
    五木寛之氏の本は初めてで、この人の考え方に触れたのは初めてだったので、少々びっくりした。
    少なくとも、30代前半の自分としては、現段階では、その深い意味での理解ができないと思った。

    ただ、氏が、自身の原体験として、戦後のエグい体験があるからこそ、「覚悟」「あきらめる」ということに対して、かなりの説得力がある。
    武士道の精神や、日本的な思想・宗教観などとも近く、かなり納得し、実生活においても、氏の考え方を取り入れて行動していける部分はあるが、
    ただ、個人的には、氏の考え方は否定的に過ぎると思うので、自分なりにポジティ

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    2012年01月24日
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 風に吹かれて

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    『大河の一滴』も良かったけどこっちもユーモアとペーソス満載で素晴らしいエッセイだなぁ・・・。カフェーや場末の飲み屋でロシア文学やシャンソンについて激論していた筆者の大学生時代、ただただ羨ましい。文学部の鑑やね。

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    2011年12月10日
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 風に吹かれて

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    ネタバレ

    ある時代を反映したような文章。
    耳障りのよい言葉に、浸かっていく人たちもいた。

    風に吹かれて、風に吹かれるままに生きていくのもいいかもしれない。

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    2011年12月04日
  • いまを生きるちから

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    近年、流行っている(?)ポジティブシンキング一番という考え方に、疑問を呈しているようにも読める。

    悲しむことや泣くこと(マイナスの感情)は悪なのか。

    私も、ポジティブシンキングがもてはやされる風潮に少し疑問を感じていた。

    著者は、中庸が大切だと説く。
    マイナスの感情を知っているからプラスが分かる。

    我が意を得たりだと思った。

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    2011年11月06日
  • 生きるヒント ―自分の人生を愛するための12章―

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    なんだか落ち着く、そんな本だった。

    迷った時、変に焦っている時、周りを見ている余裕がない時なんかに、また読みたいと思う。

    ありがちな自己啓発本よりも、自然に内省を促してくれる本。

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    2011年04月28日
  • 他力

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    仏教の世界では、人間は生まれてきた時から“四百四病”をその身に秘めているそうです。

    天然痘を発見したパスツール以来の西洋医学とは真逆。

    そこには“闘病”という発想は無く、“病と共に生きていく”という肯定のこころがあります。

    仏教ではこのことを“同治”というそうです。

    ボクは仏教のこともブッダのこともあまりよくわかりません。

    でもこの本を読んでいると、「仏教って、いまの時代に必要なんじゃないかな・・・?」と大いに考えさせられます。

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    2011年04月27日
  • 青春の門 第一部 筑豊篇 【五木寛之ノベリスク】

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    青春群像劇の最たる小説。主人公がかっこ良すぎるのが(生い立ちや親の人物像も含めて)いかにも小説という体だが。

    日常、よく「時代が違う」などという言葉を耳にするが、そうでもないんじゃない?青春ってもっと普遍的なんじゃないか?

    尤も、青春が普遍的っていうのも変なのだけど。

    男子も女子もティーンエイジャーは特に一読すべし。

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    2011年04月05日