あらすじ
養生は人生の“質”を決める――。健康を失えば、一挙に下流へ転落しかねない。そんな超高齢大国日本で生き抜くための心と体を整える珠玉のエッセイ!
【目次】
第一章 生
生きることはストレスである
「ため息」も感情の一種 ほか
第二章 養生
吸うことより吐くことが大事
呼吸で末端を生き生きとさせる ほか
第三章 病
がん問題はボーダーレス
医学界の言葉遣いに抱く違和感 ほか
第四章 老
老化を素直に受け入れる
寿命にも“程”がある ほか
第五章 死
寝る前と起きる前に死を考える
がんは「死ぬまでの用意ができる病気」ととらえる ほか
感情タグBEST3
心穏やかになれる
50歳になった私が、ふっと心が軽くなり、老いが当然で楽しい事であるという心境にさせてもらえた。何度も繰り返し読み返したくなるエッセイでした。
Posted by ブクログ
五木寛之 著「養生のヒント」、2015.3発行。五木寛之さんの「生・養生・病・老・死」に関する本音が語られていて面白かったです。①「治療」というのは火事になってから消火器を買いに走るようなもの。その前に「養生」がある。②毎年「養生のテーマ」を決めている。ここ数年は「歩行」や「自立」。「嚥下(えんげ)」や「咀嚼(そしゃく)」の年も。③老後の趣味としての養生。