吉村昭のレビュー一覧

  • 新装版 海も暮れきる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    尾崎放哉はじめて知った
    終盤はどんよりしていくが、お遍路さんの訪れや近所の看病してくれるおばさんのことなど、良いこともあり対比が素晴らしかった

    薫さんはなぜ最後の最後に飛んできたんだろう。どういう心境なのか

    0
    2023年05月06日
  • 新装版 間宮林蔵

    Posted by ブクログ

    かなり面白かった。歴史物で文章が頭に入りづらいこともあったが、間宮林蔵と海峡について知識を得ることができ面白かった。

    0
    2023年04月30日
  • 雪の花

    Posted by ブクログ

    福井藩町医だった笠原良策が天然痘の治療法である種痘を日野鼎哉と協力して福井で広める話。福井という土地柄異国の治療法を広めるのに苦労するところは陰湿な土地柄が出ているようだった。五臓六腑は心、肺、肝、腎、脾の五臓と大腸、小腸、胃、胆、三焦、膀胱の六腑の事らしい。

    0
    2024年11月19日
  • 破獄

    Posted by ブクログ

    「吉村昭」の長編小説『破獄』を読みました。
    『新装版 逃亡』に続き、「吉村昭」作品です。

    -----story-------------
    驚くべき手口に、大胆な実行力で、四回の「脱獄」成功。 
    犯罪史上に残る無期刑囚を描いた「吉村」記録文学・畢生の大傑作。

    昭和11年青森刑務所脱獄。
    昭和17年秋田刑務所脱獄。
    昭和19年網走刑務所脱獄。
    昭和22年札幌刑務所脱獄。
    犯罪史上未曽有の四度の脱獄を実行した無期刑囚「佐久間清太郎」。
    その緻密な計画と大胆な行動力、超人的ともいえる手口を、戦中・戦後の混乱した時代背景に重ねて入念に追跡し、獄房で厳重な監視を受ける彼と、彼を閉じこめた男たちの息詰る

    0
    2023年03月20日
  • 逃亡

    Posted by ブクログ

    「吉村昭」の長編小説『新装版 逃亡』を読みました。

    この季節になると第二次世界大戦に関連する作品を読まなきゃな… という気持ちになるんですよね、、、

    「吉村昭」作品は、昨年10月に読んだ『漂流』以来ですね。

    -----story-------------
    戦争に圧しつぶされた人間の苦悩を描いた傑作

    軍用飛行機をバラせ……戦時下の緊迫した海軍航空隊で、若き整備兵が背負った過酷な運命とは?
    初期の力作長篇が待望の再登場
    解説・「杉山隆男」
    -----------------------

    1971年(昭和46年)に発表された作品… 逃げる男の心理を、戦争という暗い存在とともに巧みに描いた傑

    0
    2023年03月19日
  • 海の史劇

    Posted by ブクログ

    日露戦争の事は全く無知であったが、この本で旅順戦での乃木将軍の稚拙な作戦行動、バルチック艦隊が喜望峰を迂回して壮絶な大航海の後に日本海に来た事、日本海海戦が僅か2日で決着がついた事などが吉村昭氏の淡々とした書法で書かれており、とても楽しく興味深く、面白く読むことができた。

    0
    2023年03月13日
  • 三陸海岸大津波

    Posted by ブクログ

    昭和45年に、明治以降の、三陸海岸で起きた3回の津波について調査、聞き取りをした記録。
    実際の津波はもっと多く発生しているが、大きかったものが3回らしい。
    犠牲者は明治29年は26360、昭和8年は2995、昭和35年は105名。いろいろ対策をして、犠牲を減らせるようになっている、今後は亡くなる人もいなくなるのではないか、というセリフがある。
    2023年3月に読んでいるので、その予測が裏切られていることがらわかる。
    被害のたびに対策しても、それでも被害があるという事実を忘れずに、自分も準備しようと改めて思った。

    0
    2023年03月12日
  • 新装版 赤い人

    Posted by ブクログ

    明治初期の囚人が北海道に送られて開拓していく。彼らは皆重罪犯だが、時代の転換期だったし本当は悪く無い人もいたんじゃないか…?囚人の扱われ方がとにかく酷くて真冬でも足袋すら支給されない。典獄は上席に足袋などを求めるが、北海道の寒さをわかっていないのか、却下される。で、支給されない。日本らしい縦割りだなぁ。作業効率を考えて自腹で勝手に支給してもバレなそうだけど。典獄は桁違いにお給料もらってたみたいだし。そんな感じで囚人は安い労働力としてこき使われバタバタと死んでいく。脱走する人も続出し、逃げきれず死んだり、看守に殺されたりする。海外を視察した偉い人によってこの待遇はあり得ない。という風潮が流れ、明

    0
    2023年02月21日
  • 三陸海岸大津波

    Posted by ブクログ

    すごい記録!
    この本が出版されたのは、2004年。2011年6月に12刷。
    津波がどんなふうに襲ってくるのか、映像も写真もない、文章だけの表現は本当にこわい。当時の教職員が熱い思いで児童生徒に記録させているのも、それを紹介してるのも、凄いとしかいいようがない!

    0
    2023年02月10日
  • 蚤と爆弾

    Posted by ブクログ

    731部隊の歴史的史実の小説でここ迄赤裸々に内容を知ってしまった事実が爆弾級でした。
    曾根二郎と言う天才細菌学者が作り出す戦争兵器…
    正義とは何か,各々にどう解釈する事が出来るか問われる1冊でした。

    0
    2023年02月04日
  • 新装版 海も暮れきる

    Posted by ブクログ

    口語自由俳律で知られる尾崎放哉。その小豆島での最期の8カ月を描いた作品。享年41。
    酒乱で酒を飲めば攻撃的になる。人の施しによってしか生きられない。どうしようもない人間だと思うのだが、「結核」を病み、家族から疎んじられ、長くは生きられないと悟ると、そうなるのかもしれない。もっと句を詠みたかっただろうし。

    没後、放哉の師にあたる井泉水が「捨てて捨てきつて、かうした句境にはいつてきた」「大自然と同化していた」と表現したそうだ。俳人として名を残すには、この捨てきった8カ月が大切だったのかもしれない。

     はるの山のうしろからけむりが出だした

    春の訪れを誰よりも待っていた放哉だったのに。

    吉村昭

    0
    2023年01月24日
  • 星への旅

    Posted by ブクログ

    人の心の動きと体の動きはどちらも不可解なんだけれど、どちらも鮮やかに描写されて息の止まるような瞬間だった。

    0
    2023年01月14日
  • 戦艦武蔵

    Posted by ブクログ

    戦艦武蔵が建造されてから沈むまで。
    見つからないように隠して建造するのは大変だし設計図の管理も厳重。
    大変な思いをしてできた船が沈むのは悲しいですね。
    その戦闘シーンも生々しくて実際にその場にいるような感覚にとらわれました。
    とにかく読みごたえがあり読みだしたら止まりません!

    0
    2023年01月07日
  • 関東大震災

    Posted by ブクログ

    有名な関東大震災ですが、実際にどうだったのか?というのが克明にわかる小説でした。怖いです。本当に怖いです。よく復興したなあ、と感心するくらい未曾有の災害でした。が、人災の部分も多かったと思います。

    0
    2022年12月30日
  • 新装版 間宮林蔵

    Posted by ブクログ

    間宮林蔵といえば、樺太の地図作った事くらいしか知らなくて、「ひたすら歩いて測量して地図作ってる、クソ地味な男」くらいに思ってたけど、これ読んでほんともうすみません、って思った。
    めっちゃ気合い入ってる漢でした!!
    そーいえば樺太って昔日本領だったもんねーだから地図書いたのね〜とか思ってて、ほんとそれもすみません…。笑
    「江戸の文化」として、ただ人名を丸暗記してただけだけど、江戸後期の異国船対応を迫られた時代や政治の中で彼の人生が動いていくのが、臨場感あっておもしろかったなーー。
    幕末までいかない、揺れ動く江戸後期の話も面白い。

    0
    2022年12月27日
  • 虹の翼

    Posted by ブクログ

    ライト兄弟よりも先に飛行機を考え飛ばそうとしていた日本人がいたとはこれを読むまで知りませんでした。先見の明があったにもかかわらず、理解者を得られず資金もなく、ライト兄弟に先をこされてしまう。こういう人物についてしっかりと光を当てて書いてくれるのが、吉村昭という作家です。

    0
    2022年12月05日
  • 吉村昭の平家物語

    Posted by ブクログ

    祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり。
    誰もが一度は耳にする平家物語の冒頭であるがその内容は初めて読んだ。
    独特の死生観を持った吉村氏による現代語訳で読みやすかった。

    清盛の横暴、それを諫めバランスを取っていた子重盛。その重盛の死後、一気に破滅へと突き進む平家一族。源平の戦いとその間で激流に巻き込まれる子や女性たち。頼りない法皇。イメージとは違う気性の荒い義経と嫉妬深いが情に厚い頼朝。

    様々な思惑とサムライたちの尊厳が栄枯盛衰の儚さを際立たせている。

    0
    2022年12月04日
  • 暁の旅人

    Posted by ブクログ

    昨日、吉村昭の「暁の旅人」を一気に読みました。
    このテンポの良さは何だろう!
    会話文が極端に少ないせいかもしれません。
    話は幕末時代の幕臣医師・松本良順の生涯です。
    幕府から派遣され、長崎でオランダの医師ポンペから本格的な近代的西洋医術を教わります。
    そのためには当時としては大変珍しい刑死した遺体の解剖までおこなっております。
    その後、幕府の西洋医学所頭取、幕府陸軍軍医なり、
    戊辰戦争となり維新をむかえ、一時投獄されます。
    彼の豊富な医学知識と技術をおしんだ山県有朋らは
    新政府の初代軍医総監としてむかえております。
    この様に書くと彼は英雄の様に思われそうですが、
    吉村の筆は実子を失った不幸、近

    0
    2022年11月24日
  • 生麦事件(下)

    購入済み

    事実は小説より

    筆者の描く史実は架空の物語をしのぐスリルを与えてくれる。世の中とはこんなに濃密な事実で満ち溢れているのかと。

    #感動する

    0
    2022年11月23日
  • ポーツマスの旗

    Posted by ブクログ

    歴史小説として個人的には満点の作品でした。
    国の尊厳をかけたギリギリの外交交渉。容易に譲れない全権たちが、それでも講和成立に向け妥協点を探りあう。そんな緊迫した様子をまるで同室で見ているような臨場感が、この小説にはありました。小村という人物にも大変興味をもちました。乃木や東郷が英雄ならば小村も同等に英雄なのでは、そう思いました。

    0
    2022年10月19日