井上ひさしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本語教室
著者:井上ひさし
発行:2011年3月20日
新潮新書
2001年、当時、最も正しい日本語を使う作家とされていた井上ひさしが、母校の上智大学で4回にわたって日本語について講演したものを書き起こしてまとめた新書。軽いタッチで非常に充実した、しかも誰しもが興味津々となる内容でした。
著者が手書きで思いつくままにまとめた現在の日本語成立過程の図は圧巻でした。仙台一高出身の著者、縄文時代の標準語は東北弁だった、と主張。
主格を示す格助詞「は」と「が」の使い分けについても、我々が教えられた常識とは違うことで結論づけていて、誠に勉強になりました。
外来語の問題点
再生、改良、仕 -
Posted by ブクログ
柳田国男の『遠野物語』とどれほど対応しているのかはわからない。
でも、河童や沼の主のウナギが登場したり、馬と人間の娘の恋など、多くの話が下敷きになっているのだろう。
大学を休学し、故郷近くの釜石の国立療養所で働く青年を視点人物に、山で出会った犬伏老人から怪異譚を聞くという設定になっている。
老人はいったい何者なのかという謎解きが、個々の怪異譚をくるむように配される。
老人の体験談として語られるため、東北の嘗めてきたつらい歴史も織り込まれている。
たとえば昭和恐慌で、多くの娘たちが身売りされたこと。
鉱山での恐ろしい労働。
私たち読者は、怪異譚を楽しみつつも、そんな悲しい歴史にも思いをはせる -
Posted by ブクログ
【規則の尊重】
まず井上ひさしさんについて軽く紹介する。
Q 自分のどんなところが、日本人らしいと思いますか?
ノーベル文学賞のイギリス人小説家カズオ・イシグロさんのことにも触れる。
絵本を読み聞かせながら、ところどころで話を聞いていく。武田美穂さんの絵と子供たちの反応の様子が絶妙で、楽しみながら学んでいける。
Q けんぽうと学校のきまりのちがいは?
Q 「自由」ってなに?
Q しあわせってなに?
ところどころで、交流する。最後に感想を交流する。道徳の教材として・・・と言われると悩むんだけど、先月の選挙やミサイルのことなど、子供たちのつぶやきからこのテーマで授業をする。読み聞かせとしては、かな