井上ひさしのレビュー一覧

  • 吉里吉里人(下)
    古橋先生…
    面白いキャラです。
    設定から面白かったです。
    馬鹿馬鹿しい感じで終始ニヤついて読んでいました。
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法
    子どもたちに憲法を知ってもらうには、とってもわかりやすいと思います。
    憲法の話だけでなく、平和についても書かれています。
  • ブンとフン
    【本の内容】
    「ブンとは何者か。

    ブンとは時間をこえ、空間をこえ、神出鬼没、やること奇抜、なすこと抜群、なにひとつ不可能はなく…」フン先生が書いた小説の主人公、四次元の大泥棒ブンが小説から飛び出した!

    たちまち全世界に、奇怪なしかしどこかユーモラスな事件が…。

    あらゆる権威や常識に挑戦する奔放...続きを読む
  • 一週間
    かなりいろいろなものが詰まった作品。戦争を起こした人たちの愚かさ、俘虜のつらさなど詳細に語っている。
  • ブンとフン
    劇作家の井上ひさし氏の処女作。ああ、小説ってこんなに自由奔放で勝手気ままでいいんだなぁ、と嬉しくなる作品です。「世のお母さんたち」に読まれたくない部分にはノリシロがあり、このページを糊で貼り付けてしまうように、などという指示が出ていたりして、著者の遊び心にもニヤニヤしてしまいます。200ページぐらい...続きを読む
  • 吉里吉里人(中)
    厚いけど読みやすいので、いいペースで読み進んでいる感じ。中巻読み終わったところで、心の底から汚い中年おっさん古橋を応援している。どうか古橋が、ケイコ木下(きおろし)と幸せになれますように!

    P127 「わたしはのう、お若い皆さんよ。その仮想敵国も喰えない国だが、アメリカもなかなか油断のならぬ国だと...続きを読む
  • 日本語教室
    日本語のルーツに関する考察が興味深いです。
    ある言語が別の言語とミックスされる過程を、農耕技術や政治システムの伝播との関係で説明している。
  • 日本語教室
    日本語について、その起源から現在変わりゆくものまで。本当に幅広く、そしてユーモアを交えながら語っている一冊です。
    日本語のプロが改めてとらえなおす日本語。
    本当に勉強になる一冊です。
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法
    お義母さんが長女にと贈ってくれた本を読みました。

    憲法改正、解釈改憲と躍起になる人、あるいはそれに反対する人も、結局は見たいものしか見えないのかもしれないが、どちらの未来に生きたいか、残したいかと言われれば、いまの憲法で(少なくともいままでの解釈の憲法で)いい。

    最近は子どもが読む本をたまに読む...続きを読む
  • ブンとフン
    ちょっと読んでおかなくちゃいけないかなぁと思って。本当は小さい頃父親に、吉里吉里人をすすめられて、そのまま大人になってしまっていたのだけど、長いしとりあえず手にとりやすいものから、と。
    でも、遊びが随所にはさまれているところも面白かったし、ミュージカルになったりしているけど、一度みてみたいと興味をそ...続きを読む
  • 黄金の騎士団(下)
    未完の小説というのは、最後まで読んで知った。分かっていたら買わなかったのだが。でも残念だ。最後まで読みたかった。残尿感がある。
    これだけいろいろな要素を取り込んだ小説は初めてだ。とても新鮮だった。商品相場、早老病、子どもの国等々。ある意味勉強になった。
  • 黄金の騎士団(下)
    ああ、ここで終わってしまうのか。。。
    残念、もっと先を読みたい。

    バブルの金融経済を逆手に取り、あっという間に莫大な資産を築いてしまう子供たち。

    大人に捨てられ、遠ざけられた孤児たちが、自分たちの居場所を奪おうとする大人たちに立ち向かい、逆襲しようと準備を始める。

    バブル時代を背景とした、少年...続きを読む
  • 黄金の騎士団(上)
    地上げの脅威に晒される、四谷の孤児院「若葉ホーム」
    孤児院を守ろうとする孤児たちに、”黄金の騎士団”から生活資金の支援
    徐々に明らかになる”黄金の騎士団”
    少年たちが拾い親たちの助力を得ながら、バブル時代を生き抜こうとする愉快・痛快な物語

    感想は下巻で
  • モッキンポット師の後始末
    宗教を笑いものにすると同時に、宗教の素晴らしさ(神ではなくそれに仕える人間の)を感じさせる。神の存在よりも信者の人の良さは自分自身体験していることもあり、複雑な内心が、これでいいのかな、と少し楽になる。
  • ブンとフン
    売れない小説家フンが書いた小説の主人公ブン、できないことは何もない神出鬼没の四次元大怪盗、が小説から飛び出してさぁ大変。世界中でハチャメチャな事件が起きるという物語。

    井上ひさしさん風の言葉遊びと風刺に富んだ作品でした。

    小説「ブン」が大ヒットとなり、生原稿からだけでなく、増刷された本からもブン...続きを読む
  • 巷談辞典
    井上さんが四字熟語をもとにエッセイを書くという連載もの。

    井上さんらしいウィットにとんだ文章で非常に面白かったです。
    若干、下ネタが多いのには辟易しましたが、その点を除けば良かったと思います。

    井上さんのダジャレ(語呂合わせと言った方が良いか?)の妙はいつ読んでも、素晴らしいものです。
    朗読して...続きを読む
  • ブンとフン
    「それからのブンとフン」をみにいった物販コーナーにて購入。
    ちなみに、帯に市村正親さんのサインがあるものを買えました♪

    舞台とはまたラストが違うんだけど、
    舞台は、原作に+αされていたので、それが「『それからの』ブンとフン」だったのかな。

    でもどちらも、本質もディテールも同じでした。
    昔にかかれ...続きを読む
  • 一週間
    井上ひさしさんの遺作。連載小説であったとのこと。戦時中共産党員出会った主人公が、自分を陥れようとしたスパイMを追ってロシア二割ったところ終戦を迎え捕虜となる。捕虜となったある日呼び出されると、捕虜向けのプロパガンダとして作っている『日本新聞』なるものの編集室で働かないかと呼び出されるところから物語は...続きを読む
  • ふふふふ
    『ふふふ』に続く井上ひさしさんのエッセイ本。
    外交のこと、憲法のこと、世襲のこと等について考察が書かれている。
    考え方の参考にしたいことも多いので、また読み返したいと思う。

    何よりも心打たれたのは「母への二通の手紙」。
    ドイツの赤ちゃんポストに子供を預ける際に、母親が受け取る手紙の文面が紹介されて...続きを読む
  • 一週間
    息もつかせぬどんでん返しの連続。
    故井上ひさしの連載小説をまとめたもの。

    井上ひさしは通常、連載小説が一冊の本として刊行される際には修正、書き下ろし作業を行なったそうだが、
    本作は遺作のため連載時のまま。
    ラストがあっさりしているのは、そのせいかもしれない。
    もし彼の寿命が伸びていたら、と考えざる...続きを読む