井上ひさしのレビュー一覧

  • 四千万歩の男(三)

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    北海道の測量を終え、帰る道すがら
    今度は探検隊員たちの身の上にさまざまなことが起こる。

    御上の測量方という身分のために政治に巻き込まれたりといそがしい。

    相も変わらず分厚いのにあっという間に読み終わってしまう面白さ。

    今回は江戸帰郷後のお栄の挿話もあって
    すこし目頭が熱くなる。

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    2009年10月04日
  • 青葉繁れる

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    井上ひさしさんらしい、爽やかな青春小説。
    よくある痛い感じの青春ではなくて、ほろ苦さはあるものの、読後感はさっぱり。
    こういうの書きたいなー。
    方言がいい味だしてる。男子校、女子校とか。
    芸妓のお姉さんとか、高校の先輩のラーメン屋とか、隣の元少佐とか、アメリカ人の少将夫人とか、女子校の狐先生とか。
    キャラがいいのは、演劇出身の井上さんならでは。忘れた頃に再登場して、見せ場を作るキャラたち。
    「青葉」のイメージもすごくいい。青春の青、仙台の青葉城の青、若者の青。

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    2009年10月07日
  • 太鼓たたいて笛ふいて

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    何年か前に読んだ。
    井上ひさしの、評伝風の戯曲って面白いんですねー。
    ほかの戯曲もぜひ読んでみたいです。

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    2009年10月25日
  • 私家版 日本語文法

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    文章を書くことに意識的になった頃読んだ文章についてのエッセイ。
    分かりやすくて面白くて役に立った。

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    2009年10月04日
  • ロマンス

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    チェーホフとその周辺の人々を描いた井上ひさしの脚本。こまつ座公演の写真や手書きの原稿も満載されていて、楽しい仕上がりになっている。

    「チェーホフ劇の本質は喜劇、しかも娯楽性に富むボードビルにある」というのが井上の主張。

    第2幕13の「病床の道化師」のトルストイらとの掛け合いからオリガの愛称をたたみかけて呼ぶシーンまでが特によい。

    きちんとチェーホフを読んでみようかという気にさせられた。舞台も観てみたい。

    ノーイメージなので、和田誠の表紙絵が紹介できなくて残念。

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    2009年10月04日
  • 人間合格

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    『人間失格』などをベースにした太宰治の生涯。
    語呂合わせのよい掛け合いが特に軽妙だった。

    作成日時 2007年08月13日 18:32

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    2009年10月04日
  • 四千万歩の男(五)

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    最後はきっとお栄に再会すると思っていたのに、妙に期待させるラストじゃないかーーー! 続編はいつ? それにしても、登場人物一人ひとりが、ほんとうに艶っぽいね。

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    2009年10月04日
  • 四千万歩の男(二)

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    アイヌの地で次から次へと騒動に巻き込まれながら歩く忠敬一行の珍道中。実におもしろい。飽きさせない。読み進むのが愉しくてしかたがない。

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    2009年10月04日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    勉強はし続けながらも、誰かに伝えることも同時にしなくてはならないと思う今日この頃。誰かさんに勧められる1冊です。

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    2009年10月04日
  • 四千万歩の男(一)

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    忠敬の愚直さは暦学に限ったことではない。見るもの、聞くもの、一つひとつに対して曇りなき眼でこれを受け止め、己の信にしたがって身を処する。その愚直さに心を打たれる。
    このあとアイヌに入った忠敬らの行く末は。。。

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    2009年10月04日
  • 私家版 日本語文法

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    余談はとても面白いのに、肝心の文法論になると途端に睡魔に襲われて……(^_^;)すいません、眠れない夜に活用させてもらってますっ。

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    2009年10月04日
  • ナイン

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    知り合いに貸すと、「教科書に載ってたよね」と言われました。
    そうだっけ?
    井上ひさしの中ではかなり読みやすい1冊。
    「ブンとフン」「吉里吉里人」もオススメ

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    2009年10月04日
  • 百年戦争(下)

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    井上ひさしの作品のなかでは、かなり知名度が低いが、かなり面白い。神学小説としての側面があり、著者の思想がはっきりと現れている。自分の宗教思想にも影響を与えてくれた作品。
    「神仏の存在は人間の想像力に由来する」

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    2009年10月04日
  • 十二人の手紙

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    手紙を通した12篇の物語
    どんでん返しに慄くものやホロッとくるものなど、素敵な作品もある。
    その分エピローグに関しては「もう少し詰め込めたんじゃないか?」と物足りなく感じてしまった。

    『赤い手』『鍵』『桃』が個人的に好きだった。

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    2026年04月09日
  • 盗む男 ミステリ短篇選

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    「捨て子」が特に面白かった。
    孤児院で育った作家の主人公小松と、タクシー運転手の篠原。
    学生時代に日記を書き合っていた2人だったが、英文日記ということもあり、小松は似たような内容で書き、一方篠原は早々に日本語に戻し、詳しい日々の内容を書き付けていた。

    小松が少年時代のことをエッセイや小説に書かなければいけなくなると、篠原に日記を見せてくれるよう依頼する。
    タダで見せてもらうのが忍びないので、タクシーを走らせている間に閲覧し、走行料金を支払う、という取り決めになった。

    よく思いつくなぁ。

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    2026年04月07日
  • 秘本大岡政談 ──井上ひさし傑作時代短篇コレクション

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    単行本未収録の時代小説集。

    収録作品
    「秘本 大岡政談」
     「花盗人の命運は」
     「焼け残りの西鶴」
     「背後からの声」
    「いろはにほへと捕物帳」
    「質草」
    「合牢者」
    「帯勲車夫」

     

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    2026年02月12日
  • 父と暮せば

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    ネタバレ

    大分で年末上演があるという。
    大分弁が胸を打つ。
    知人の紹介で読んだ。
    父はこの世の人でない。途中気がついた。そしたら主人公も生きているのかわからなくなった。
    原爆瓦がぎぎぎざで、愛するものたちを,原爆で失う。ううう。つらいけどみんなに読んで欲しい本。

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    2025年12月30日
  • 十二人の手紙

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    手紙って感情こもっちゃう
    気持ちが存分に現れる

    伏線回収というか復習しちゃった
    1話目の衝撃
    今も昔も男と女ってどうしてこう、、
    そうなっちゃうのかな

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    2025年12月07日
  • 十二人の手紙

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    書簡形式の12のミステリ。
    不穏な雰囲気漂う手紙やメモや届書きの数々で浮かび上がるストーリー。
    一瞬で耳や目を使ってコミュニケーションが取れる世の中と違い、文章で進む世界はじれったかったり不完全だったり、そこが楽しめるのがこの本の醍醐味。

    物語それぞれのラスト数行で
    えー!そんな…
    なーんだ、良かった
    うわ、そうなるか。
    など気持ちが動かされる。

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    2025年10月15日
  • 東慶寺花だより

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    初、井上ひさし。
    時代小説作家さんかと思ってたけどそうでもないのかな?
    この本はもちろん時代もの。

    時は江戸時代、夫と離縁するための最終駆け込み寺、東慶寺の話。
    昔の人はよく知りもしない人と若いうちに結婚して添い遂げてすごいな〜なんて思っていたけど、普通にめっちゃ離婚してたらしい。笑
    ただ役所に届けてハイ離婚、なんて事はなくちょっと手間。
    特に女は男よりハードル高い。

    駆け込み女(たまに男)のそれぞれの話の連作短編。
    15人分もあるけど1話20ページくらいだからさっくり読みやすい。
    それぞれに桜の章とか藪椿の章とか、花の名前がついてるのが良かったな。
    離婚の話だから男女の憎み合いとかどろど

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    2025年07月19日