井上ひさしのレビュー一覧
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井上ひさし最後の長編小説である。舞台設定が何ともユニークである。後半、息詰まるようなどんでん返しの連続で、ジェフリー・ディーヴァーも真っ青である。ちょっとした、お色気もあり、ユーモアもあり、歴史や政治の勉強にもなる。最後は拍子抜けであるが、何か意図があるのだろう。Posted by ブクログ
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世の中は村上春樹さんですが、私は井上ひさしさんを読んでいます。
関東軍60万人ものシベリア抑留のからくりが独特のユーモアある文体で暴かれます。
就寝前の良質の読者で良い眠り。ゆっくり読み進めます。Posted by ブクログ -
コメディタッチで非常に読みやすい。
これでもかというくらいの例え文句を並べるのも新鮮で面白かった。
間抜けなお人好し、こんな人のお話しは小説だからこそ味わえる。
ラストがどうなるかと思ったら予期してなかったものだった。Posted by ブクログ -
おもしろい。りくつぬきに、おもしろい。何なんだろう。すべての登場人物がすべてやさしいからだ。美津江さん、おしあわせに。明日は私の娘の彼があいさつに来る。どうやっていじめたろうか?!Posted by ブクログ
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「私家版 日本語文法」が面白かったのでこちらも購入した。「日本語文法」ほどの読みやすさはなかったが、他の著者の「文章読本」・小説・評論などが多数引用され(海外の文献も豊富に扱われている)、より深い内容となっている。自分の文章にこの本の教えを生かすには二読・三読が必要なように思う。Posted by ブクログ
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おもしろかった。
1日でさらっと読めた。講義をまとめたものらしく、確かに脱線するところもあったがそれ込みでおもしろかった。魅力的な講義らしく。
井上さんのほかの著書を読もうと思う。
メモせずに読んでしまった。怠慢。
さっと読めるから再読しよPosted by ブクログ -
ただ測量を無事に終わらせたいのに、色々なしかもあまり測量と関係ないところからからまれていく忠敬が不憫ですが、それが面白かったりします。
蝦夷の測量の大変さが要所でわかりました。Posted by ブクログ -
上智での"日本語を取り上げた講演"を文章にしたもの。
講演だから、ほどよく逸れつつ「日本語とは」を簡潔に。
ただ、まとまっているとはいえこれだけで「日本語とは」は語れない。
日本語研究・興味のきっかけになるといい、くらいか。Posted by ブクログ -
文庫版(全3巻)で読む。
主人公である作家の視点で東北の村・吉里吉里の日本からの独立騒動を描く。
全体的にテンポは良いが、主人公のバカさ加減には多少イラつくことも。
震災後の被災地に対する政府や東電の対応を見ていると、本作はただのフィクションでは納まらない気がしてくる。Posted by ブクログ -
短編集。
掌編=手のひらにのるような、話もあれば、深く余韻を残す作品もある。
人生とか、優しさとか、そんなイメージが浮かび上がってきます。
「新宿まで」、「会話」、「握手」が印象に残りました。あと、おじいちゃんたちの話や、ちょっとしたことで運命が変わってしまう話も。Posted by ブクログ -
生きる為と言いつつ珍妙なアイデアをだしては、しくじってばかりの3人組と、苦り切りながらも突き放せず後始末に走り回る神父さん。
そこでどうしてそうする!ってツッコミどころ満載の3人組も面白いけど、神父さんも3人組に困惑しつつも突き放せず、強く叱責もできず、大らかというかゆるいというか優しいというか。な...続きを読むPosted by ブクログ -
シンプルなのに シンプルだから?深い
情報をどんどん入れて知識になり
知識を集めて知恵をつくっていく
どんな仕事もきっと同じはず
自分が使いこなせる言葉でものを考えるということ
意味をきちんと理解せず討論をしものを考えていくといいかげんな理論構築や結論が生まれてしまうPosted by ブクログ -
憲法記念日に憲法に関する新聞記事を読んでいたら、妻から差し出された一冊。
「子どもに読み聞かせる」という視点で日本国憲法の序段と第9条を主題に作られているが、本書の最後には、日本国憲法全文が掲載されていて、大人が読んでも十分に勉強になる。
これまで、日本国憲法の特徴である「戦争の放棄」が、どうして第...続きを読むPosted by ブクログ