井上ひさしのレビュー一覧

  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

    Posted by ブクログ

    この本は、井上ひさしさんが読みやすくわかりやすく書いてくれていてとてもありがたい本だと思います
    子どもだけではなく、多くの大人も読んでほしいな
    もちろん政治家の皆さんにも(^^)
     この先の生き方を、腹の底から選び抜く力を与えてくれるような、成長させてくれる本でした(^-^)

    0
    2026年03月12日
  • モッキンポット師の後始末

    Posted by ブクログ

    この本があまりにも面白くて、でも漢字がスラスラ読めないことがもどかしくて、ついに漢字検定1級合格を目標に勉強を始めました。
    まさか自分の人生で「朦朧」を漢字で書いたり、阿爺下頷の意味がスッと分かるようになるとは思わなかった。
    まじでサンキューモッキンポット!勝手に生徒のきもち。

    0
    2026年02月24日
  • 十二人の手紙

    Posted by ブクログ

     書簡小説の短編集です。
     その中に忘れられないお話があります。
     お役所や学校などに出す届出の書類だけで綴られた前沢 良子(まえさわ りょうこ)さんという女性の一生のお話です。「赤い手」というお話です。

    1 出生届
    2 死亡届
    3 死亡診断書
     良子さんは昭和20年4月1日に千葉県市川市で私生児として生まれます。お母さんは出産の際に亡くなりました。

    4 転入届
     良子さんは生まれて半年で仙台市のキリスト教系孤児院に引き取られます。

    5 欠席届
     良子さんは冬には両手両足に赤切れができるたちで、ズック靴がはけなくて学校に行けませんでした。小6の冬でした。皆勤賞を逃しました。

    6 洗礼証

    0
    2026年02月24日
  • 十二人の手紙

    Posted by ブクログ

    劇作家として、演技する人間の種々相を活写しつづけている井上ひさし氏が、人間の演技性の表現に最適のこの書簡体形式を小説に採り入れたのは、いかにも納得できることだ。

    0
    2026年02月15日
  • 十二人の手紙

    Posted by ブクログ

    名作だと思う!!めっちゃ面白かった!
    手紙を書かなくなってしまった現代だけど、手紙だからこその良さが詰まった本だった

    0
    2026年01月18日
  • 父と暮せば

    Posted by ブクログ

    ユーモアに溢れていて、広島弁でゆっくりと進んでいく物語。ここにじんわりと写された苦しみと痛さと、自分なんかが幸せになってはいけないという葛藤。その痛みを忘れないための大切な一冊。

    0
    2026年01月15日
  • 十二人の手紙

    Posted by ブクログ

    1977年から78年に連載されたもの。時代設定は応じて古いが、世代的には十分理解できる程度の古さ。13篇すべて手紙の形式のみで綴られる小説。(一部、手紙ではなく、公文書や戯曲だったりするが、ほぼ書簡形式)

    多くは、ミステリーの要素を含むどんでん返しで、エピローグではほぼ全ての登場人物が登場して、連作短篇のテイストも楽しめる。

    井上ひさしさんがこういう作品をものするひととはつゆ知らず、たまたま手に取った本だったけれど、大当たりといって良いのではないだろうか。

    全作品ハズレなしだったが、1番面白かったのは、「ペンフレンド」。オチも秀逸だし、オチを知ってなお知らぬふりをする本宮弘子のしたたかさ

    0
    2026年01月03日
  • 自家製 文章読本

    Posted by ブクログ

    1984年刊。
    谷崎、志賀、川端、三島、野間、鶴見、丸谷……。井上ひさしがいろんな文章読本を読みながら、文章について考える。いわばメタ文章読本。
    随所で出てくるのは、格調の高い文章を重んずる三島由紀夫。メインターゲットはこの読本。たとえばオノマトペ。三島は、鷗外がオノマトペを極力使わなかったので、文章が格調高いものになったと主張するのだが、井上は鷗外が効果的にオノマトペを使っている例をいくつもあげている。
    認識や記憶のプロセス、注意容量、短期記憶のスパンなどの点から、文章を考察している章はみごと。当時の専門的な研究者(認知心理学者)でも、ここまでわかりよくは書けないかも。
    丸谷才一の文章読本に

    0
    2025年11月26日
  • 新釈遠野物語

    Posted by ブクログ

    遠野旅行をした折、土産店で本書を購入。安野光雅のカバー画もよい。

    旅を終えてからも遠野の箱庭的魅力をじんわり味わえる、いい物語。「新釈」というのは言い得て妙で、遠野物語を下敷きにしつつもまっさらの物語世界を構築していて夢中で読んでしまった。

    際どいお話ばかりなので(1話目がいきなり下ネタオチで、こりゃあすごいなと思ったら回を重ねるごとにそのすごみが増して、二重に驚いてしまった)、お子様にはあまり勧められないが、遠野で語り継がれていた民話も本来はこれくらい生々しいものだったのだろう。エリート官僚・柳田國男の味付けで文学性が増し、今は子ども向け絵本も出ているくらいだが。

    遠野物語の中では私は

    0
    2025年11月22日
  • 父と暮せば

    Posted by ブクログ

    著者の言う、「劇場の機知」とやら、1人の葛藤した感情を、二役、ここでは娘と原爆によって亡くなった父親として、会話させている。そうすることで、原爆によって父親を亡くした娘の、生活する上での、幸せに生きたい、と、酷い過去を背中に縛っていかなければならないと言う思いを、分けて、娘に感情移入しやすいようにしている。

    この劇とかあったら、見てみたいなー

    広島言葉の文体がおもしろかった

    戦後の恋のお話

    0
    2025年09月27日
  • 十二人の手紙

    Posted by ブクログ

    読めば分かるこのすごさ!

    こんなにゾクゾクする連続短編小説、読んだことないです。(ただ私、読書量そんなに多くないのですが)

    プロローグとエピローグを除き、11の短編それぞれバラエティーに富んでいて、手紙の形式をとっているのが特徴。手紙文に溢れる人間模様が濃厚です。男女間のドロドロとした残酷な部分、「ALWAYS 3丁目の夕日」的な、昭和の郷愁を誘う部分が入り混じり、そこにひねりが加えられ・・・・

    次にどんな話がくるのか知りたくて、最後の方はノンストップでした。短編ごとにエッと驚くようなオチがあり、エピローグでまた、驚きの結末が待っています!

    0
    2025年09月02日
  • ふかいことをおもしろく 創作の原点

    Posted by ブクログ

    井上ひさし氏の生い立ちの記。言葉への向き合い方、豊かな語彙力や想像力、反戦への強い決意…苦労体験を無駄にしないポジティブ思考の持ち主。彼は謂う。『本とは、人類がたどり着いた最高の装置』だと。今後、増々デジタル化が進もうと『本を手放さない』『大事にしたい』とも。小説家・井上ひさし氏の真摯な姿に共感。

    0
    2025年09月02日
  • 「けんぽう」のおはなし

    Posted by ブクログ

    たくさんの人に読んでほしい絵本。『きみは世界でたったひとり。だれともとりかえがきかない。だからだいじ。一人ひとり、みんなだいじなのです。』
    最後に井上ひさし氏に宛てた大江健三郎氏の言葉も心に温かく響きました。

    0
    2025年09月02日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

    Posted by ブクログ

    「憲法は『この国のかたち』」
    「個人の尊重とは、この世に生まれたひとりひとりが自分であることを尊んで、自分が自分でなくなることをおそれること」
    「日本国憲法は、人類の歴史からの私たちへの贈り物であり、しかも最高傑作だと私は信じています。日本国憲法の力で、世界中の問題を解決することができれば、私たちは人類の歴史に、まことに大きな贈り物をすることになるのではないでしょうか。」

    0
    2025年08月04日
  • ナイン

    Posted by ブクログ

    精巧に造られている。気が付けてない伏線や想像できてない登場人物の心情が山盛りあるんだろうな。みんなで読んで感想会を開きたい一冊。

    0
    2025年06月16日
  • 言語小説集

    Posted by ブクログ

    井上ひさしさん、教科書以外では初読み。
    読みやすいしわかりやすい、ユーモアと不思議な世界線。
    読み進めていくうち、どんどん日本語の魅力に引き込まれていく。

    括弧の恋が特に好き。
    記号の擬人化。
    異色な視点だけどすんなり物語の中に入り込めてしまう。
    これからは活字を目にする度、このお話の登場人物(登場記号物?)が話している様を思い浮かべずにはいられないかも(˶⌒ワ⌒˶)

    0
    2025年06月03日
  • 東慶寺花だより

    Posted by ブクログ

    北鎌倉にある東慶寺のお話。時代小説というのは初めて読んだけど意外と面白かった。
    表紙やあらすじから受けるイメージとは違い、コメディタッチのお話だった。

    縁切り寺として運営されている江戸時代の東慶寺で、医者見習い兼駆け出しの作家として暮らしている戯作者から語られる。
    温かく優しい語り口で夫婦のいざこざが収束していくまでを連作短編形式で描いていた。

    この温かい彼の眼差しで鎌倉での営みが描かれていてとても心地よかった。

    0
    2025年02月24日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

    Posted by ブクログ

    分かりやすく日本国憲法について書いてあって、改めて日本に生まれてきて良かったなと思った。80年前に作られたこの憲法があるってすごい。だから、日本は平和であるし、安全に安心して暮らすことができる。誇りをもって、世界の人に日本国憲法の良さを伝えていきたい。

    0
    2025年02月18日
  • 父と暮せば

    Posted by ブクログ

    随分前に映画版を観たけど、ほとんど内容は忘れていた

    今回、読書会でのテキストになったので読む事に…

    広島の被曝の話だけど、とっても暖かい内容。魂の救済の話

    お父さん、優しすぎる

    戯曲だけど、とても読みやすかった

    0
    2025年02月08日
  • 父と暮せば

    Posted by ブクログ

    とても読みやすい戯曲。そして救済の話。
    広島の原爆で生き残ってしまった苦しみとそこからの再生の物語になっている。
    このテーマは近年でいえば東日本大震災で助かった残された者の悲しみにつながっている。亡くなった人の分も自分の人生を生きなければならないと分かっているのに、出来ない。その苦悩に寄り添い、最後に勇気と笑顔を書いてくれた。

    0
    2025年01月06日