井上ひさしのレビュー一覧

  • 組曲虐殺

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    重たい内容なのに、
    軽妙にテンポよく
    時にはユーモラスに
    描かれています。

    お芝居が観たくなりました。

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    2012年10月01日
  • 吉里吉里人(上)

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    「吉里吉里人(上・中・下)」井上ひさし
    ”全体小説”。特になし。


    いや、っていうかレビュー書けないや。
    自分が今まで読んだ小説の中で確実に5本の指に入る内容量の圧巻。
    感動系でもなく純然たるSFでもなく文学でもなく、なんだろ。
    とにかく読んだら読んだで(良くも悪くも)読み疲れる大作かと。
    異常です。あわわ、間違えた。以上です。

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    2010年12月12日
  • ブンとフン

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    小学生の時大好きだった本。ふと目について読み返してみたら、やっぱり面白い。けど、小学生の時には思わなかったことを考える様になっていた。軽くて深い、井上先生の傑作。

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    2010年12月05日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    日本人として忘れたくないことを、宣言として憲法にしているのだ。
    ということを、教えてくれる本。
    終戦記念日にみんなで群読でもしたい。
    こころにひびく言葉と絵で伝えてくれる。

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    2010年11月18日
  • モッキンポット師の後始末

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    戦後の極貧時代の日本を舞台に、喰うため生きるためなら何でもやっちゃう貧乏学生3人組の姿を描いた喜劇。彼らの起こす珍事の尻拭いを渋々ながら毎度請け負うのは関西弁の外国人、モッキンポット神父。やってることは犯罪級なんだけどどこか憎めない3人組ととっても人間臭い神父のやり取りが魅力的。勉強ですさんだ気持ちもこれを読めば爽快になること間違いなし。主人公たちのような学生生活にどこか憧れてしまいます。

    (九州大学 学部生)

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    2010年10月13日
  • 私家版 日本語文法

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    何となく使っている日本語の「ああ、そういえば!」という点を突かれる面白い本である。愉快な例文が分かりやすい。ここに取り上げられている本や著者を芋づる式にたどり、身近にある母語を見直そう。

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    2010年06月28日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    井上ひさしによって、とても優しい言葉で解説された日本国憲法。
    一応子ども向けということなのだが、これはむしろ大人がよく読んで、それから子どもに伝えるべきものなのだろうな。
    個人的には、これがもっとも正しい憲法解釈だと思うし、そうであって欲しいし、そうあるべきだと思う。

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    2010年05月27日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    いわさきちひろさんの絵で心が和みます。

    憲法の大切さを子どもたちに伝えたいと、井上ひさしさんが、

    小学生たちに向かって実際に話した内容を再録した本です。

    憲法に書いてあることを噛み砕いて解説しています。

    「お話  憲法って、つまりこういうこと」

    日本国憲法のもとになっている考え方、重要な条文の内容など、

    井上ひさしさん風にアレンジして伝えます。

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    2010年05月03日
  • モッキンポット師の後始末

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    小学生の頃読んで、あまりに面白くて続編も直ぐ読んだ。
    でも、モッキンポット神父がどうしたのか内容はもはや思い出せず。

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    2010年03月15日
  • 四千万歩の男(二)

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    第一巻を読み終えたのは随分と前だった。
    これから蝦夷地に足を踏み入れるというところで終わっていたのだが、
    今回も色々な事が起こる。

    アイヌの人々と本州からきた人々
    幕府と松前藩
    さまざまな二極対立の構造のなかにも、
    必ずその両方の間にたち、
    客観的に見る目がある。
    それが伊能忠敬であり、読者でもある。

    アイヌが出てくると高校時代の公民の先生を思い出す。
    一生懸命にアイヌのことを教えてくれたっけ。

    この本が面白いのは、
    史実が基盤となっていて、
    にもかかわらず内容が古くないところだ。
    本当に毎日わくわくしながら読みすすめた。

    1巻では伊能忠敬が測量の旅に出る

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    2009年10月04日
  • 四千万歩の男(一)

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    面白い。
    江戸ものはもともと好きだけれど、
    伊能忠敬ときちゃぁ、もう読むしかない。
    それを井上ひさしが書いているという面白さ。

    土地柄や歴史や、小話や、
    とにかく面白い要素が盛りだくさん。
    井上ひさしの伊能忠敬像も期待を裏切ることなく
    愛すべきもの。

    旅の続きが楽しみ。
    次号で蝦夷入り。

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    2009年10月04日
  • ムサシ

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    『井上戯曲の最高傑作!』と豪語するだけのおもしろさ。近々、公演された舞台の放映がWOWOWであるとのこと。嬉しい。大好きな女優、白石加代子さんが木屋まい役らしいが、これまた嬉しい。

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    2009年10月07日
  • ふふふ

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    久々の井上ワールド。45のエッセイのどれもが切っ先鋭い。特に感銘を覚えたの筆者の原体験「万引き」。ここに登場するおばさんのような人は今の時代にはもう存在しないように思われるけど、でもこのような余裕のある生き方をしてみたいものである。

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    2009年10月07日
  • ナイン

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    著者自身の目線で日常を描いた短編集。『春休み』は幼い兄弟の家出の背景が、『新宿まで』は東京の都営バス車内でのやりとりが、そして『握手』では孤児院の修道士との最後の会食の場面が鮮明に浮かんでそれぞれ胸に迫るものがありました。

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    2009年10月04日
  • 青葉繁れる

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    07/06/13読破!!
    07/02/19母の誕生日に買った中で、母が読んじゃってた奴。
    かなりあとから読んだ。

    内容は、一言で言うとかわいい女の人を見つけるたび妄想してばっかりいる感じの中学生が、男女のことの複雑さとか、理由のいらなさを学んでってる時期の話?。
    憧れの女性が、家庭持ちのはげの校長に心底ほれ込んでいたり。
    憧れのマドンナは近づいたかと思ったら、興味がなかったことが分かりやすいように消えてしまったり。
    知恵遅れの同級生は、金をつかまされて強姦され妊娠してしまい、
    相手にしていなかった女子が好意を見せたため?気を使って?襲おうとしたら、鋼鉄だったり。
    教頭が語る、昔の六年生と恋仲

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    2009年10月04日
  • 太鼓たたいて笛ふいて

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    とにかくト書きが素敵。「(全世界の愛を込めて)おかえりなさい。」とか、そこだけで涙があふれた。温かい戯曲です。同じ林芙美子を描くんでも、『放浪記』と読み比べると色んな描き方ができるんだなと思いました。

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    2009年10月07日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    塾の生徒に借りました。井上ひさしさんの新訳いいです。なんだか、かっこいい憲法です。いや、ほんとは憲法ってすごくかっこよくて、素敵なもんなんじゃなかろうか。

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    2009年10月04日
  • モッキンポット師の後始末

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    氏の作品は大好きでかなり読んでいる方だが、芝居の台本に良いモノが多い。『吉里吉里人』も捨てがたいのだが、個人的な思い入れでこの作品を取り上げた。学生生活に面白味があった時代の話で、3人の登場人物といかにもなフランス人神父モッキンポット師の織りなすドタバタは質の高いスラップスティックを見るようだ。

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    2009年10月04日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    我が敬愛するエンターティナー、「憲法くん」のネタを持つスタンダップコメディアンの松元ヒロさんから紹介していただきました。
    井上ひさしさんが、日本国憲法の前文と9条を「口語訳」した文章をいわさきちひろさんの絵が彩っています。
    いいよ、これ。こんなにあったかい文章だったんだなーって改めて。日本国憲法って、ステキです。憲法改正するとかしないとか論ずる前に、もう一度読み直してみませんか?

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    2009年10月04日
  • 四十一番の少年

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    人の数だけある日常に良し悪しの評価はつけられない。強いられたものとどう暮らしていくか。泣いても解決しない現実。

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    2009年10月04日