井上ひさしのレビュー一覧
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北海道の測量を終え、帰る道すがら
今度は探検隊員たちの身の上にさまざまなことが起こる。
御上の測量方という身分のために政治に巻き込まれたりといそがしい。
相も変わらず分厚いのにあっという間に読み終わってしまう面白さ。
今回は江戸帰郷後のお栄の挿話もあって
すこし目頭が熱くなる。Posted by ブクログ -
最後はきっとお栄に再会すると思っていたのに、妙に期待させるラストじゃないかーーー! 続編はいつ? それにしても、登場人物一人ひとりが、ほんとうに艶っぽいね。Posted by ブクログ
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忠敬の愚直さは暦学に限ったことではない。見るもの、聞くもの、一つひとつに対して曇りなき眼でこれを受け止め、己の信にしたがって身を処する。その愚直さに心を打たれる。
このあとアイヌに入った忠敬らの行く末は。。。Posted by ブクログ -
井上ひさしの作品のなかでは、かなり知名度が低いが、かなり面白い。神学小説としての側面があり、著者の思想がはっきりと現れている。自分の宗教思想にも影響を与えてくれた作品。
「神仏の存在は人間の想像力に由来する」Posted by ブクログ