井上ひさしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初、井上ひさし。
時代小説作家さんかと思ってたけどそうでもないのかな?
この本はもちろん時代もの。
時は江戸時代、夫と離縁するための最終駆け込み寺、東慶寺の話。
昔の人はよく知りもしない人と若いうちに結婚して添い遂げてすごいな〜なんて思っていたけど、普通にめっちゃ離婚してたらしい。笑
ただ役所に届けてハイ離婚、なんて事はなくちょっと手間。
特に女は男よりハードル高い。
駆け込み女(たまに男)のそれぞれの話の連作短編。
15人分もあるけど1話20ページくらいだからさっくり読みやすい。
それぞれに桜の章とか藪椿の章とか、花の名前がついてるのが良かったな。
離婚の話だから男女の憎み合いとかどろど