井上ひさしのレビュー一覧

  • 黄金の騎士団(下)

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    実は、早老症の天才少年を核とする少年だけの投資家集団だった“黄金の騎士団”。彼らの目的は、莫大な資金を元に、子どもが自治するユートピアをつくることだった。ところが、シカゴ市場で快進撃を続ける“騎士団”の前に、世界的な大財閥オッペンハイマー家の総帥が立ちはだかる。未完の痛快経済小説!

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    2014年06月16日
  • 黄金の騎士団(上)

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    地上げの脅威に晒される、四谷の孤児院「若葉ホーム」。肩を寄せ合って暮らす6人の少年たちの元に、ある時から“黄金の騎士団”と名乗る謎の人物名義の生活資金が届けられる。認知症で徘徊癖のある院長先生に代わって、目付け役になったホームのOB外堀公一は、“騎士団”の驚くべき正体を突き止める!?

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    2014年06月16日
  • 一週間

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    ネタバレ

    書評などでさかんに引用されている「レーニンの手紙」は物語の半ばにならないと出てこない。しかしそれまでだって(いやむしろそれまでが)十分に面白い。シベリヤの厳しい寒さのリアリティ、旧日本軍の上下関係をそのまま持ち込んだ収容所の理不尽さや、戦陣訓を国際法に優先させて部下の待遇をソ連任せにする関東軍トップへの痛烈な批判、戦前の地下共産党伝説のスパイMの行方など、夢中で読ませる。さあそれらが後半でどう本筋に絡まっていくのか、という期待は、しかし残念ながらやや未消化のまま終わってしまう感がある。それでも悪役含め人間存在に対する著者の暖かいまなざしがいたるところユーモア溢れる描写に現れていて、プロットを読

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    2014年03月01日
  • 黄金の騎士団(上)

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    孤児院で育った主人公が就職したばかりの会社(新人研修中)から脱出、うまれ育った孤児院に帰るが傾いた孤児院に謎の寄付金が舞い込みドタバタの展開へ…

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    2014年02月08日
  • 四十一番の少年

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    三つの短編どれもが、孤児院に身を置く子供の話。井上ひさし自身が孤児院の出身なので内容にはリアルな部分も含まれていたと思われる。全ての場面に物悲しい子どもの強さがある。

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    2013年11月14日
  • ナイン

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    子供の夏休み読書感想文で指定されていた本です。読んでみてびっくり。思いっきりR18指定って感じの展開が随所に。表現は直接的でないものの、それを暗示する場面があちらこちらに登場。これで良いのか?と思わせられました。安心できるはなしは後半に多く、「新宿まで」、「会食」、そして感謝一杯の「握手」は良かったです。表題作の「ナイン」も良かったな。あとは大人のはなしですよね。「太郎と花子」なんて、まったくの下ねたコントだし、「傷」もやばかったな。

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    2013年09月02日
  • モッキンポット師の後始末

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     青春群像劇としてそこそこ面白かった。各章のオチは弱い気がするが、それを補うモッキンポット師のキャラが際立っている。

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    2013年08月14日
  • 四千万歩の男 忠敬の生き方

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    5/19に誕生日を迎えた時の誕生日記念読書の1冊。56歳になった私は、あの地図で有名な伊能忠敬が、婿養子で財を成し、実は隠居になった56歳から日本地図を作るために全国を歩いたと聞いて、その生きざまをぜひとも読みたかったのです。まあ、とにかく商売では、そこまで財を成したのだからあくどい面もあったのかもしれないけど(笑)、自分の歩幅で正確な日本地図を作ると言うのは、まさに愚直そのものです。私なんか今から「日本を歩いてまわって地図を作ってね」って政府から言われてもお断りするから(笑)

    この本は井上ひさしさんの「四千万歩の男」の外堀の本です。本丸はやっぱりその本を読まないといけないけど、ちょっと長い

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    2013年05月25日
  • 四十一番の少年

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     「四十一番の少年」「汚点」「あくる朝の蝉」の3編を収録。いずれも孤児院に入れられた少年がさまざまな不条理の中でもがき苦しむ姿を描く。どの作品も暗く、救いがない。解説によれば作者の自伝的要素が濃いという。ふと思ったのは、同じような「不幸な少年時代」を経験しても、井上ひさしと、渡邉美樹や橋下徹らとの分かれ道は何だったのだろう?ということ。

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    2013年01月30日
  • ナイン

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    『吉里吉里人』を昔読んでおもしろかったので購読。野球チームのナインのその後をえがく短編集。
    そこはかとなく昭和の空気が漂いほっとする。特に『握手』は教科書に載った作品だそうでじんわりやられる。

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    2012年11月23日
  • ふかいことをおもしろく 創作の原点

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    強烈な光を出す個は はっきりとした明と暗を生み出すのかもしれない。

    自分はひょこりひょうたん島の原作者が DVをしていたとしてしか、この方の人となりを知らない。舞台や放送作家として日本を明るく励ましていた方が どうしてDVをするのか この方の考え方を知りたかった。

    が・・ わからない
    色に狂う方 ギャンブルに狂う方 暴力も同じなのだろうか? 表現者や先駆者は何か悪魔との契約が必要なのか?

    本自体は ものすごく明るく判りやすかった ので 余計に寂しくなった。

    1日30冊は凄いな 本当に要点読みが出来ているのだろう 圧倒的なインプットだな・・ 

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    2012年11月18日
  • モッキンポット師の後始末

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    モッキンポット師と学生の友情にも似た不思議に親密な関係。
    随所にクスッとくる種が散りばめられていて最後まで楽しめます。
    あとがきまで読むとより味わい深い。

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    2012年09月25日
  • モッキンポット師の後始末

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    面倒見の良い 神父さんです

    3人がする 悪事を楽しんでさえいるようです。

    パチンコの話は いいんじゃないの??っておもっチャいましたけどねぇ~

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    2012年06月26日
  • シャンハイ ムーン

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    ながら読みで開いてもいつの間にか向き直って読んでる。派手さはないけど王道、「わかりやすい」し素直におもしろい。これは芝居のほうが数段いいだろうなあ。失語症のくだりのテンポよさが痛快だった、あれを役者の口で聞いてみたい。

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    2012年05月06日
  • モッキンポット師の後始末

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    新聞の書評欄から興味を持って。古き良き(?)昭和の香りむんむん。貧しさって、ある意味創造力の源なんだね…。

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    2012年03月20日
  • 井上ひさしの日本語相談

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    ネタバレ

    日本語に関する質問に答えるかたちで書かれているもの。もともと週刊朝日で掲載されていたものをまとめたもののようですが、詳しいことは書かれていないのでその経緯はよくわかりません。
    ことばの意味から形容動詞の捉え方。慣用句を訳すにはどうすればいいか?など質問は多岐に渡ります。
    普通に使ってしまっていたけど、その日本語は変だったのか、と気がつかされたり。言われてみれば・・・と改めて考えさせられたり。私ならば・・・と読みながら反論してみたり。もう少し大事にことばを使っていかなければ、と思わせてくれます。
    あと、個人的には「」の中の句読点(文末の。)の話が以前から気になっていたので解決できてよかったです。

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    2011年12月19日
  • 井上ひさしの日本語相談

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    ネタバレ

    意外と勉強してんだっ。意外と利口なんだ。てんぷくトリオのコントなんか書いたり ひょっこりひょうたん島を書いたり キャラでとぼけてるのか?
    この本自体はどうコメントしたらいいのかな~。評価しにくい。

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    2011年10月18日
  • ナイン

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    購入したのは3年くらい前だから、実際には再読。

    全てフィクションだと思うのだが、まるで私小説であるかのように思わせる。
    短編集であり、いくつかの作品は中・高等学校の国語の教科書に採用されている。

    じんわりする心暖まる話もあれば、世の中の世知辛さを感じずにはいられない話もある。
    きっと舞台は昭和30~40年代だろう。

    実際にはまだ生まれていないが、昭和ののんびりした、古きよき時代を感じさせてくれる一冊である。

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    2011年08月10日
  • 四千万歩の男(四)

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    随分まえに、(三)を読み終わっていて、
    (四)もかなり前から本棚で出番をまっていてくれていた。
    面白いから読んでいるので、続きを忘れてしまうことはなかったのだけれど、そろそろ前に進もうかと思い、手に取った。

    そもそも伊能忠敬がきになって仕方なかったので、
    佐原にいってみて、父からこの本の存在を聞いたのが読み始めたきっかけ。
    あまりにちゃんと読みたくて、井上ひさし自ら著した解説本のような文庫も買い、そこからきちんと読み始めたのだった。

    (四)は蝦夷地の測量を終えて江戸にもどった伊能忠敬が、
    再び測量の旅に出るところから始まる。
    今回は、俳句やら古文やらが多く、読み進みにくいのは確かなのだが、

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    2011年02月07日
  • ナイン

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    「握手」ルロイ修道士が秀逸。
    両手のひとさし指をせわしく交差させ打ちつける → 「おまえは悪い子だ」

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    2011年01月16日