井上ひさしのレビュー一覧

  • ムサシ

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    宮本武蔵にあこがれていた。彼のことなどほとんどしらないくせに。
    でも、この本(戯曲)で受け取ったのは、
    殺し合うな!生きろ!というメッセージだった。
    私も戦いがかっこいいと安易に思っていたのかな〜。
    初演は宮本武蔵:藤原竜也、佐々木小次郎:小栗旬だったらしい。
    見たかったな。

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    2010年09月15日
  • 吉里吉里人(中)

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     どんどん筆が乗る中巻。
     下ネタはいろいろギリギリなところまでエスカレートし、おかしな方向に転がっていく。
     特筆すべきは経過しない時間。

     中巻では吉里吉里国が独立してからまだ24時間やっと経つくらいである。時間の進み方に驚いた。
     吉里吉里語にも慣れてきて、面白くなってくる。

     農業批判の辺りがSFらしくて面白いなぁと思う。
     これ普通の現代ノンフィクションでやっても、生々しくなるばかりで面白くは読ませられないよね。きっと。

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    2010年09月14日
  • 組曲虐殺

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    井上ひさしの最後の戯曲。
    小林多喜二とその周辺。
    虐殺のあたりはさらりと書かれている。

    こういうテーマの作品をシリアスに描くのではなく、軽みを含んで表現できるのが井上ひさしの真骨頂だ。

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    2010年07月18日
  • 手鎖心中

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    第67回直木賞。
    ある大家の若旦那が絵草紙で一旗あげたいという夢を実現する話。
    しかし若旦那は手っ取り早く有名になりたいらしく、むりやり婿入り→吉原通い→離縁→お上批判→心中を画策する。
    のちの十返舎一九、のちの曲亭馬琴、のちの式亭三馬らが若旦那の世話を焼く。

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    2010年07月12日
  • 四千万歩の男(一)

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    ~<5> すごい業績だち思う。しかも50歳を過ぎてから始めた仕事。こつこつ積み上げることが大切だし、いくつからでも始めることが大切なんだと痛感。まだまだ、これからだ!!

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    2010年06月07日
  • ナイン

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    「ナイン」が教科書に載っていたこともあり気になって読んでみました。
    中学の時に「握手」を読んだ記憶がよみがえりました。
    少しずつ繋がっている感じが面白かったです。

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    2010年04月22日
  • 人間合格

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    そうなんだよね。
    そもそも人間に失格などないのですよ。
    どーやったら失格できるんだっちゅー話ですよ。

    思想もバックグラウンドも違う人間が友情を結ぶ。
    要するにそういうことのお話だと思うのですが、
    時代や社会や思想が移り変わっていっても、
    ただ一つ信じられる、変わらないものが「友情」だったという、
    ある意味では幸運な3人の男の話。
    主人公はもちろん某作家。

    なんやしらんがラストシーンに胸射たれた。
    いい戯曲だと思います。

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    2010年04月11日
  • 太鼓たたいて笛ふいて

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    知識不足で林芙美子といえば、放浪記、カフェー、女給、下落合在住、編集者を待たせる。といったイメージしかなかったけれど、戦争中従軍記者をやっていたのだなあと思った。舞台のことを大変遅ればせながら知って読んでみたんだけど。ちょっと作者の都合のいいように個人史を解釈しすぎかとも思ったけれど。けっこうおもしろかった。信じていたものが違っていた場合、後から見ればそのときいっていたことはうそになってしまうわけで、その責任をどうとるかというのは大変むずかしい問題である。

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    2011年09月03日
  • ムサシ

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    09/09/27〜09/10/01 井上さんがいつもこだわること、の一部。言葉ノチカラ、言葉のこわさ。
    武蔵「ことば。ことば。ことば。ことばをもって相手の心を掻き乱し、その出鼻を挫く。ことばは、われら武芸者にとって、最初の、そして最強の武器なのだ。」
    なんだか、井上さんの変わらぬ決意のようにも思える。
    心をかき乱すのも言葉なら、心を結ぼうと必死に発せられるのも言葉(一幕最後、乙女の台詞など)。
    ※参考…『天保十二年のシェイクスピア』より
    佐渡の三代次「ことば、ことば、ことば。言葉には毒がある。たった一つの言葉が蝮の毒よりもよく効く」
    (感想記入…09/10/18)

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    2009年10月18日
  • ムサシ

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    ムサシと小次郎の再対決に他の面々が加わってのストーリー展開。決闘や仇討ちなど命のやりとりする行為の連鎖を断ち切らせようという作者の姿勢がくみ取れて、胸に残った。

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    2009年10月04日
  • 四千万歩の男(三)

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    北海道の測量を終え、帰る道すがら
    今度は探検隊員たちの身の上にさまざまなことが起こる。

    御上の測量方という身分のために政治に巻き込まれたりといそがしい。

    相も変わらず分厚いのにあっという間に読み終わってしまう面白さ。

    今回は江戸帰郷後のお栄の挿話もあって
    すこし目頭が熱くなる。

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    2009年10月04日
  • 青葉繁れる

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    井上ひさしさんらしい、爽やかな青春小説。
    よくある痛い感じの青春ではなくて、ほろ苦さはあるものの、読後感はさっぱり。
    こういうの書きたいなー。
    方言がいい味だしてる。男子校、女子校とか。
    芸妓のお姉さんとか、高校の先輩のラーメン屋とか、隣の元少佐とか、アメリカ人の少将夫人とか、女子校の狐先生とか。
    キャラがいいのは、演劇出身の井上さんならでは。忘れた頃に再登場して、見せ場を作るキャラたち。
    「青葉」のイメージもすごくいい。青春の青、仙台の青葉城の青、若者の青。

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    2009年10月07日
  • 太鼓たたいて笛ふいて

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    何年か前に読んだ。
    井上ひさしの、評伝風の戯曲って面白いんですねー。
    ほかの戯曲もぜひ読んでみたいです。

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    2009年10月25日
  • 私家版 日本語文法

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    文章を書くことに意識的になった頃読んだ文章についてのエッセイ。
    分かりやすくて面白くて役に立った。

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    2009年10月04日
  • ロマンス

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    チェーホフとその周辺の人々を描いた井上ひさしの脚本。こまつ座公演の写真や手書きの原稿も満載されていて、楽しい仕上がりになっている。

    「チェーホフ劇の本質は喜劇、しかも娯楽性に富むボードビルにある」というのが井上の主張。

    第2幕13の「病床の道化師」のトルストイらとの掛け合いからオリガの愛称をたたみかけて呼ぶシーンまでが特によい。

    きちんとチェーホフを読んでみようかという気にさせられた。舞台も観てみたい。

    ノーイメージなので、和田誠の表紙絵が紹介できなくて残念。

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    2009年10月04日
  • 人間合格

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    『人間失格』などをベースにした太宰治の生涯。
    語呂合わせのよい掛け合いが特に軽妙だった。

    作成日時 2007年08月13日 18:32

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    2009年10月04日
  • 自家製 文章読本

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    川端、谷崎、三島、丸谷才一版「文章読本」をふまえた一冊なので、お得感たっぷり。
    井上ひさしさんの言葉に対する感性、そしてこだわりはすごいです。

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    2009年10月07日
  • 四千万歩の男(五)

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    最後はきっとお栄に再会すると思っていたのに、妙に期待させるラストじゃないかーーー! 続編はいつ? それにしても、登場人物一人ひとりが、ほんとうに艶っぽいね。

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    2009年10月04日
  • 四千万歩の男(二)

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    アイヌの地で次から次へと騒動に巻き込まれながら歩く忠敬一行の珍道中。実におもしろい。飽きさせない。読み進むのが愉しくてしかたがない。

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    2009年10月04日
  • 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

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    勉強はし続けながらも、誰かに伝えることも同時にしなくてはならないと思う今日この頃。誰かさんに勧められる1冊です。

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    2009年10月04日